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2019.11.16
08:25 台風19号から1か月、早めに避難することの意味


台風19号の上陸から1か月が経ちました。
亡くなった方は90人を超え、
その後の豪雨などもあって
今も各地で沢山の方が避難生活を送っています。

台風19号では、15号の被害が残る中だったこともあり、
避難勧告や避難指示を受けて、実際に多くの方が避難しました。
これ自体は本当に良いことだったのですが、
一方で、「だからこそ」の大きな問題も起きました。
それが、避難所が満員で入れないというもの。
都内では世田谷区や大田区、足立区や葛飾区など
10を超える自治体で実際に問題となりました。

当時、入れなかった人に対しては、
近くにある別の避難所を案内したケースが殆どだったようですが、
高齢の方や小さな子ども連れの場合、
雨風が強まる中でまた移動しなくてはならないのは大変なことです。
よく『早めの避難を』と言われますが、
これは確実に近くの避難所に入るためでもあることが
今回、改めて分かりました。

そして、早めに避難すると、
避難所の中で、より過ごしやすい場所を確保することもできます。
逆に、定員ぎりぎりで避難所に着いた場合、
空いているのが出入り口やトイレのすぐ近くなど、
人の行き来が多かったり、
寒さ暑さの影響を受けやすい場所のことも多いんです。

また、避難指示や避難勧告の前の段階、
『避難準備・高齢者等避難開始』の段階などで
早めに避難をすれば、避難所に着いた後で
「あれを持ってくればよかった!」と言うことがあっても
余裕をもって一度、家に戻ることが出来たという声も
ツイッターで見られました。

さらに、開設されたばかりのタイミングで
避難所に入ることが出来れば、
毛布やスリッパなども十分に貸してもらえますが、
その後は足りなくなることもあります。
もちろん、避難所での助け合いや分け合いは重要ですが、
自分や家族の避難生活を少しでも快適なものにするためにも
やはり早めの避難が重要なんです。

一方で、避難を考える上でもうひとつ重要なのは、
避難所に行くことだけが避難ではない、ということ。
台風のように上陸することが数日前から予測できる場合などは、
遠方に住む家族や友達に会いに旅行に出てしまうなども、
れっきとした避難です。

特に最近の台風や豪雨では、区や市全域に避難指示が出て
どこに行けばいいのか、混乱するケースもあります。
『難を避ける行動』は全て『避難』。
このことを頭の片隅において、
避難のタイミングや避難場所、避難経路など
家族で想定を見直してくださいね。
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.11.09
08:55 11月5日は津波防災の日


台風や低気圧の影響による豪雨など被害が相次ぎ、
いまも避難生活を送っている方がたくさんいらっしゃいます。
河川の氾濫や決壊で、一帯があっという間に浸水した様子を
津波の被害と重ね合わせた方も多いかもしれません。
そんな中、11月5日は「津波防災の日」でした。
東日本大震災での大きな津波被害を踏まえて
震災が起きた2011年に法律で制定されたもので、
「津波対策についての理解と関心を深める日」とされています。
そこで今回は改めて、津波について考えます。

そもそも、なぜ11月5日が「津波防災の日」となったのか・・・
これは「稲むらの火」という逸話に由来しています。
江戸時代末期の1854年11月5日、安政南海地震が起きました。
この時、迫りくる津波に気付いた和歌山の庄屋さんが、
収穫したばかりの自分の田んぼの稲の束に火をつけて、
村人を高台に避難させたそうです。
この話にちなんで、11月5日が「津波防災の日」となりました。

では、津波への備えを確認しましょう。
まず、地震で強い揺れや、弱くても長い揺れがあった時は、
津波が発生する可能性があります。
警報や注意報の発表を待たずに、
できる限り早く、高い場所への避難を始めてください。
地震の時の避難場所は、津波など水の災害では適さないこともあるので
正しい避難場所を事前に確認しておきましょう。
そして、津波が到達するまでに
目指している避難場所に間に合わないと思ったら、
いまいる場所で一番高い所に避難することも大切です。
警報や注意報が解除されるまでは、絶対に海や川に近付かないで下さい。


