いつもよりフェミニンな視点でエコを考える今週の『Hummingbird』、
今日スタジオにお迎えしたのは、『オネエ★MANS』でも大人気の、マロンちゃんです!


(今日はいつものボーダーシャツではなく、シックな装い。それも素敵です♪)

マロンちゃんといえば、フードスタイリストとしてメディアでも大活躍でいらっしゃいますが、
そもそもは料理研究家、そしてインテリアスタイリストのアシスタントを経て、
1983年に、日本のフードスタイリスト第1号になられた、
輝かしい経歴をお持ちでいらっしゃいます。
そもそも、どうしてお料理に興味をもたれたんですか?

「うちは農家だったから、やっぱりおばあちゃんの影響が大きかったわねー。
苦労してお野菜作ってるの見てるでしょ?
泥のついた、味の濃いおいしいお野菜もいっぱい食べたし、
そういうの、無駄に出来ないって思ったのよね。」

そうなんです。マロンちゃんのお料理の根底に流れているのは、おばあちゃまに対する愛情。
だからマロンちゃんのお料理は、あんなにあったかいんでしょうね。

「でも、最近の子達は想像力が足りないのよ。コンビニで買ってくるおにぎりだって、
ちょっと焼いてお出汁かなんかかければ、あったかいしとってもおいしくなるのよ。
そういう工夫が出来ないのよねー。」

これには編集長ものけぞってビックリ!
「コンビニのおにぎりなんて、それ自体で完成形だと思ってたけど、
そんな工夫の仕方があるんだ!」と、新たな発見に大喜びの様子でした。

「それに例えば料理するときだって、トマトならまず、
丸のままの真っ赤な美しい色をじっと見るのよ。そして薄く切ってみて香りをかぐ。
その後に少し小さく切って、そのモノのおいしさを味わってみる。
その後に料理すれば、『トマト』ってモノがより一層オモシロくなって、料理だって楽しくなるわよ。」

なるほどねー。
忙しい私たちは、ついお料理も急いで、簡単に、って済ませてしまいがちだけど、
そんな風にちょっとだけ素材に愛情を持つことで、お料理の仕上がりも変わるのかも知れません。
そしてそんな風に素材や地球に感謝して、おいしくモノをいただく時間は、
私たちの生活に潤いを与えてくれるに違いありませんよね。

さて、フェミニンなオネエさま方をお迎えしてお送りしてきたこの4日間、
私が一番実感したのは、彼女たちに共通する、「周りの人・モノ全てに対する深い愛情」。
1番大切なのはわかっているのに、ついつい忙しさにかまけておろそかにしてしまいがちな、
周りの人やモノに対する思いやり。
それを彼女たちは、どんなときもしっかりと持っているようにお見受けしました。
だから今、現代人の私たちは、彼女たちに癒されてしまい、
そんなオネエさまたちは、あちらでもこちらでも大ブレークしているのかも。

オネエさまたちみたいな人がもっといっぱいいれば、人間は、きっともっと地球にも優しくなれる。
そんな風に、ふと感じたハチドリ高柳だったのでした。
とても勉強になった1週間。またぜひ、『エコ★ネエ』Week、やりたいな、と思っています。