“いつでも同じ野菜がとれる”完全密閉型の植物工場
オンエアレポート
2026.04.16
今回、注目するのはこちらです。「“いつでも同じ野菜がとれる”完全密閉型の植物工場」

今回のイノベーターは、株式会社プランテックスの代表取締役社長、山田耕資さんです。

株式会社プランテックスは、どのような会社なのでしょう?
「プランテックスは、独自開発の完全密閉型栽培装置と植物成長制御ソフトで、
多品種・高付加価値植物を効率的かつ安定的に生産する持続可能な人工光型植物工場を実現し、
世界の食と農に新たな常識を創出します」
“いつでも同じ野菜がとれる”完全密閉型の植物工場。こちらは、どのような工場なのでしょうか?
「野菜の成長に必要な空間を棚ごとに完全密閉し、外部環境の影響を完全に遮断しているのが特徴です」
「水温や湿度、光量など最大28項目の環境パラメータを棚ごとに個別制御することで、
理想的な生育環境をデジタルに再現。
これにより、天候に左右されず、“いつでも同じ品質”の野菜を計画的に生産・収穫できます」
「また、高度な密閉管理により虫の侵入や汚染リスクがないため、農薬を一切使用しない“無農薬栽培”が可能。
安全・安心な野菜を安定して供給できる仕組みです」

「従来の植物工場」との違いは?
「一般的な建屋内での開放型栽培では、空間全体の空調管理にとどまるため、
場所によって温度や湿度、光の強さにどうしてもムラが生じてしまいます」
「また、人が活動する空間ではCO2(二酸化炭素)濃度を極端に高めることが難しく、
植物の成長を最大限に引き出すには限界がありました」
「一方、弊社のシステムは棚単位で環境を独立制御しており、
水温や湿度、光量など最大28項目のパラメータをデジタルで精密に管理します」
「密閉された極小空間だからこそ、光合成を劇的に加速させる『高濃度CO2施用』を
安全かつ効率的に行うことができ、
365日24時間、常に野菜にとっての『理想的な瞬間』を再現し続けることができます」

どのような野菜を栽培できるのでしょう?
「レタス、バジル、ルッコラ、ベビーリーフなどです」
「量産化にまでは至っておりませんが、研究の段階においては、葉物に限らず、果菜類、根菜類など
多種さまざまな植物が栽培を実現しております」
栽培期間は、露地栽培(畑で栽培)と比べると、早いのでしょうか?
「露地栽培に比べると、3分の1の期間で収穫することが可能です」
こちらの植物工場で栽培した野菜の特徴は?
「一般的な工場野菜はどこか『ひ弱』なイメージを持たれがちですが、
弊社の野菜は、一目見てわかるほど葉の緑色が濃く、実際に手に取ると驚くほど肉厚で、
しっかりとした食べ応えがあります」
「光の波長を最適にコントロールしているため、野菜本来の旨みが凝縮されており、味が非常に濃いのが特徴です」
「特にバジルやルッコラなどは、香りの成分やピリッとした辛みが強く、
これまでにないパンチの効いた味わいに仕上がっています」

こちらの植物工場は、どのような思いがあって開発したのでしょう?
「2050年には食料は1.7倍必要となる、食料生産に伴う水や肥料などの資源の枯渇、環境負荷の増大、
後継者問題、気候変動・異常気象への対応など、多くの課題を抱える中、
地球環境にやさしく、世界一美味しく、立派で、洗わないで食べられる安全な植物を、
場所や天候に左右されず、世界中のどこにでも安定供給できる新たな植物生産システムを通じて、
世界の食と農に新しい常識を創出したいという思いがあり、完全密閉型の植物工場を開発いたしました」
こちらの植物工場、すでに販売しているんですか?
「2022年に植物工場を販売し、その工場では3年以上、安定したレタスの生産と出荷を実現しています」
課題だと感じていることはありますか?
「我々の事業は、食のさまざまな問題を解決し、
さらには、より美味しく健康で 安全な食生活を実現することができると思っています」
「日本に限らず、世界中で植物工場が必要とされており、世界規模での巨大な産業が生まれると思っています」
「その巨大な産業をつくるためには、
例えば、ものづくり企業や流通企業、さらには研究者や政府との協力関係が必要です」
「課題は、一緒に産業を作るパートナーを見つけ出すこと、
また、win-winの関係性を構築し、強力に事業を推進していくことです」

より美味しく健康で 安全な食生活を実現するための取り組み、これからも応援しています。
