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2009年01月18日

1月17日

こんにちは、コガです。
1月17日は阪神淡路大震災から丸14年。
そして、防災とボランティアの日でした。
あの大地震から、もう14年が経ったんですね。
私は当時高校1年生で、福岡から修学旅行で
長野県に行っている最中でした。

(余談ですが、わが母校は勉強に差し支えないようにと
 1年生で修学旅行に行くのです。修学・・・?)

当日、長野から新幹線で一路、福岡に帰る予定だったのに
何故か全員新幹線を降ろされたのが名古屋駅。
混乱を避けるためか、先生からは何も知らされず、
雪で新幹線が止まったらしいよ、とか
とりあえずお弁当買いに行こうか、など
わいわいしていました。

一旦、改札を出て、名古屋駅前の広場へ。
そこにあった街頭スクリーンに映し出されたニュースで
私達は初めて事の重大さを知りました。
全員、一瞬にして言葉を失ったのをはっきり覚えています。
そこからはバスで陸路、移動。
でも、どこをどう通過して帰宅するのか
やはり知らされず。
恐らく、先生達も分からなかったのだと、
今となっては思います。

疲れて車内が寝静まる中、
私はずっと車窓から外の景色を見続け、
どうやら天理を抜けて大阪方面に向かおうと
しているらしいということを知りました。
着いたのは確か泉大津の港で、そこからフェリーへ。
フェリーの窓から、遠い右岸の空が
赤く燃えているのを見つめました。
この経験は、私がいまTOKYO FMで
防災キャスターを担当させて頂いていることに
何かつながっているのかな、と思うこともあります。


地震への備え。
それでも、なかなか機会がないとできないことですよね。
ついつい、『今度しよう』、
『自分もしなくちゃね』なんて思いながら
結局何にも用意できていなかったり。
この機会に、あなたも是非とも備え、してみて下さいね。


ちなみに、私が担当する番組でも先日ご紹介した
いま話題になっている『本棚に入る防災セット』。
レスキューナウ.netさんが販売されているものです。

置き場にちょっと困ってしまう防災グッズですが、
これはとってもコンパクト。
参考資料に、と1つ頂くことができたので、
内容をちょっとご紹介。
ちなみに、TOKYO FMのショップサイトの
ここ でもチェックできます。




こんなサイズ。A4なんです。コンパクト!



開けてみますね。



詳細はこんな感じ。



実際の中身。



ブランケットも入っています。
これ、本当に優れものなんですよね。
メーカーは異なりますが、
私も外仕事などで寒いときに備えて
かばんにひとつ入れていくことがあります。



ペーパー歯磨きも。
このセットは被災者の声を取り入れた内容と
なっているそうなので、
私達が普段なかなか考え付かないものも入っています。
これなら、被災地で水がなくても歯磨きできます。



お約束です、食べてみました非常食(笑)



これ、すごく美味しくてびっくり!
バター味が濃くてうまうま。
カロリーは・・・1本100キロ強。
いざというときにはしっかり栄養をつけてくれます!



そして、これが災害時にはやはり必要!
ちゃんと軍手も入っています。
作業のためだけでなく、寒さをしのぐにも重要ですね。


これを参考にして、あなたも是非
自分に合う防災グッズを選んだり、
考えてみたりして下さいね!
投稿者: 古賀涼子
こんにちは、コガです。
このところ、急激にお天気が変わることが多く、
大雨洪水警報が出ることもしばしばですね・・・
都心部では局地的な豪雨になると
『都市型水害』に注意が必要です。
これは本当にヒトゴトではなく、
都心で生活する私たちにとってはジブンゴト。
地震よりも雨はもっと身近だからこそ
ピンとこないと言う方もいるかもしれませんが、
身近だからこそしっかりと備えなくてはいけません。

8月4日から5日にかけて、東京は集中豪雨に襲われ、
豊島区の下水道管で作業をしていた5人の方が
流されて亡くなりました。
さらに、千代田区をはじめとする都内の様々な場所で
浸水や陥没の被害も出ています。
豊島区の事故では、当初、まだ雨が降り出したばかりで、
下水道管の中も水の量はひざ下およそ30センチぐらいだったそうです。
ところが、わずか10分で腰のあたりまで水が一気に増え、
そこに、突然、激流が流れてきて、5人の方は流されたといわれています。

