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ECC WEEKEND CONNECTION

アルバム「イマジン」から英語のフレーズを勉強してみましょう。

ECC WEEKEND CONNECTION / 2021.10.08 update
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明日、10月9日は、ジョン・レノンの誕生日です。

そして、そんなジョン・レノンと、オノ・ヨーコさんが作ったアルバム「イマジン」は、今年発売50周年を迎えました。1971年に発表された「イマジン」。平和を伝える曲として世界中で愛されてきたこの曲ですが、なんと、これまでにカバーしたアーティストは200組以上もいるんです。

先月、9月9日には、アルバムリリース50周年を記念して、ロンドンの国会議事堂、セント・ポール大聖堂、リバプールのロイヤル・リバー・ビルディングとリバプール博物館、ベルリンの壁、さらにはニューヨークのタイムズ・スクエアなど、世界中の有名な建築物 に、「イマジン」の曲にある “あの”有名なフレーズが投影されました。

そのフレーズは、もちろんこちら。

「Imagine all the people living life in peace. 」

「想像しよう、すべての人々が平和に暮らしていることを。」


LIVING LIFE、暮らす。

訳すととてもシンプルになってしまいますが、
英語のLIFEには3つの意味があります。

命、生活、人生。

なので、同じLIVING LIFEでも
命を生きている、生活をしている、人生を過ごしている。
もし、同時に3つの意味が聞こえてくる感覚になれたら、
きっと今までよりも奥行きをもってこの言葉を感じられるようになると思います。

命、生活、人生。
LIFEって素敵な単語です。

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「イマジン」といえば、記憶に新しいのが、今年のオリンピックでも、この「イマジン」がパフォーマンスされたこと。

実は、「イマジン」は、平和を象徴する曲として2012年ロンドンオリンピックの閉会式や、2018年の平昌オリンピックの開会式など、過去のオリンピックでも演奏されているんです。東京では、ドイツの作曲家ハンス・ジマー氏がアレンジしたバージョンの「イマジン」がパフォーマンスされましたが、このパフォーマンスを受けて、ヨーコさんはツイッターで、“Imagine”がジョン・レノンとオノ・ヨーコの、何を体現しているかについてコメントしています。

その中に出てくるフレーズがこちら。

「The song ‘Imagine’ embodied what we believed together at the time. 」

「’Imagine'という曲は、当時私たちが共に信じていたことを体現していました。」

The song 'Imagine' イマジンという曲は
embodied 体現していました
what we believed together 私たちが共に信じていたことを
at the time 当時

embody は体現する、具現化するという意味の単語。

ツイッターでは、このあともヨーコさんの言葉が続くのですが、
それぞれ西洋から来たジョンと東洋から来たヨーコさんが出会い、
互いにインスピレーションを与えあう中で2人が心に思い描いたことが
この「イマジン」であるとおっしゃっています。

とくにアイデアやコンセプトなど、
形のない抽象的なものが具体的に形あるものになったとき、
embodyを使います。

まさにお二人の出会いの背景、考え方、アートの姿勢など、
その見えない全てがイマジンという曲で体現されたからこそ、
今も私たちに届いているんですね。

とても素敵なツイートでした。

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