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2024.12.07
08:25 南海トラフ地震臨時情報が出た時の私たちの受け止めとは


12月に入り、2024年も残り1か月を切りました。
新年に向けて、防災グッズの見直しも忘れずに行ってくださいね。

さて、今朝は、今年8月に出た、
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が出た時の事。
覚えていますか?
この南海トラフ地震臨時情報が出た時、
私たちがどう受け止めたのか?調査が進んでいます。

その前に、「南海トラフ臨時情報」について補足すると、
南海トラフ沿いで、普段と比べて南海トラフ地震が発生する
可能性が高まったと判断された時に発表されるのが、
「南海トラフ臨時情報」です。

政府の地震調査委員会委員長で
南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会の会長でもある
東京大学・平田直名誉教授のお話しを交えてお伝えしていきます。

8月に南海トラフ地震臨時情報が出た時の私たちの行動について、
この様な結果が浮き彫りになったといいます。

・地震予知の情報と思った人が半分以上
・具体的な対策をした人は半分もいなかった。=備えができなかった。

水や食料の備蓄確認をおこなったのはおよそ21%
避難場所や避難経路の確認をした人は6%
つまり、南海トラフ地震臨時情報が出た時に、
何もしなかった人が非常に多かったという事です。

巨大地震注意がでた場合は、
避難場所・避難経路の確認
家族などとの連絡方法・待ち合わせ場所の確認
家具の転倒防止
水や常備薬などの備蓄の確認
などがあります。

再び、平田先生のお話しです。

・南海トラフでは地震の発生が高い、普段0.1→0.5%
0.5%、再確認をして欲しい。海水浴場を遊泳禁止にした人もいた。


政府は、「日常の生活における社会経済活動を継続しつつも、
日頃からの地震への備えを再確認」を呼びかけましたが、
この呼びかけが行動変容に繋がっていない事が分かりました。
(平田先生のメッセージ)です。

内閣府は、
自治体と議論しながらガイドラインの改善も含めて検討を進めていて
今週2日も会議が行われ、南海トラフ地震臨時情報の発表に
関する改善策を早期に公表する方針を示しました。

現在、「臨時情報が発表された時に何をメインに呼びかけるかなど
どの部分を丁寧に伝えるかを検討している」という事です。


音声ファイルはこちら


2024.11.30
08:25 災害関連死防止 口のケアが命を守る?!


突然ですが、非常用持ち出し袋の中に歯ブラシなどの
口腔ケアグッズは入っていますか?災害が起きた時にも、
口内の健康に注意をしないと虫歯や歯周病などのトラブル
だけでなく、インフルエンザや誤えん性肺炎など、
身体への影響を及ぼす可能性もあります。

そこで、今朝は、
「災害関連死防止 口のケアが命を守る?!」
と題してお伝えします。

避難所生活などで歯磨きや入れ歯の掃除が十分にできないと、
食べ物や唾液を、誤嚥した時に口内の細菌も肺に入って、
誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

2016年の熊本地震では、
自宅や高齢者施設などでは呼吸器系疾患でなくなる方も
多かったといわれていて、県内の災害関連死218人のうち、
呼吸器系疾患でなくなった方は63人でもっとも多くなりました。

避難所では、水不足で歯磨きを控えたり、
入れ歯の手入れができなかったりして口の中の衛生環境が
悪化しやすくなります。また配布されるパンやおにぎりは、
高齢者には飲み込みにくく、疲れやストレスで唾液がでにくくなると
一層誤嚥のリスクが高くなりと言われています。

日本歯科医師会は、2022年に、
「日本災害歯科支援チーム」を設立し、
発災後およそ72時間以降に被災地に入って、
歯科診療や口腔ケアなどの支援も行っています。
また、日本歯科医師会は、
災害時の口腔ケアについてホームページで紹介しています

歯ブラシがない場合は、ティッシュペーパーで
汚れた歯の表面を取り除く事や
口の中の汚れを洗い流したり、食べ物を飲み込むのを助けたりする
唾液を出しやすくするマッサージ方法が掲載されています。