さらに、津波への日頃からの備えとしてとても重要なのが、
家族で安否確認の方法や集合場所を決めておくことです。

東日本大震災では、電話がつながらない中、
家族の安否を確認するため家に戻った結果、
津波に飲まれて沢山の方が亡くなりました。
津波では、てんでばらばらに逃げる「津波てんでんこ」が
結果的により多くの命を守ることになります。
家族同士、自力で避難していると信じあって、
自分ひとりでも避難することを徹底しましょう。
海沿いにいる場合は、その場所から高台までの最短経路も
必ず確認しておいてくださいね。

ここまで、津波の話をしてきましたが
これらの話は、豪雨の時にも通じるものがあります。

・自分が少しでも危ないと感じたら、
 避難勧告や避難指示を待たずに先駆けて避難する。

・出来る限り高い場所へ。

・避難場所にもう移動できない場合は、
 いまいる場所の最も高い場所に移動。

・警報などが解除されるまでは、川や用水路に近づかない。

・安否確認の方法や集合場所を決めておく。

水の災害は年々増えています。
家族で改めて、対応を確認しておいてくださいね。
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.11.02
08:25 豪雨と車、避難の在り方を改めて考える


台風15号、19号、
そして先週の低気圧と台風21号による豪雨では
沢山の方が犠牲になりました。
中でも、先週の豪雨で福島と千葉で亡くなった方10人のうち、
半数にあたる5人は、車で移動中に被害に遭っていたことが分かりました。
また、台風19号でも、亡くなった87人のうち25人が
車ごと洪水に飲まれるなどして、命を落としました。
豪雨の時、車での避難はとても危険であることが浮き彫りになっています。
一方で、家族に高齢者がいるなど、車でなければ避難できない家庭もあるでしょう。
そこで今回は【豪雨と車】をテーマに、避難の在り方を考えます。

まず大前提として、どうしても車でしか移動できない事情がある場合には、
雨がひどくなる前や災害が発生する前に、避難を終えておくことが重要です。
特に、自治体が出す避難情報の中でも
【避難準備・高齢者等避難開始】が出たら、躊躇せず、
すぐに避難をしてください。
このタイミングでスムーズに避難を開始するためには、
持ち出し袋を普段から準備しておくなども必要です。

豪雨の時に車はどのような状況になるのかも正しく知っておきましょう。
車に乗っている時に道路が浸水・冠水した場合、

まず水深10〜30僂如▲屮譟璽性能が低下します。
ですから、目安としては水がくるぶしを超えた段階で、
車を安全な場所に移動してください。

また、水深30〜50僂任麓屬離┘鵐献鵑ストップすると言われています。

そして、50僂鯆兇┐襪函⊃絨気妊疋△篩襪開かず、車に閉じ込められます。
車が水に浮いて流されることもあるので
こうなる前に一刻も早く車から避難しましょう。

そして、車が走れる状態であっても、
思わぬ場所で車ごと水没してしまう可能性があります。
それが【アンダーパス】。
幹線道路や鉄道などと立体交差し、その下を通る道路のことです。
アンダーパスとなっている道路は周りより低いので、
急激に雨が降った時には排水が追いつかず、水が深くたまる恐れがあります。
そして、激しい雨が降っているときは視界が悪いので、
水が溜まっていることに気が付かず突っ込んでしまい、命を落とします。
どこがアンダーパスなのか普段は意外と気が付きませんが、
都内だけでも、注意が必要なアンダーパスは135箇所もあります。
国土交通省のサイトで注意箇所の地図が都県ごとに公開されているので
車によく乗る方は、是非一度確認しておいてください。
http://www.ktr.mlit.go.jp/road/bousai/road_bousai00000001.html

また、今回の台風では、河川の氾濫によって大きな被害が出ました。
国土交通省や都道府県では、大きな河川がはん濫した場合、
水の深さがどこでどれくらいになるか、
どれくらいの期間、水が引かないのかを地図に落とし込んだ
浸水想定区域図というものを出しています。
http://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/
自治体の洪水ハザードマップと併せて必ずチェックしてくださいね!
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.10.05
08:25 罹災証明書って?


