2007年02月13日
水の惑星
3月上旬並み、という、相変わらず温暖化を実感する暖かさの今日のスタジオにお迎えしたのは、
アグネス・チャンさん!
歌手、エッセイスト、教育学博士でもいらっしゃるという、マルチで多彩な才能をお持ちの方です。
先日の手術からまだ日が浅い、ということでちょっと心配していましたが、
うかがうとご本人は、「もう大丈夫です♪」とのこと。スタッフ一同、胸をなでおろしました。
それにしても、目の前にしたアグネスさんは、もうちいちゃくて細くて、
本当に繊細なガラス細工のようなおもむき。
アフリカに飛んでいったり、アジアでエイズ孤児を抱っこしたり、
お子さんを産んでからアメリカの大学院に入りなおしたり、といったバイタリティーが、
一体どこからあふれてくるのか不思議になるほどの、華奢な方でした。
それでも、やっぱり学問的な知識がある方は違う!
ハチドリ高柳がどんな質問を投げかけても、それに対して膨大な知識に裏打ちされた情報を、
わかりやすく簡潔に、そして熱心にお答えくださるのです。
中でも私にとって、1番印象に残ったのが「水の惑星」のお話。
水の惑星。もちろん、地球のことです。
アグネスさんがアフリカに行ってご覧になってきたことなのだそうですが、
もうとにかく、アフリカでは本当に水が足りない。
その大きな原因は、地球の温暖化です。
温暖化が進んでしまうと、雨が降らないところは徹底的に降らない、
降るところは徹底的に降ってしまう。
その「降らない」土地の代表が、アフリカの大地なのだとか。
もう目に見えて砂漠化が進み、ちょっとの風で砂嵐になってしまう深刻な状態。
そこでは、水不足のために子供たちがどんどん息を引き取っています。
また、生きながらえた子供たちも、遠くの井戸まで水を汲みに行く役割を果たしているため、
学校にも行けず、教育を受けることもできません。
体力もないため、病気に対する抵抗力も非常に弱く、常に死の危険と戦っているのです。その原因になっているのが、私たち先進国の人々が出す、CO2などの温室効果ガス。
地球の温暖化の原因となってしまっているこのガスなどが、
遠いアフリカの子供たちを苦しめています。
便利な生活を享受する自由と引き換えに、幼く弱い子供たちが命を落としてる、
と言っても過言ではないのです。
となったら、私たちは何かしなくてはいけませんよね。
「私たち一人ひとりに出来ることは何だと思いますか?」というストレートな質問に、
アグネスさんはふんわりと微笑みながら、こんな風に答えてくれました。「やっぱりね、無理はできないと思うの。
寒がりな人は暖房を止められないし、ドライブが好きな人は車に乗るのもやめられない。
でも、自分ができる範囲でやればいいと思うんですよね。」と。
例えば、暖房は止められなくても、お買い物を減らすことはできるかもしれない。
車に乗るのはやめられなくても、夏のクーラーを減らすことはできるかもしれない。
そんな風に、自分にできることから始めればいいんじゃないか、と。
「しかもそれは、とってもお金の節約にもなるんですよ。」と、嬉しい情報もくれました。
自分が出しているCO2を、25%カットできたらそれはすごいエコなことだけど、それと同時に、
「1ヶ月に10万円使っていたのを、光熱費のカットってことで8万円に、
それからもっとがんばって7万5千円にできたら、自分も得するでしょう?
そのお金で、また好きなこともできるし♪」と、素晴らしい提案をしてくださいました。
そっか。ただCO2を減らすだけじゃなくって、例えば暖房を節約したり、
ガソリンを少し控えたりするってことは、結果的にお金も節約できるんだ!
それができたら、自分の生活にも余裕が生まれて、そして地球にも優しい、
ものすごく一石二鳥なアクションですよね。
これなら、毎日嬉しく行動に移すことができそう♪
やっぱり世界を見ている方は、目の付け所が違うのだわ、と、一人深くうなずいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
アグネス・チャンさん!
歌手、エッセイスト、教育学博士でもいらっしゃるという、マルチで多彩な才能をお持ちの方です。
先日の手術からまだ日が浅い、ということでちょっと心配していましたが、
うかがうとご本人は、「もう大丈夫です♪」とのこと。スタッフ一同、胸をなでおろしました。
それにしても、目の前にしたアグネスさんは、もうちいちゃくて細くて、
本当に繊細なガラス細工のようなおもむき。
アフリカに飛んでいったり、アジアでエイズ孤児を抱っこしたり、
お子さんを産んでからアメリカの大学院に入りなおしたり、といったバイタリティーが、
一体どこからあふれてくるのか不思議になるほどの、華奢な方でした。
それでも、やっぱり学問的な知識がある方は違う!