口腔ケアの方法
水が少ない場合は、
おおさじ2杯分の水を用意します。
その水で歯ブラシをぬらして、歯を磨きます。
歯ブラシが汚れたら、ティッシュでふき取りましょう。
コップの水を少しずつ口に含んで2〜3回に分けてすすぎましょう。

水が使えない場合は、
耳の下やあごの下、ほおをさすったりもんだりして
唾液腺をマッサージしましょう。

あ、い、う、と発音する様に大きく動かし口の体操をしましょう。

また、入れ歯は、すくなくとも1日に1度は外して
ウェットテッシュやガーゼなどで汚れをとりましょう。

非常用持ち出し袋に入れて貰いたい、
口腔ケアグッズとしては、
「液体歯磨き」お「歯磨きシート」があります。

平時と同じく災害の時も注意して貰いたい口腔ケアですが、
災害への備えとしては意外と後回しにされがちかもしれません。
非常時には自分の身は自分で守るのが基本になります。
口腔ケアグッズは、口の中のトラブルや感染症から身を守る為に
必要なアイテムです。
是非、災害備蓄にも用意しておきたいですね。



音声ファイルはこちら


2024.11.23
08:25 地震の確率について〜平田直さんに聞く


「地震の確率について」
政府の地震調査委員会委員長を務める
東京大学・平田直名誉教授のお話しをお届けします。

政府の地震調査委委員会が公表している予測地図では、
今後30年間で震度6弱以上の揺れに襲われる確率が示されています。

巨大地震が想定されている、千島海溝や南海トラフ沿いの
太平洋側、首都直下地震が想定されている関東などは、
確率の高いとされる「濃い赤色」が塗られています。

巨大地震の発生の可能性について、
平田さんは、
確率で私たちに伝える事について
自分事にしてもらう事ができると話します。
一方、こんな事もあると指摘します。
南海トラフ地震が起きる確率を例に解説いただきました。

ここに出てくる数字は、30年以内。80の数字が出てくる。
1つは、稀に起こる現象。
30年以内に10%が非常に高い確率。
30年をどう思うか・・なかなか難しい。
極めて高い、巨大地震が起きる。

南海トラフでマグニチュード8や9クラスの地震が発生したら、
神奈川県の西部から鹿児島県にかけての広い範囲で、
震度6弱以上の揺れに見舞われると予想されていて、
耐震化されていない木造家屋が倒壊する可能性があります。

また、非常に高い津波が押し寄せる事も予想されています。
東海地域で一番高い津波がくるのは、
静岡県下田市で、30メートル。
被害想定の中で一番高い津波は高知県黒潮町で、
34メートルと予想されています。
大人は30センチの津波がくれば、動けなくなります。
1メートルでは、車が流され、
3メートルでは木造家屋が浮き上がって流れると言われています。

平田さんは、
日本で暮らしている以上、
自然には、恵みと災いがあるという事を理解する事が大切。
そして、いつ、どこで起きるか分からない災害に日頃から
準備する事が大切であると訴えます。

平田さんが今年9月に出版されて著書
「地震を知って震災に備える」
この中にも「地震の確率について考える」という項目があります。

是非、手にとってみてください。


音声ファイルはこちら


2024.11.16
08:25 冬でも大雨に注意


今朝は、「冬でも大雨に注意」という視点でお伝えします。
大雨災害は、日本で毎年の様に発生している災害です。
大雨は、浸水、洪水、土砂災害などをもたらすほか、
最近では、局地的大雨による都市型水害も多発しています。

大雨は、季節に関係なく発生する地震や津波、噴火などの災害
と違って、夏や秋、特に5月〜10月に起こりやすい特徴があります。

秋から冬にかけて大雨災害が少なくなる理由は、
大雨の原因となる前線や台風の発生が少なくなる為です。
秋から冬に雨を降らせるのは温帯低気圧と呼ばれる低気圧が中心です。
温帯低気圧は、偏西風によって西から東に移動して、発生から消滅までは
数日程度です。その為、雨の時間も比較的短くなります。

長時間にわたって雨を降らせる前線や台風と比べると、
総雨量も少なく、大雨災害も減っていきます。
また、冬は気温が低い為、空気中にふくむ事のできる水蒸気の量が
少なくなります。空気中にある水の量が夏に比べると少ない為、
雨となっても降る量が少なくなります。

