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TOKYO FM

Message in the Music/Impressions

ON AIR REPORT / 2022.06.29 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」

今日の選曲は、7/10(日)に行われる(*期日前投票期間は:6/23(木)〜7/9(土))参院選にも少し関係のある話で自分の頭で考えるその大事さを伝える曲でもありました。

Impressions「 Choice Of Colors」 (1969)

60年代の終わりごろ、カーティス・メイフィールドがImpressionsのリーダーだった頃に作った曲。
人種問題は黒人と白人が分かれてしまう印象があるけれど、カーティス・メイフィールドは非常に思慮深く、メッセージ性のある曲が多い人。この曲は、とてもバランスの取れた客観性を持って作った曲。 

「色を選ぶことができるなら、どちら(白人か黒人か)を選びますか?」という歌詞でどちらか1つを選ぶ必要はないと伝えています。

「白人の先生を憎しむように、誰が指示したの?」「黒人の伝道師を愛するように誰が指示したの?」

要するに、自分で考えなさいと伝えている。周りの人が悪いと言ってるから、悪い。いいと言ってるから好きになる。ではなくて、当たり前のことを、意外にも自分で考えて判断する余裕を持っていない人が多い気がする。特に今のアメリカの政治は、TV、ネットを見ても条件反射しているように見える。も

ちろんアメリカだけの話ではないと思うけれど、 こういう曲を聞くと、自分も先入観で動いているのではないかと思ってしまう。
皆さんは、どうでしょうか?



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