AIでブドウの栽培期間を短縮する技術
オンエアレポート
2026.05.14
今回、注目するのは、こちらです。「AIでブドウの栽培期間を短縮する技術」

今回のイノベーターは、ノウタス高槻農園の取締役社長、岡木宏之さんです。

ノウタス高槻農園は、大阪府高槻市と神奈川県横浜市を拠点にぶどうの生産を行っている農園。
耕作放棄地の再生や新品種の研究、データを活用した栽培技術の開発にも取り組んでいる、ということです。
岡木さんは、いつから、ブドウの栽培をしているのでしょうか?
「大正時代から続く、ぶどう農家の家に生まれて、子どもの頃から自然と栽培に関わってきました」
「その中で、経験や勘に頼る部分が多いという課題を感じるようになり、
今はテクノロジーで、その課題を解決していこうと取り組んでいます」
「AIでブドウの栽培期間を短縮する技術」、こちらは、どのような技術なのでしょう?
「温度や水分などの環境データとカメラ映像をもとに、ぶどうの状態を数値で把握し、
最適な環境に調整していく技術で、特許も出願中です」
「1本の樹に対して1房だけを育てて栄養を集中させながら、データに基づいて管理することで、
生育のばらつきを抑えつつ効率的に成長させています」

栽培期間は、どのくらい短縮できたのでしょうか?
「実証段階ですが、苗木を植えてから収穫まで従来3年以上かかる栽培を、1年未満に短縮できています」
栽培期間を短縮して育てたブドウ、食べてみて、いかがでしたか?
「実際に食べていますが、大きく品質を落とすことなく栽培できています。
むしろ水分量を調整することで、甘みの強いぶどうが収穫できる可能性を感じています」
どのような思いがあって、こちらの技術を考えたのでしょう?
「農業は魅力的な仕事ですが、時間や経験に依存する部分が大きく、参入のハードルになっています。
そういった課題をテクノロジーで解決して、より多くの人が関われる農業にしたいという思いで取り組んでいます」
現状、課題だと感じていることはありますか?
「再現性と環境制御の精度です。安定して同じ結果を出せる状態にすることが課題です」
「現場での検証を重ねて、再現性を高めていきたいと考えています」

岡木さん、今後については
「この技術を標準化して、いつでもどこでも誰でも果樹栽培ができる形にしていきたいです」とお話しされていました。
農業を次の世代につなぐための取り組み、これからも応援しています。