しかし、秋から冬に大雨は起こりにくいから
といって、備えをしなくても大丈夫!!というわけではありません。

11月〜4月にかけても1時間に
100ミリを超えるような集中豪雨が発生しています。
例えば、2020年1月27日に大分県では、一時間に
観測史上最大となる117.5ミリを観測しました。
この大雨で、床上浸水や床下浸水、道路や河川の被害が発生しました。
2021年には、北海道で1時間に136.5ミリの猛烈が降った
事もありました。
秋から冬にかけて集中豪雨をもたらすのは主に発達した低気圧です。
秋から冬は本来気温が低くなる時期ですが、
低気圧の南側や東側では、温かい空気が南風とともに入ってきます。

この温かい空気が、大量の水蒸気を運ぶ事で、発達した積乱雲が
起きて、夏に起こるようなゲリラ豪雨をもたらすと言われています。

その為、冬の寒い時期でも「発達した低気圧」という
キーワードを聞いた場合は、大雨災害に注意が必要です。


温暖化と共に、台風が起きやすくなっていますし、
11月に入ってもトリプル台風が発生していますから、
今後は、秋から冬の集中豪雨が増える可能性もあります。

冬でも、季節外れの暖かい空気が入ってくると
低気圧が発達して大雨災害をもたらす可能性もあります。

気候変動によって雨の降り方も変わってきている為、
冬だから大雨災害は起こらないと思いこまないようにする事が
必要です。

季節に関係なく、雨がもたらす災害は起き、
気象情報や避難情報も活用して備えておきましょう。


音声ファイルはこちら


2024.11.09
08:25 津波防災の日・世界津波の日


今朝は、
「世界津波の日・津波防災の日」についてお伝えします。
今週、11月5日は世界津波の日であると共に、
津波防災の日でした。

津波リスクの高い地域・非常用持ち出し
袋・津波避難施設など
安全な場所・避難ルートなど、津波から命を守るための行動を再確認する日です。
世界津波防災の日と津波防災の日は、同時に作られたのではありません。
最初は、
2011年6月に制定された、「津波防災の日」です。
東日本大震災を教訓として、
津波対策の推進に関する法律によって、
11月5日が「津波防災の日」として制定されました。
制定の由来は、安政元年11月5日に起きたマグニチュード8.4の
安政南海地震によって、現在の和歌山県を津波が襲いました。

その時、のちに、政治家・実業家となった
濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)が稲村に火をつけて、
暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させ、
命を救ったいつわにちなんで定められています。

世界津波の日は、2015年に国連総会で
11月5日を世界津波の日として制定する決議が満場一致で採択されました。
また、2017年には、津波対策の推進に関する法律においても
世界津波の日に位置づけられ、国際協力の推進に資するように
配慮する旨の規定が追加されました。



津波は日本だけの問題ではありません。
世界中で津波によってもたらされる
リスクに関する人々の意識を向上させて、
津波対策を強化していこうというメッセージが込められています。

津波は、
2004年インド洋津波や、1868年のチリ地震など
世界各地で発生し、甚大な被害をもたらしています。

津波は、水深が深いほど、早く伝わる性質があって
水深5千メートルほどの沖合いでは、
ジェット機に匹敵する速さで伝わります。
逆に、水深が浅くなるほど速度が遅くなる為、
津波が陸地に近づくにつれて速度が落ちた最初の波と、
後からやってきた波が追いつく事で波が高くなります。

遅くなるといっても、
バイクや車が走るほどの速さはありますから
人が走って逃げきれるものではありません。

その為、津波から命を守るためには、
沿岸にやってきてから避難を開始したのでは間に合いません。
津波警報が出たら、すぐに高い所に避難しましょう!
仮に、津波警報が発表されていなくても、
海沿いで大きな揺れを感じたら直ちに避難する事が重要です。

南海トラフ巨大地震が発生した場合、
最大・江東区で2.48メートル
中央区で、2.46メートル
品川区で2.44メートル
港区で2.40メートル
また、江戸川区や大田区、東京湾の埋め立て地域でも津波が予想されています。