今週から放送時間が30分早くなりました!
引き続き、防災や災害についての情報をお届けします。

台風15号の爪痕が千葉県を中心に大きく残っています。
屋根が壊れるなど家屋の損壊については、
これまで半壊や全壊に限られていた再建支援が
一部損壊でも認められることになりました。
ただ、家屋がどれだけ被災したかを自治体が正式に証明する
「罹災証明書」の発行がなかなか追いついておらず、
生活再建が進まない要因ともなっています。

そんな罹災証明書。
普段生活しているとなかなか知ることが少ないので
今回、詳しく取り上げます。

まず、罹災証明書とは何か?
自然災害が起きたとき、主に家屋にどれくらい被害が出たかを
それぞれの自治体が証明し、発行するものです。
火災の場合は消防署が発行します。

では、自然災害での罹災証明書を発行してもらう方法ですが、
まずは住んでいる自治体の役場に行き、申請書に記入します。
もしくは、最初の申請は自治体のホームページからできるところも増えていて、
東京都ではほとんどの自治体が電子申請に対応しています。
https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo/www/guide/applicationservices.html

申請の内容ですが、自治体によってどんなことを書くかが異なります。
このときに大切なのが、損壊した建物の写真を
できるだけ細かく、たくさん撮っておくこと。
というのも、申請段階で写真が必要になる自治体があるほか、
大規模災害のときは写真だけで被害の程度を判定して
罹災証明書を発行する場合もあるからなんです。
あらゆる角度から、写真を残しておきましょう。
また、窓口で申請するときに持っていかなくてはいけないものも
自治体ごとに異なるので、事前に問い合わせることをおすすめします。

被災者から申請が行われた後は原則、
専門の調査員=自治体から認定を受けた建築士による現地調査が行われます。
ただ、今回の台風15号の被害では申請件数があまりに多く、
他の自治体から調査員の応援も入っていますが
人手が圧倒的に足りていません。
罹災証明書が発行されるまで通常でも一週間以上かかるとされる中、
今回のようなケースでは1ヶ月以上かかることもあります。

さて、この現地調査で被害の程度は4段階=
「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」のいずれかで認定されます。
この程度に応じて、自治体などからの支援内容が変わります。
住宅そのものに対する再建の支援金だけでなく、
支払うべき税金・保険料などを
減らしたり猶予をもたせたりすることにも関わってくるので、
どの被害の程度として証明されるか、とても重要です。
損壊した家屋を調査前に自分で修理してしまうと
正しく証明されない可能性もあるのでご注意ください。

★罹災証明について(内閣府)★
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/risaisyoumeisyo.html

古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.09.28
08:55 ボランティアに行く前に、保険に加入を!


台風15号による「隠れ停電」もまだ続く一方、
住宅が壊れるなどの被害があまりに多く、
ボランティアの力が重要になっています。
千葉や伊豆諸島で今後、ボランティア活動をしようと
考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今朝は、参加する前に必ずしていただきたい、
怪我や事故に備える保険の加入について詳しくご紹介します。

都内などからボランティア団体主催の活動にバスなどで参加する場合、
参加費用に保険料が含まれていることもあります。
また、現地の社会福祉協議会でも申し込みをすることはできますが、
時間と手間を省くためにも、事前に自分で加入しておきましょう。

ボランティアの保険には主に2種類あって、
ひとつが、直接窓口で申し込みをするボランティア保険。
もうひとつが、ネットで申し込めるボランティア活動保険。
保障内容や金額に、それほど大きな差はないとのことです。

まずボランティア保険ですが、
これは全国にある社会福祉協議会で手続きができます。
社会福祉協議会とは、非営利の民間団体で、
全国におよそ2000もあって、運営方針もそれぞれ異なります。
このため、事前に保険料を振り込んだ証明書を
持っていかなくてはならないところや
その場で現金で払えるところなど様々ですし、
窓口が開いている曜日や時間も異なります。
東京都の一覧は、こちら を参考に
行く前に是非、確認してください。
ボランティア保険が適用される条件も細かく載っています。

一方、ボランティア活動保険ですが、
今回の台風で被害を受けた千葉県と東京都、
そして以前の豪雨の被害を受けた岡山県、
福岡県、佐賀県での活動について、
特例としてネットから申し込めるものです。
クレジットカードで保険料を払うと
メールで支払い完了の通知が送られてきて、
それを現地に持っていけば、スムーズに活動に参加できます。

少し複雑なボランティアの保険の仕組みですが、
あなただけでなく、お手伝いする先の方、
被災された方を守るための保険でもあります。
必ず加入して、ボランティア活動を行ってくださいね。
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.09.21
08:55 台風被害への支援、いまあなたができること


