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TOKYO FM

Message in the Music/Charles Lloyd w. Willie Nelson

ON AIR REPORT / 2022.06.15 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」

今日紹介いただいたのは
Charles Lloyd w. Willie Nelson「Last Night I Had The Strangest Dream」

今日は、朝鮮戦争の真っ只中。赤狩りが行われていた時代に生まれた楽曲について。

ウクライナの前線近くで2組の若いカップルの結婚式が行われるニュースをみた。
束の間のホッとする感覚を覚えるのでしょう。しかし、結婚式を終えてまた新郎新婦は兵隊の仕事に戻る。

今から6年前、若い時から好きだったサックス奏者のチャールズ・ロイドがマーベルズというグループを組んだ。
ベースとドラムはおなじみのメンバー。そこに、ビル・フリゼール、グレッグ・レイズというギターメンバーを追加して5人で素晴らしいアルバムを製作。
フォークや讃美歌、反戦歌などもある。

中にはゲストにウィリー・ネルソンがボーカルに入った「Last Night I Had the Strangest Dream」という曲もある。
Ed McCurdyというフォークシンガーが1950年に作った曲だった。当時は朝鮮戦争の真っ只中で赤狩りが行われていた時代。

「昨日の夜、奇妙な夢をみた。」
「世界中の人が戦争を辞めようと合意した内容の夢。」
「こんな夢は見たことがない。」

朝鮮戦争の真っ只中。赤狩りが行われていた時代に生まれた楽曲。
非現実的なモノだというニュアンスを含んだ内容だと思うけれど皆さん自身で判断してほしい。

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