JA全農プレゼンツ2026秋 稲刈り体験・田んぼの生きもの調査
オンエアレポート
2026.10.29
今回は川瀬さんがJA全農のイベントに参加した様子をご紹介します。10月3日、神奈川県伊勢原市で開催された
「JA全農プレゼンツ2026秋 稲刈り体験・田んぼの生きもの調査」。
薄雲のかかった優しい秋空の週末、
神奈川の名峰・大山を望む田んぼに14組38名の親子が集まりました。

まずは、田んぼ近くの大田公民館で開会式。
準備を整えて、徒歩5分足らずの田んぼへ向かいます。

稲刈りは子供も大人も鎌で行います。
まずは、今回の講師「農と生きもの研究所」の谷川徹さんが、
危険がないように現場でしっかりとレクチャー。

開催日直前まで台風接近も伝えられる天候だったため、
足元はぬかるんで不安定な状態でしたが、
すぐにザッ、ザッと稲を刈る音があちらこちらから立ち始めます。

自らの手で稲刈りの感触を体験した後は、
その田んぼや周囲にはどんな生きものがいるのか?
生きもの調査がスタートです!

お子さんたちからは、稲刈りよりも大きな歓声があがります。
田んぼではバッタやトンボなどの昆虫が、そして水路には
ヤゴ、タニシ、ヌマエビ、スッポンなど実に様々な生きものが!
「今までトンボを見たことがなかった!」と驚くお子さんもいて、
田んぼが支える豊かな生態系に触れて大興奮の様子でした。
ちなみに、なぜ田んぼが陸上にあるのに、
エビの仲間やスッポンまでいるのか…分かりますか?
実は、田んぼのそばを流れる川が大雨などで増水した時に
流れ込んで、田んぼで生きることになると考えられています。

短い時間の中でも、自らの手で稲を刈ったり、
普段の生活では出会えない様々な生きものに触れて、
濃密な時間を過ごしたお子さんたち。
それを時に見守り、時に一緒に楽しんだ保護者の方々からは
様々な感想を伺うことができました。

「田んぼに生きものがいるのは知っていたけれど、
実際目にすると知らない生きものがたくさんいて、
そういう命の繋がりからお米が出来て、
自分たちの命に繋がっていることを深く感じることができた」
「お米を残してはいけないと日頃から言っているが、
今日の体験でその理由がより伝わったのではないかと思う」
「子供たちの名前には稲穂の“穂”の字を付けている。
農家の方が作ってくれて美味しいごはんになることを感じたし、
いつまでもお米を食べて過ごせたらいいと思いました」
「稲を育てるゲームをやって実際のお米作りに興味を持ったので、
子供と参加してみた。これからも有難くお米を食べていきたい」

公民館に戻った後は、見つけた生きものを分類する報告会。
一人が見つけた生きものは僅かでも、
全員で出し合うと実に様々な生きものが!
改めて田んぼが育む生物多様性のスケールが実感できました。

講師の谷川徹さんからは、こんなメッセージを伺いました。
「田んぼって、何となく遠くから見て“あ~田んぼだねぇ”と
思っていたのが、今日のような体験をすることによって、
あの田んぼにどんな生きものがいて、どんな人が作っていて、
どういう思いなのかを考えるようになります。
全国にはそれぞれ地元の推奨品種と呼ばれるお米があるので、
ぜひそれを食べて、そのお米がどういう所で出来ているのか
思いを馳せて欲しいと思います」

皆さんの地域には、どんな銘柄のお米があるでしょうか。
スーパーに行けば全国の様々なお米が並んで目移りしますが、
そんな時、とにかく一度は地元のお米も選んでみてください。
そして、そのお米について調べてみてください。
お米には、気候や風土、水や土壌、そして生物多様性など、
地域の自然環境が凝縮されています。
地元のお米や田んぼを知ることが、
あなたの暮らしを知ることになるのかもしれません。