津波専用の避難所・避難ルートの確認や
逃げ方を改めてシミュレーションしておきましょう。


音声ファイルはこちら


2024.11.02
08:25 なぜ?日本で地震が多いのか


「何故日本で地震が多いのか?」という視点で
政府の地震調査委員会委員長を務める
東京大学・平田直名誉教授の話をお伝えします。

私たちは、身体に感じた時に地震が起きた・・
と思いますよね。
でも、地震の多い日本では身体に感じない地震も含めて
毎日地震は起きています。平田さんはこう話します。

地震が多いわけ、
それは、日本がユーラシアプレート、フィリピン海プレート
北アメリカププレート、太平洋プレートの4つの岩盤の上に
のっているからです。
陸は海底に引き込まれるため、
岩盤の境目では地震がおきやすいと言われています。
日本には、海の地震と陸の地震と種類が2つあります。
プレートが原因で起きる海の地震。
特徴として、被害が広範囲になるほか、
ゆれの時間もながくなります。東日本大震災はこの海の地震でした。
そして、活断層が原因で起きる、陸の地震。
直下型地震とも言います。震源の真上に都市がある場合、
大きな災害がおきます。阪神淡路大震災は陸の地震です。

平田さんは、地震で被災しない為、それは「揺れ」から起こる
被害を最小限にする事だと話します。

平田さんが今年9月に出版した著書
「地震を知って震災に備える」
この中には、地震とはどのようなメカニズムで起きるのか。
地震にあったらどのように行動するべきか、普段からどのように
備えたら良いかなどが書かれています。
正しく、地震を怖がるために、地震についての知識を身につけましょう。


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2024.10.26
17:25 防災×スポーツプログラム 〜子供と自治体担当者の声〜


スポーツと防災を掛け合わせたプログラム
『ディフェンスアクション』をご紹介します。
ディフェンスアクションとは、直訳すると守る行動という意味です。

災害が発生したとき、自分自身の身を守るすべを、
サッカーやバスケットボールの技術を学びながら、
防災の知識も頭に入れていくという内容です。
このプログラムを提供している、
HITOTOWA株式会社 執行役員で
防災士の津村翔士さんは、自治体のみなさんと話す中で、
防災訓練などにこんな課題があると感じたそうです。


このスポーツと防災を掛け合わせたプログラム、
ディフェンスアクションは、品川区や渋谷区、府中市など
都内の自治体と連携して行われています。
先日、東京・千代田区の千代田小学校でも行われたんですが・・
千代田区の担当者はこう話します。


最後にプログラムの内容をお伝えしますと・・
「ファーストアクション」
地震などが起きたと想定して、
災害時の行動を覚えるプログラムや、
その他、パスの練習をしながら、
防災備蓄品を覚える『パスストック』
これは、備蓄品を1つ言わないと、
次の人にパスができないという内容で、
他のチームとパスの本数を競います。

その他にも、トラップを交えながら学ぶプログラムなど
身体を動かしながら楽しめる内容が沢山あります。
HITOTOWAの防災プログラムについて、詳しく聞きたい方は、
「HITOTOWA株式会社」のHPからアクセスしてみてください。


音声ファイルはこちら


2024.10.19
08:25 スポーツ×防災プログラム


株式会社HITOTOWAが
提供している防災ワークショップをご紹介します。
それも、スポーツと防災を掛け合わせたプログラム。
『ディフェンスアクション』です。

ディフェンスアクションとは、直訳すると守る行動です。
災害が発生したとき、自分自身の身を守るすべを、
サッカーやバスケットボールの技術を学びながら、
防災の知識も頭に入れていくという内容になっています。

HITOTOWA株式会社 執行役員で
防災士の津村翔士さん
にプログラムの内容について聞きました。

まず、最初に行うのは、
HITOTOWAのプログラムでいう「ファーストアクション」
これは、地震などが起きたと想定して、
災害時の行動を覚えるプログラムです。

スポーツでいうとウォーミングアップの部分。
このウオーミングと防災を結び付けた内容とは?