台風15号による被害がとても大きい中、
どうしたら支援できるだろうと考えていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

物資や募金、ボランティアなど、色々な形がありますが、
実はいま、このタイミングだからこそ、
被災しているエリアに直接行って物を買ったり、
食事をしたりすることが重要になっています。

そのひとつが、農産物を買って支援。

都心からアクアラインを渡って1時間40分ほどの
千葉県南房総市三芳村(みよしむら)に
「裕成園(ゆうせいえん)」という農園があります。
お客さんのほぼすべてがリピーターと言う中、
お客さん自身が被災して買いに来れないなどの理由で、
とても厳しい状況となっていました。
裕成園の2代目、軽込亮(かるこめ・あきら)さんのお話です。

 全部でハウスが10個、ぶどうのハウスは2つで750坪。
 ガラスの屋根が全体で2割ほど割れただけで
 ぶどうは生きているところがありました。
 欲しい人がいたら少しでもお金にしないと生活できないので、
 今まで通りの値段で出すことにしました。
 ほかにもハウスがカーネーションとトマトときんかん。
 マンゴーはやられてしまいました。
 ぶどうは今年、花が咲くのが遅かったので、まだたくさん残っています。
 来てくれないと廃棄処分になってしまいます。
 種なし巨峰とふじみのりは、1000〜2000房残っています。

裕成園のすぐそばにある「道の駅三芳村 鄙の里」の直売所でも、
軽込さんのぶどうや、同じようになんとか被害を免れた農家の
農産物が販売されています。
でも、買う人がいないと、それらは全て廃棄処分となってしまい、
農家にお金も入りません。
経済活動が止まると、復旧・復興も進まないんです。
千葉県の観光協会なども、
この三連休は千葉に遊びに来て欲しいと呼びかけています。
まだ予定を決めていない方はぜひ、千葉へ。
遊びに行くことも、大きな支援です。

なお、「道の駅三芳村 鄙の里」では
美味しい食事も食べられて、素敵なお土産も買うことができます。
高速Wi-Fiも飛んでいて、本当に快適ですよ!

★裕成園 0470−36−2830
※道の駅三芳村 鄙の里から徒歩3分

★道の駅三芳村 鄙の里
https://www.hinanosato.jp/

古賀涼子でした。

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2019.09.07
08:55 満タン&灯油プラス1缶運動


九州北部豪雨の被害が残る中、
今週は首都圏や三重県などでも浸水や冠水の被害が出て、
亡くなった方もいます。
一方で、9月1日は防災の日でした。
災害に備えるというと、水・食べ物の備蓄、
持ち出し袋の準備などが真っ先に挙げられますね。
でも、覚えているでしょうか?
東日本大震災が発生したとき、被災地でなかなか手に入らなくて
多くの人がとても困ったものがありました。
それは、ガソリンや軽油、灯油といった『石油製品』です。
ガソリンスタンドには連日、大行列が出来ました。

災害時には、人や物資の移動のためにガソリンや軽油が
普段にもまして必要とされる中、
家が被災した場合には、車の中で避難生活をする方も増えます。
車の中で、情報収集のためにラジオを聴いたり冷暖房を使ったり、
スマホを充電したりするのに、ガソリンや軽油は欠かせません。
また、灯油を使うストーブは、
寒い季節の災害では部屋や避難所を暖かく保つだけでなく、
これまでの災害では実際に、停電する中で
ストーブの上でお湯を沸かしたりして活用した例もありました。
石油製品は、災害時に必要とされるものですね。

でも、ここでひとつ問題があります。
ガソリンや灯油は水や非常食のように簡単に備蓄できません。
そこで重要となるのが
『満タン&灯油プラス1缶(ひとかん)運動』
いざというときに備えて、
車の燃料メーターが半分程度になったら満タンにする。
暖房用の灯油は、1缶多めに備える。
この2つを実践しましょうというもので、
ガソリンスタンド業界が提案しています。

ちなみに、燃料タンクの大きさや燃費にもよりますが
満タンであれば、車はおよそ400キロの移動ができますし、
アイドリング状態なら40時間は冷暖房が使えます。
また、灯油が1缶=18リットルあれば、
7帖の和室を85時間も暖め続けることができるそうです。
普段から備えておけば、
災害の時にみんながガソリンスタンドに殺到して
パニックになることも避けられます。

