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妊娠判定後、15年勤めた会社を辞めるべき?「安定した収入」と「健康」の狭間で揺れる相談者へのアドバイス続々

2025.12.30

妊娠判定後、15年勤めた会社を辞めるべき?「安定した収入」と「健康」の狭間で揺れる相談者へのアドバイス続々
フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。今回の放送は、「妊娠を機に働き方を見直したい」という相談を紹介しました。

※写真はイメージです



<リスナーの相談>
私は15年勤務している会社を不妊治療のためにお休みしていましたが、大変ありがたいことに、今月、妊娠判定をいただくことができました。
この新しい命を授かったことを機に、今後の働き方について深く悩んでいます。

15年間、私は深夜残業、長時間拘束、土日サービス出勤、そして長距離運転での通勤を続けてきました。その結果、これまでに3度も心身の体調を崩し、半年から1年の長期休暇を余儀なくされてきました。婦人科での治療(腫瘍摘出)も経験し、この過酷な働き方を続けてはいけないと強く感じています。
現在の素直な気持ちは、自分自身と、これから生まれてくる家族の心身の健康を最優先にしたい、ということです。今の安定した収入を得られる仕事に固執しすぎず、別の働き方も模索したいと考えています。

そこで、リスナーの皆さん、そして住吉さんに伺いたいです。「心身の健康と引き換えにしない働き方」を実現するために、ご自身の働き方を見直したエピソードや、「安定した収入」を手放す/働き方を変えるという大きな決断を、どのような経緯でされたのかをぜひ聞いてみたいです。
どうぞ、皆さんの体験談やアドバイスをお願いいたします。(30代半ば 女性 会社員)




この相談を受け、パーソナリティの住吉は「ひとまず、妊娠判定で(新しい命を)授かったということで、おめでとうございます! ぜひ、無事出産まで自分の体を大切に、そして本当に心も大切に過ごしていただきたいなと思います」と祝福の言葉を送りました。

そして「でもこの15年間、(相談に)書いていらっしゃるような深夜残業、長時間拘束、土日サービス出勤……に耐えてきたんだったら、もう、少なくとも転職なさっていいんじゃないかなって思います。じゃないと、やっぱり心身を壊したら、本当にもともこもないですから……」と慮ります。

さらに住吉自身の経験を振り返り、「私は結構、何度も働き方を見直しているので。フリーランスになったときも、まさに『自分の時間を取り戻したい』という思いで、組織を離れて、自分でスケジューリングできる状況になろうって思ったことが、結構大きな1つの理由でした」と明かします。

また、住吉自身も不妊治療を4年ほど経験したことを明かし、「結果的に授からなかったのですが、その間は授かれるように気遣いましたね。夜遅いイベントなどには行かないとか、飲み会的な食事会も控えたり、仕事もハードに被りすぎないように、無理な場合は『ごめんなさい、そこはちょっと体力的に無理です』とか理由を話して……」と当時を振り返りました。

「不妊治療していることは周りには言っていませんでしたけど、とにかく過酷に働きすぎないように、っていうのは、やはり自分がすごく管理しないと、ついオーバー労働になってしまうときがあるので」とコメントし、その他のリスナーにアドバイスを呼びかけました。

パーソナリティの住吉美紀



――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。

◆「いつでも辞められるから」という先輩の言葉が心を軽くした
まずはご懐妊おめでとうございます! お悩みとても共感します。私も不妊治療をしながら高速バスでの長距離通勤を経験しました。治療中は不安と治療の重さで心身のバランスを壊し、仕事を辞めるつもりで泣きながら会社の労働組合に電話をしました。
組合の方は真摯に話を聞いてくれて、社内で不妊治療を経験した女性の先輩を2人紹介してくださり、「お茶しておいで」と、話をする場を設けてくれました。

先輩方は私の話をたくさん聞いてくれて、ご自身の経験談や会社の制度のことなど、時々笑い話をはさみつついろいろと教えてくれました。そこで印象に残ったのは、「いつでも辞められるから」という言葉です。今まで10年以上会社に貢献してきたんだから、使える制度は使っていい。これから子どもを授かったとして、病気になったり習い事とかでお金が必要になる。そのときに正社員で安定した収入と休暇制度があるのは強い、と。もちろん自分の体と心と家族の生活が一番だから、つらくなったらいつでも辞められる。でも、辞める前に、使える制度は使っていいんだよ、と。

確かにそうだなと心が軽くなり、その後、上司に不妊治療を打ち明けてお休みを取りやすくしてもらい、近くの職場に異動願いを出しつつ、無事妊娠。産休育休、復帰後の時短勤務、子どもの看護休暇、2度目の不妊治療と産休育休、ありがたいことに使える制度使いまくり中です。正社員から時短パート、パートから正社員に戻る道もあり、これから子どもたちが大きくなって暮らしの形が変わるたびに働き方も見直していこうと思っています。
お悩みへの回答と少しずれていて申し訳ありません。

まずは、お勤め先に選択できる働き方があるのか、どういった制度があるのか、調べてみるといいと思います。どうか良いほうに進みますように。あたたかくしてお身体大切に過ごしてくださいね。(40代前半 女性 会社員)