その他、パスの練習をしながら、
防災備蓄品を覚える『パスストック』
これは、備蓄品を1つ言わないと、
次の人にパスができないという内容で、
他のチームとパスの本数を競います。
その他にも、トラップを交えながら学ぶプログラムなど
身体を動かしながら楽しめる内容が沢山あります。
津村さんは、ディフェンスアクションは、
子供だけでなく、大人も参加して家族で学んで欲しいと話します。

さて、このプログラムは、
品川区や渋谷区、府中市など
都内の自治体と連携して行われています。
自治体のみなさんと話す中で、
防災訓練などにこんな課題があると感じているそうです。

HITOTOWAの防災プログラムについて、詳しく聞きたい方は、
「HITOTOWA株式会社」のHPからアクセスしてみてください。



音声ファイルはこちら


2024.10.12
08:25 HITOTOWAの防災プログラム


株式会社HITOTOWAが
提供している防災ワークショップをご紹介します。
HITOTOWAは、
『ともに助け合えるまちをつくる、人が幸せな社会』
をビジョンに掲げています。
ネイバーフットデザイン、初めて聞く言葉かもしれません。
近くに暮らす人々が助け合える関係性と仕組みを通じて、
都市におけるさまざまな課題を解決していける
様な取り組みをしていると言います。

例えば、防災・減災、子育て、お年寄りの生きがいの創出。
地域住民の方々が助け合って行動できるように促す事・・・。
HITOTOWAの取り組みの中の一つが
『防災・減災』についての取り組みです。

地域に関わる仕事を行っている中で、
若者の防災意識の低さについて認識する事が多くあり、
地域と防災を掛け合わせたプログラムを考える様になったといいます。

こんなデータがあります。
全国共済農業協同組合連合会が
1人暮らしをする全国の10代から30代前半の男女400人に、
アンケート調査を行った所学校の授業での防災教育について、72%が
『学校の防災教育の授業を受けた事がある』と答えましたが、
防災対策を十分に行っていると回答したのは、
およそ16%で6人に1人です。


HITOTOWAの防災プログラムは、
ワークショップをメインにプログラムが構成していて、
分かりやすく、楽しく、気づきを与えられる内容で
主に「共助」「共助」について伝えていると言います。

HITOTOWAのプログラムの1つ『マンション防災』

HITOTOWA株式会社 執行役員で
防災士の津村翔士さんはこの様に話します。

このプログラムで
具体的にどんな気づきをえられるのでしょうか?
津村さんはこう話しを続けます。

大勢の世帯が集まっているマンションは、
防災機能を高め、災害発生に備えた体制を作っておく事で
いざという時に助け合う事ができます。


大きな災害が起こると、マンション内の住居者で救助隊を組織して
安否確認や閉じ込められた人の救助を行います。
発災後、被害を受けたマンションでの生活は困難が伴います。
互いに助け合う体制を作ると共に、
居住者が守るべき生活上のルールを定めておく事が必要です。

いざという時の為に、マンションのルールや住人の方とコミュニケーション
を取っておく事や、一緒にプログラムを受けておく事は大切な事です。

詳しいプログラムについて気になった方は、
HITOTOWAのHPから問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?


音声ファイルはこちら


2024.10.05
08:25 能登豪雨・被災地の状況 金沢大学青木賢人さんのお話し


能登半島地震の発生から、
今週水曜日で9か月となりましたが、
甚大な被害を受けた、石川県・輪島市と珠洲市、能登町は
先月、記録的な豪雨被害にも見舞われて、
道路や水道などのインフラが再び被災しました。

現在も復旧の見通しがたっていないエリアが多くあります。

能登半島地震の調査や支援活動に取り組んでいる、
金沢大学の青木賢人准教授に
被災地の状況について伺いました。

先日、被災地で被災状況を確認したという青木さん
能登半島地震の復旧が進んでいなかった為に
被害が拡大した点についてこう話します。

また、1月の地震と今回の豪雨災害での
被災状況の違いについてこう指摘します。
青木さんのお話しです。

今回の豪雨災害で、地域よって復興に向けて
グラデーションができてしまっているという話でした。

石川県は被災地では、
家財道具の運び出しや泥かきを行う人が足りないとして、
さらなるボランティアの参加を呼び掛けています。

青木さんもこう呼びかけます。


今朝は、能登豪雨の被災地の現状について
金沢大学青木賢人准教授のお話しをお伝えしました。


音声ファイルはこちら


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