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TOKYO FM

Message in the Music/Stevie Wonder

ON AIR REPORT / 2022.11.07 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」

今週は、Stevie Wonderの大名盤「Talking Book」がリリースされてちょうど50年。
と言うことで、Stevie Wonder特集をお届け。

今日お届けした曲は、
Stevie Wonder「Superstition」

この曲、音的にもクラビネットというまだまだ新しいキーボードで、スティービーのファンキーなその演奏が当時話題に。
「Superstition」ですから、「迷信」という話。「Very Superstitious」という言葉が何度か出てくる。
「迷信を信じやすい」そういうニュアンスの言葉。

梯子の下を通ると、その梯子が自分の上に落ちるかもしれない
13ヶ月の赤ちゃんが鏡を割ってしまった。


など、次々と迷信が並べられている。
それで、自分が理解できないものを信じてしまうと苦しみますよ。迷信は信じない方がいいぞ、そんなことを言っている。
この曲が出た頃は、ラジオで何度も聴いてレコードでも聴いて、歌詞は頭に入っているけど、そんなに深く考えてなかった。
最近陰謀論がいたるところに出てきている。
そういうものを理解せずに、調べもせずに信じ込んでいる人たちがどれほど多いか。
それによって今の世の中がどれだけ分断しているか。
それを考えればスティービーが50年前に作ったこの曲が、今の世の中にもすごく響くと思う。

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