なぜ、現場ではまだ雨はそんなに強くなかったのに、
このような激流に飲み込まれたのか。
実は、今回の下水管は汚水と雨水を一つの管で流す
「合流式下水道」というものでした。
そして、例えば現場ではほとんど雨が降っていないようなケースでも、
周辺のどこかで集中豪雨が起きると、
アスファルトやコンクリートで道路が舗装されているような都市部では、
雨水、下水管に流れ込まざるを得ないため、
あっと言う間に下水道がこのように激流になることがあります。
さらにこの雨水、下水管での処理能力を超えてしまうと、
道路などに溢れて冠水したり、下水管を逆流して
低い土地でなくても浸水したりします。
今回のケースは、まさにそうでした。

これが、私たちが豪雨でいま最も気をつけなければならない、
『都市型水害』です。

では、都市部で集中豪雨に遭遇したら
どうしたらいいのでしょう?

?まずは今後の雨の状況や、
 避難に関する勧告や指示が出ていないかを必ず確認して下さい。
 避難の指示が出ていない場合は、なるべく出歩かない。

?避難の指示が出ている場合は、車は使わず、
 脱げにくく歩きやすい靴をはいて、
 長い棒を杖代わりにして、安全を確認しながら歩きます。
 道路が冠水しているときはマンホールの蓋が外れて
 穴に落ちたり、側溝に落ちたりする危険性があるからです。
 誰か他の人と冠水した道路を避難する際は、
 お互いの体をロープで結び付けるなども有効です。

 ?仮に地下にいる場合は、
 換気扇から水が浸入してくることもありますし、
 扉など、水圧で開かなくなることも考えられます。
 集中豪雨のときには地下から早めに避難する、
 そして地下に行かない。

豪雨災害が増えているいま、このような雨への正しい知識も
是非身につけて下さいね。

投稿者: 古賀涼子
間もなく、阪神・淡路大震災から数えて13回目となる
1月17日がやってきます・・・
6400人以上の方が亡くなって、日本に深い傷を残しましたが
あの震災をきっかけに、いま増え続けているものがあります!

           『市民救命士』

市民救命士とは、けがなどの応急手当ができるように
心臓マッサージや人工呼吸の方法、
最近ではAEDの使い方も含めた講習を受講して、
一定の基準に達した人のことです。

総務省消防庁は93年度から、
救命講習に関して全国で統一した内容を定めているんですが、
その講習を受けると神戸市などでは『市民救命士』として認定、
『市民救命士』という言い方をしていない他の自治体では
修了証を渡していたりします。

神戸市では昨年末の時点で、なんと人口の2割にあたる人が
市民救命士となったそうです。すごい数字ですよね!

一方で、私たちの住む東京は・・・と言うと。
救命講習を受けた人の割合は、なんとその半分だそうです。

私たちももっと、家族や大切な人の命を
自分の手で救いたですよね。
では、救命講習ってどうやって、どこで受ければいいのか。

今回は、消防で行なっている救命講習についてご紹介します。

★2時間から3時間で終わる普通救命講習
★8時間ほどかかる上級救命講習

この2種類があるんですが、まずは普通救命講習。
人工呼吸や心臓マッサージ、止血法、AEDの使い方などを
学ぶことができて、麹町消防署などで受けることができます。
教材費は1400円!

上級救命講習は普通救命講習に加えて、
けがの手当て、搬送方法などもみっちり学べます。
こちらも都内の消防署で受けることができて、教材費は2600円。

いずれも、電話のほかにインターネットでも受付を行なっています。

私は近々、上級救命講習を受けます。
だって、大切な人が、自分の横で深くけがを負ったときに
何もできずにただオロオロしたくはない!ですもんね。
あなたも、大切な人を自分で守るために。
是非、講習を受けてみてはいかがでしょうか。

詳しくは、こちらをクリック!

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm

東京にお住まいでない方は、各都府県の消防をチェックして下さいね。
投稿者: 古賀涼子