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TOKYO FM

MUSIC WORLD MAP 〜Ariana Grande〜

ON AIR REPORT / 2021.08.23 update
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音楽で世界を知る/歴史を知る企画 『MUSIC WORLD MAP』
Vol.6 Ariana Grande「Somewhere Over The Rainbow live at One Love Manchester」 (2017)

2017年5月22日。
マンチェスター・アリーナで開催されたアリアナ・グランデのライブ終了直後に犯人が自家製爆弾を爆発させて、22人が亡くなり、1,000人近くが負傷するというテロがありました。

事件後、アリアナ・グランデは、大きなショックから自分のツアーをすぐに中止します。
ファンの間からはこの先、完全に立ち直ることはできないんじゃないか?ショックで音楽活動を休止するんじゃないか?
そんな風に言われていたのですが、事件当日からわずか12日後の6月4日。
アリアナ・グランデは事件の被害者および家族を支援することを目的としたフェス「One Love Manchester」を開催します。
ロンドンでもテロが発生したばかりで、またテロが起きるのでは?という心配があるにも関わらず、5万枚のチケットは数分で完売。

コールドプレイ、ジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、テイク・ザット、ファレル・ウィリアムスなど、錚々たるラインナップがアリアナ・グランデのもとに駆けつけました。
音楽を通して、アーティストとお客さんが1つのテーマを考えて、やっぱりテロに屈しないという力強いメッセージを発信しました。

そんなライブの中でアリアナ・グランデが歌ったのが「Somewhere over the rainbow」


「虹の向こうの空は青く 信じた夢はすべて現実のものとなる。」

「目覚めたら雲が遠く過去のものとなる。すべてのトラブルはレモンの雫となって屋根の上へ溶け落ちていく。。。」


曲の後半、感極まって歌えなくなってしまうんですが、観客がアリアナ・グランデを後押しして、なんとか最後まで歌い切る。。。そんな会場の様子が手に取るように見えてくる一曲。
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2019年のインタビューでアリアナグランデは、『私たちは、確かに最善を尽くしたけど、結局は何もできていないと思っている。お金は集められた事をよかったけど、犠牲者は、戻ってこないから・・・』

そして、今年の5月21日にインスタグラムでは、「悲痛は常に存在していて、それに対する私たちの関係性も常に進化し、日々違う形で年中現れます。この記念日が楽になることが決してないのは分かっています。今日、私があなたのことを思っているということを心に留めておいてください。マンチェスター、今日もこれからもずっと私の心はあなたと共にあります。」とコメントしています。


アリアナグランデは、白黒付けられるような事じゃない事。そう言ったことに常に両方の言葉を届けてくれる。ここに優しさが見えてくるので、
アリアナグランデと同世代の人には、アリアナのことをもっと身近に感じで欲しい。」(LOVE)



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(*1週間聴取可能です)

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