澄み切った青空の下、キャンプや登山、紅葉狩りなど、アウトドアの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
ただ、秋の山やレジャー先というのは、私たちが思っている以上に、急激な表情の変化を見せる場合があります。 「ちょっとそこまでハイキングのつもりが、夕暮れが一気に早まって道に迷ってしまった」 「急な雨で気温が急降下し、寒さで体が動かなくなった」 こうした秋ならではのトラブルは、決して他人事ではありません。
今日は、万が一のときにあなたと大切な人の命を守る、
「秋のレジャー・知っておきたい知識」についてお話しします。
まず、備えておきたいアイテムの1つ目が、「情報・通信の確保」
山間部では、普段当たり前のように使っているスマートフォンが「圏外」になることが少なくありません。電波が届かない場所で道に迷ったとき、頼りになるのが「オフラインでも見られる地図アプリ」です。 例えば、「Googleマップ」であれば、事前に行く予定のエリアの地図データを「オフラインマップ」としてスマホにダウンロードしておくことができます。また、登山専用であれば「YAMAP(ヤマップ)」などのアプリを入れておけば、電波のない圏外の山の中でも、スマホのGPS機能だけで現在地を正確に確認することができます。こうした準備をしておくだけで、万が一のときの安心感が大きく変わります。
そして、そのスマホを動かすための「モバイルバッテリー」、さらに正確な情報をキャッチするための「携帯ラジオ」は、ザックの底のほうではなく、すぐに取り出せる場所に入れておくのが鉄則です。ラジオから流れる気象情報は、天候の急変を察知する強力な武器になります。
次に大切なのが、「防寒と雨への備え」です。 「10月だから日中は暖かいだろう」と、油断していませんか? 秋の山は、太陽が沈んだ途端に、冬のような底冷えがすることがあります。また、秋の冷たい雨や強風は、人間の体温を容赦なく奪い、「低体温症」を引き起こす最大の原因になります。濡れた服をそのままにしておくと、命に関わる事態に発展することもあるんです。
だからこそ、荷物の中には必ず、
・風を通さない「レインウェア(上下セパレートタイプ)」
・軽くて暖かい「フリースやインナーダウン」
・そして、体温を逃がさない「エマージェンシーシート(アルミシート)」 この3点を入れておきましょう。
特にアルミシートは、驚くほどコンパクトでありながら、体に巻くだけで風雨と冷気をシャットアウトしてくれます。
いざというときのために、
ぜひザックのポケットに入れておいてくださいね。
自然の中で過ごす時間は、心身をリフレッシュさせてくれる最高の贅沢です。 しかし、その楽しさを最後まで守り抜くためには、
「もしも」を想定した少しの準備と、正しい知識が欠かせません。
「ここまで準備しておけば大丈夫」という心の余裕こそが、万が一の事態で冷静な判断を下すための一番の防災グッズになります。
今週末、お出かけを予定されている方は、ぜひ出発の前に、もう一度リュックの中身を確認してみてくださいね。
それでは、安全で素敵な秋の休日をお過ごしください。