“農のある暮らし”を体感できる 淡路島の滞在型施設
オンエアレポート
2026.04.02
今回、注目するのは、こちらです。「“農のある暮らし”を体感できる 淡路島の滞在型施設」

今回のイノベーターは、パソナ農援隊の常務執行役員、大平孝信さんです。

パソナ農援隊は、
「社会の問題点を解決する」という企業理念を掲げている株式会社パソナグループにおいて、
一次産業の振興により、地域の活性化と持続可能で真に豊かな社会を実現することを目指している会社です。
このパソナ農援隊が運営しているのが、
“農のある暮らし”を体感できる、淡路島の滞在型施設「はたけのリゾート 燦燦Villa(さんさんヴィラ)」。
どのような施設なのでしょうか?
「“農のある暮らし”をコンセプトに、国内外で活躍する9名の建築家が設計し、
最新技術と伝統技術を融合させた、自然循環型滞在施設です」
「全11棟からなり、施設の建材や内装材、アメニティなど、可能な限り、自然素材を使用することで
環境に配慮すると共に、畑や森林など周囲の自然と調和する空間を創出しています」
「滞在者は、農地での宿泊や農業体験などで五感を通じて自然と触れ合いながら
持続可能なライフスタイルを学び、真に豊かなウェルビーイングな暮らしを体感することができる施設です」
こちらの施設で、どのような農業体験ができるのでしょうか?
「時期により体験内容は異なりますが、土づくり、水やり、雑草取り、種まき、収穫などです」

どのような思いがあって、こちらの施設をつくったのでしょう?
「私たちは、衣食住すべてが自然の中で成り立ち、生かされていますが、
現代の生活では自然のありがたさや、農=食そのものが身近でなくなってきています」
「それは、食のあり方や、暮らしの中での消費活動、もの作りを担う企業としての責任を改めて認識し、
これまでの行動を見直し、行動する必要があると感じています」
「そこで、滞在する場所づくりから、自然素材や森林資源を維持・循環する中で必要な木材を無駄なく活用したり、
最新の加工技術を活用することで、あますことなく、農・食・暮らしが循環し、
すべてが一つにつながっていることを改めて体感できる場所として燦燦Villaをつくりました」
施設の場所として、兵庫県の淡路島を選んだ理由は?
「兵庫県淡路島は、日本古代の古事記や日本書紀に登場する『国生み神話』において
日本で最初に生まれた島とされています」
「『御食国(みけつくに)』と呼ばれた淡路島は、かつて朝廷に海産物などを献上していた歴史があり、
日本の食の原点であり食材の宝庫です」
「そして、淡路島には豊かな自然(海・農地・山)があります。
自然の生態系が凝縮されていて、自然体験に適している環境です」
「また、パソナグループは2008年から兵庫県淡路島で自治体や地元の地域関係者と連携して、
様々な人材が集う“人材誘致”による独自の地域活性事業に取り組んでおり、
たくさんのお客様に足を運んでいただくことで、淡路島の地域活性化に繋がると考えています」

オープンしたのは2025年8月。これまでに、どのような方が利用していますか?
「普段なかなか自然に触れる機会が少ない都心部を中心に、ファミリー層や、ご夫婦など、
全国のお客様にご利用いただいています」
「小学生のお客様の中には、初めて畑の土に触れる人がいたり、形が不揃いな野菜をみて、
自分たちが普段、食卓でみる野菜との違いについて考えるきっかけになる方もいらっしゃいます」
年間通して、「農のある暮らし」を体感してもらうために、どのような工夫をしていますか?
「いわゆる『農“業”』としての畑というより、
暮らしの中に取り入れやすい「家庭菜園」に近いコンセプトを掲げています」
「その中で、病害虫の被害を減らし、健やかな育成を促す方法として
コンパニオンプランツなど農薬に頼らずに畑の生態系を整えることができる栽培手法を取り入れています」

日本の農業については、どのようなことを感じていますか?
「一番の課題は、消費者と生産者が物理的にも心理的にも離れていることだと思います」
「燦燦Villaでの体験を通じて、
普段の生活の中で、日本の1次産業について考えるきっかけを提供できればと考えています。
今後は、どのようなサービスを提供していきたいと考えていますか?
「淡路島の四季折々を感じていただけるフィールドワークや
日本の素晴らしいこだわりを持ったアイテム(寝具や様々なアメニティ)を通じて、
真に豊かな暮らしを感じていただけるサービスを提供していきたいと考えています」

日本の農業について考えるきっかけになる「はたけのリゾート 燦燦Villa」の運営、これからも応援しています。