ハチドリ高柳がどんな質問を投げかけても、それに対して膨大な知識に裏打ちされた情報を、
わかりやすく簡潔に、そして熱心にお答えくださるのです。
中でも私にとって、1番印象に残ったのが「水の惑星」のお話。
水の惑星。もちろん、地球のことです。
アグネスさんがアフリカに行ってご覧になってきたことなのだそうですが、
もうとにかく、アフリカでは本当に水が足りない。
その大きな原因は、地球の温暖化です。
温暖化が進んでしまうと、雨が降らないところは徹底的に降らない、
降るところは徹底的に降ってしまう。
その「降らない」土地の代表が、アフリカの大地なのだとか。
もう目に見えて砂漠化が進み、ちょっとの風で砂嵐になってしまう深刻な状態。
そこでは、水不足のために子供たちがどんどん息を引き取っています。
また、生きながらえた子供たちも、遠くの井戸まで水を汲みに行く役割を果たしているため、
学校にも行けず、教育を受けることもできません。
体力もないため、病気に対する抵抗力も非常に弱く、常に死の危険と戦っているのです。その原因になっているのが、私たち先進国の人々が出す、CO2などの温室効果ガス。
地球の温暖化の原因となってしまっているこのガスなどが、
遠いアフリカの子供たちを苦しめています。
便利な生活を享受する自由と引き換えに、幼く弱い子供たちが命を落としてる、
と言っても過言ではないのです。
となったら、私たちは何かしなくてはいけませんよね。
「私たち一人ひとりに出来ることは何だと思いますか?」というストレートな質問に、
アグネスさんはふんわりと微笑みながら、こんな風に答えてくれました。「やっぱりね、無理はできないと思うの。
寒がりな人は暖房を止められないし、ドライブが好きな人は車に乗るのもやめられない。
でも、自分ができる範囲でやればいいと思うんですよね。」と。
例えば、暖房は止められなくても、お買い物を減らすことはできるかもしれない。
車に乗るのはやめられなくても、夏のクーラーを減らすことはできるかもしれない。
そんな風に、自分にできることから始めればいいんじゃないか、と。
「しかもそれは、とってもお金の節約にもなるんですよ。」と、嬉しい情報もくれました。
自分が出しているCO2を、25%カットできたらそれはすごいエコなことだけど、それと同時に、
「1ヶ月に10万円使っていたのを、光熱費のカットってことで8万円に、
それからもっとがんばって7万5千円にできたら、自分も得するでしょう?
そのお金で、また好きなこともできるし♪」と、素晴らしい提案をしてくださいました。
そっか。ただCO2を減らすだけじゃなくって、例えば暖房を節約したり、
ガソリンを少し控えたりするってことは、結果的にお金も節約できるんだ!
それができたら、自分の生活にも余裕が生まれて、そして地球にも優しい、
ものすごく一石二鳥なアクションですよね。
これなら、毎日嬉しく行動に移すことができそう♪
やっぱり世界を見ている方は、目の付け所が違うのだわ、と、一人深くうなずいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
コメント
細かい事だと思いますが、番組中で、南米を「地球の裏側」と言われていたようですが、日本の反対側と言うべきではないでしょうか?
本来、地球に裏も表もないと思うのですが、如何でしょうか?他意はなく、「裏側」といわれているのだと思いますが、表と裏には違いがありますよね。
地球は、どこまでも行っても同じ地球なのではないでしょうか?
そういう、意識が環境問題を考える上で、大切なのではないでしょうか?
アフリカという土地は、地球の異変をいち早く実感する土地なのかもしれませんね。
先日のチョコレートの、子供の話(テレビでも取り上げられていましたよ。『世界が100人の村だったら』だったと思います)も、アフリカのこと。
映画『ダーウィンの悪夢』も、アフリカのヴィクトリア湖の、ナイルパーチのことが取り上げられたり、私達・先進国の快適な生活や、困ることの少ない食生活の裏側というか、足元というか、‥‥うまく言えませんが、アフリカや、発展途上国の犠牲の上にあるのかと思うと、何か出来ることをやろう!という気になってきますが、やはり、切ないですね。