◆コーチングで自分の強みと「やりたいこと」を明確に
私は今34歳で、不妊治療を2年半経験したのち、息子を授かり(息子は現在2歳)、育児中です。私も不妊治療と仕事の両立が難しく、心身の体調を整えるのは大変に感じていました。
産後、そろそろ仕事を始めたいなと考えたとき、私も相談者さんと同じように、「自分と家族の心身の健康が一番」「身をすり減らす働き方はもうしたくない」と考えていました。そこで、今一度自分の強みややりたいことを明確にして、どんな働き方をしてなにをしようか向き合う機会をつくるため、コーチング(※対話を通じて相手(クライアント)が持つ潜在能力や可能性を引き出し、自ら気づきを得て目標達成や問題解決に向けて主体的に行動できるよう支援するコミュニケーション手法)を受けました。

そのなかで、改めて自分の強みやりたいことが明確になり、今その夢に向かって準備中です。コーチング以外にも、キャリアカウンセリングなどさまざまなサービスがあるので、一度自分自身と向き合う機会を作ってみるのがおすすめです。仕事だけではなく、家庭、趣味、健康など、人生全体をどんなふうに創っていきたいのか、考えてみるのがおすすめです。
自分の本音が引き出せると、自然と行動が生まれます。

相談者さんの「らしさ」が生きる働き方が必ずあります。まずは、赤ちゃんとご自身のお身体を大事にして、一日一日を大切に過ごされてください! 応援しています!(30代半ば 女性 自営業)

◆独立してフリーランスに! “たられば”より今の健康を大切に
相談者さんのお悩み、とてもわかります。私も新卒で入った会社でかなり激務な日々を過ごしました。退職しようと思っても、転職する気力もわかなかったり、重たいプロジェクトを終えると、何となく開放感からそのまま頑張れてしまったり……。

社内の方と結婚し、妊娠、産休に入ったときには、ひとまず仕事から離れることに心底ほっとしました。しかし、やはりぎりぎりながらも頑張れていた自分は、仕事が好きでした。休んでいると、メラメラと「もっと社会で活躍したい」という気持ちが湧いてきて、育休を経て復職。

しかし、現実は甘くありません。早朝に起きて家族の夕食まで支度した、仕事の始業時間を迎えても、子育て中の身では、時短勤務、いろいろな場面でご迷惑をお掛けしたり、逆に理解のない上司からは理不尽なことを言われたり。結局これではバランスが悪すぎると感じ、私は建築士だったのもあり、独立してフリーランスになりました。

その後も、「これでよかったのか」「定年まで働けていたら、豊かな老後を過ごせたのに……」など後悔の気持ちが湧くこともありましたが、きっとあの激務の職場ではいずれ自分が壊れていただろうとも思うし、“たられば”(※「もし〜だったら(たら)、もし〜していれば(れば)」というように、事実とは異なる仮定の話)を気にしても仕方ないなと思うようになりました。

今では、複数の取引先様のおかげで、会社員時代の時短勤務分を超える位は稼ぎながら、子どもたちの習い事送迎や学校行事も柔軟に対応できる生活を送っています。

結局どのパターンが最善だったか、それはわからないけれど、自分や家族が少しでも健康で笑っていられるのは大事なことだな、と感じています。あと、思い詰めているときに大事な決断をしてしまうのは少々危険なので(私はそうでした)、じっくり考えて考えて、会社をやめるのは実はすぐにできることなので、なるべく後悔なきよう、こっそり入念に準備を進められるとよいかと思います。頑張ってください! まずはご自愛ください!(40代 女性 自営業)

◆フレックスを活用して「ゆるく働く」スタイルに
とても共感するところがあり、メッセージします。私は30代前半まで相談者さんと同じようにハードワークをしていて、当時は課内全員が産業医面談送りになるくらいの状態でした。私が妊娠したのはそのころで、なんでもいいからハードワークから逃げたかったところがあったので、妊娠が分かったときは、正直「やっと逃げられる」と思いました。

そう思いながらも残業代でガッツリ稼いでいた年収や、それまでのキャリアを捨てるのが嫌で、育休は半年で切り上げて復帰、その後もフルタイムで働いていました。しかも内勤ではなく、産休前と変わらず営業で。

それから4年経ち、内勤の部署に異動し、フレックスをフル活用して、ゆるく働いています。18時には家族全員が家にいて、21時には布団に入る生活です。でもありがたいことに、バリバリ働かなくても、フレックス活用によって、収入自体はあまり変わっていません。
当時はとにかくフルタイムでバリバリ働く私、出世する私……に意固地になっていたところがあったなと今は思います。自分が年齢を重ねてきたことや、だんだん周りもいろんなキャリアや生き方を選択する人が増えて「同期でトップでいたい!」のような意地みたいなところが薄れてきたことで、「できる範囲でやれば大丈夫だ」「無理しなくても、結局そんなに変わらなかったんだな」と思うようになりました。

子どもが産まれてから、自分と家族にとってちょうどいいやり方をチューニングしていけば、大丈夫です。無理にバリバリ働くのを続けていく必要もないし、逆に無理にセーブしすぎる必要もないです。そもそも何年もハードワークを続けてきた根性と体力があるほうだと思うので、子どもが産まれても、いい意味で「なるようになる」と思います! お互い無理せず、自分をセーブしたり犠牲にしたりすることなく、ゆるく頑張りましょう~!(30代半ば 女性 会社員)

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM

MESSAGE & PRESENT

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