『農家さん』『アスリート』『企業』が連携する地域循環型モデル
オンエアレポート
2026.06.18
今回は、こちらに注目します。「『農家さん』『アスリート』『企業』が連携する地域循環型モデル」

今回のイノベーターは、NPO法人 Green Days Japanの農地・地域コミュニティ統括、上本浩之さんです。
上本さんは兵庫県丹波篠山市で黒枝豆を栽培されている農家さんです。

Green Days Japanは、どのようなNPO法人なのでしょうか?
「Green Days Japanは、耕作放棄地の再生や、農業の担い手不足といった地域課題に向き合うNPO法人です」
「私たちは、単に一枚一枚の田んぼを守るというよりも、地域全体の農地を、どう次の世代につないでいくか、
という視点で活動しています」
「具体的には、丹波篠山市などを起点に、地域の農家さん、アスリート、企業の皆さんと連携しながら、
農地の管理・再生、担い手づくり、収穫されたお米の活用までを一体で進める地域循環型のモデルづくりに
取り組んでいます」
どのような思いがあって、立ち上げたのでしょう?
「私がもともと地域の現場に深く関わる中で、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加を強く感じ、
理事長の藤原由樹に相談していました」
「農地は一度 荒れてしまうと、もう一度使える状態に戻すのに大きな労力がかかります。
だからこそ、今のうちに地域の農地を守り、次の世代へつなぐ仕組みをつくる必要がある、
という思いがありました」
「また、藤原は元プロのオフロードライダーとしてアスリートのセカンドキャリアや、
企業が地域課題に関わる新しい形にも可能性を感じていました」
「農業、スポーツ、企業支援を別々に考えるのではなく、それぞれがつながることで、
地域に持続的な循環を生み出せるのではないか。
そうした思いを藤原が形にし、NPO法人として活動を始めました」

『「農家さん」「アスリート」「企業」が連携する地域循環型モデル』。
こちらについて、詳しく教えてください。
「このモデルでは、まず地域のプロ農家さんが持っている知識や技術を軸にして、
アスリートが農作業や営農支援に関わります。
そして、企業の皆さんには、その活動を継続的に支えるパートナーとして参画していただきます」
「たとえば、収穫されたお米を企業の福利厚生として社員の方に届けたり、
社員やご家族が農業体験に参加したりする形です」
「つまり、農家さんだけに負担をかけるのではなく、アスリートが新しい担い手となり、
企業が継続的な支え手となる。
そして、その結果として地域の農地が守られ、企業や社員の方にも地域とのつながりが生まれる。
そうした循環を目指しています」
この地域循環型モデル、今はどのような状況なのでしょうか?
「Green Days Japanは、2025年12月にNPO法人として設立しました」
「活動自体は、地域の農地や農家さんとの関わりの中で少しずつ積み上げてきたものですが、
法人化以降、企業や地域との連携をより具体的に進めている段階です」
「現在は、丹波篠山市を起点に、農地の管理・再生、企業との連携、アスリートの関わり方などを
一つずつ形にしているところです」

今後については、どのようなことを考えていますか?
「まずは丹波篠山市をはじめとした地域で、農地を守る実践をしっかり積み上げていきたいです。
そのうえで、プロ農家さん、アスリート、企業、地域の方々が
無理なく関わり続けられる仕組みをつくっていきたいと考えています」
「将来的には、このモデルを他の地域にも広げていき、耕作放棄地の再生や担い手づくり、
企業の地域貢献が一体となるような取り組みにしていきたいです」
「農業を“誰かが守るもの”ではなく、食べる人、働く人、地域に関わる人みんなで支えるものにしていく。
そのきっかけをGreen Days Japanとしてつくっていきたいと思っています」

まだ始まったばかりの、この取り組み。
今後は「農家さん」「アスリート」「企業」が連携し、地域に持続的な循環を生み出していくことを
期待しています。
