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TOKYO FM

Message in the Music/The Specials

ON AIR REPORT / 2022.07.06 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」

今週の選曲は7/10(日)に行われる(*期日前投票期間は:6/23(木)〜7/9(土))参院選について考えさせられる曲。

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The Specials(Special Aka)「Racist Friend」 (1984)

・タイトルはRacist Friend=人種差別主義者の友達
・この曲を思いついたのはtwitterでの書き込み。とある在日外国人が電車に乗っていたところ、向かいの二人の男がその方を見て「添乗員付きのパッケージツアーから逃げてきたんじゃないかな。外国人はルールーに従わないからな」という話をしていた。
・<添乗員付きのパッケージツアー>というのはコロナ渦が落ち着いてきた今、外国人が唯一利用できる日本でのツアーシステム。
・こういった思い込みの差別的発言は珍しい事ではない。
・バラカンさん自身も似たような経験がある。その人がレイシストかは分からないが、民族や人種に対する思い込みを持つことはやめてほしい。
・差別的感覚が全くない人はこの世におそらくいない。だから、極力抑える、それしかない。
・歌詞の内容は…「もし君に人種差別主義者の友人がいたら、今こそその関係を終わらせるべきだ。兄弟。いとこ、叔父さん、恋人だろうと縁を切るべきだ」と訴えている。相当強い口調で歌っている。
・白人と黒人が混ざったこのグループならではなのだろう。
・日本の人口の中で外国籍の人が占める割合は先進国の中で最も少ない。これから高齢化社会で、日本の経済レベルを維持するためには、色々な国からどんどん人を受け入れていく必要がある。


「どういう国を作りたいかを考えながら、選挙では投票してほしい。」

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