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アーティストLOVEがお届けしています。

TOKYO FM

Message in the Music/「Small Town Talk」

ON AIR REPORT / 2022.08.22 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」
今月は『サマーキャンペーン2022 Back to the Summer! 〜あの夏の音〜』と連動。1ヶ月間、夏をテーマに選曲してくれてます。

今日お届けした曲は、
Bobby Charles「Small Town Talk」 (1972)

今日は、夏の大愛聴盤から紹介。
ちょうど50年前の1972年の発表されたBobby Charlesというシンガーソングライターのアルバムです。

Bobby Charlesという人は、アメリカ・ルイジアナ州の南部、
ちょうど日本と同じような高温多湿のところで生まれ育った非常にのんびりした感じの音楽を作る人でした。
彼の50年前の名盤だ、という言い方をさせていただきますけど、
これをルイジアナではなく、彼がいろんな事情で流れついていた、
ウッドストックに居るときに作ったアルバムです。

曲のタイトルは「Small Town Talk」、小さな町のうわさ話。
うわさ話をテーマにした曲なんですね。
小さな町でみんな、他の人がやっていることを見て、なんかちょっと気に食わないことがあると、
その人がいないところでうわさ話をしていて、それを気にしていたら何もできない。
だから、その小さなコミュニティで、人々がお互い裁くようなことを言っていたら、
みんな傷つくことになるからやめようよ、という
単純と言えば単純なんですが、非常に心に刺さる曲だと思います。
SNSが異常な影響力を持つ今の時代にこそ、こういう曲をよく聴きたいです。

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