『満タン&灯油プラス1缶運動』。
あなたの安心のために是非、覚えておいて下さいね。

古賀涼子でした。

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2019.08.31
08:55 九州北部豪雨を受けて・・・車での豪雨


あす9月1日は「防災の日」ですが、
今週は九州北部を中心に豪雨となり、河川も決壊したことで
大きな被害が出てしまいました。
中でも、車ごと水に流されたり、
一面が水浸しの中、水路と分からず車で落ちたりして
命を落とした方もいらっしゃいます。
そこで今朝は、運転中の豪雨について、
避難のタイミングと気を付けたいことを考えます。

国土交通省のデータなどによると、
車に乗っている時に道路が浸水・冠水した場合、
一般的に水深10〜30cmでブレーキ性能が低下すると言われています。
水がくるぶしを超えたら、まずは車を安全な場所に移動させましょう。
そして水深30cmを超えると、エンジンが停止します。
すぐに車から避難してください。
水深50cmを超えると、車が浮いて水に流されることもあります。
このとき、ドアを開けようと思っても水圧で開かず、
閉じ込められてしまうケースも。

・・・と言うことで、水深30センチで車から避難!
これだけはしっかりと覚えておいてください。

なお、水路だけでなく、
都市部の豪雨で特に怖いのがアンダーパスです。
幹線道路や鉄道などと立体交差し、その下を通る道路のこと。
周りより低いので水が深くたまる恐れがあるんですが、
気が付かずに車で突っ込み、亡くなる事故が相次いでいます。
都内で注意が必要なアンダーパスは、なんと135箇所も!
よく使う道路にアンダーパスがないか、普段から意識しておきましょう。

国土交通省 道路冠水注意箇所マップ

古賀涼子でした。

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2019.08.29
14:18 雨や風だけでなく、竜巻からの身の守り方


このところ、大気の状態が不安定で
急な強い雨に外出先で足止めされてしまうことも。
そして、各地で竜巻注意情報も出されました。
この時期、突然の雨や雷に加えて、気を付けなくてはいけない
「竜巻」について、今朝は身の守り方を確認します。

まずは、竜巻が身近に迫っている時の予兆についてですが、
一番分かりやすいのが、黒くてモクモクした雲が近づいてきた時です。
これは、発達した積乱雲で、
雷の音が聞こえたり、ひやっとした冷たい風が吹いたり、
大粒の雨やヒョウが降ったりします。

また、竜巻に遭遇した人からはこんな声もあがっています。

 ◇ 雲の底から地上に伸びる漏斗のような形の雲を見た
 ◇ 飛散物が筒状に舞い上がるのを見た
 ◇ ゴーといういつもと違う音がした
 ◇ 気圧の変化で耳に異常を感じた

・・・このような場合は、危険が迫っています。
竜巻は1秒間に25mも移動した例があるので、
すぐに身を守る行動を取りましょう!

まず屋外にいる場合ですが、頑丈な建物の中に避難します。
もし中に入れない場合は、頑丈な建物の物陰に入ってしゃがむなど、
できるだけ身を小さくして下さい。
なお、物置やプレハブは飛ばされる危険があるので避けましょう。
電柱や太い樹も倒れることがあるので、そばから離れます。

では、建物の中にいる場合。
窓やカーテンを閉めたら、窓の近くから離れましょう。
ガラス窓は割れることがあります。
2階建て以上の家の場合は、1階の窓のない部屋に移動して
丈夫な机やテーブルの下に入るなど、
やはり身を小さくして、頭を守ります。
シャッターがついている家や店舗では、シャッターを下ろしましょう。

竜巻は1年間に平均25個程度の発生が確認されています。
決して他人ごとと思わず、身を守る方法を
この機会にしっかりと覚えておいてくださいね。 


音声ファイルはこちら


2019.08.17
08:55 「ここにいてはダメ」江戸川区のハザードマップが意味すること


今週は台風10号が西日本を中心に直撃して、
各地に被害が出ました。
これからの時期、台風や豪雨による水害には
引き続き注意が必要です。
その際の被害想定をあらかじめ知ることができるのが、
各自治体が予測し、地図に落とし込んで発表している「ハザードマップ」です。
その中でも、東京都江戸川区がことし5月に配った水害ハザードマップが
いま、話題になっているのをご存じでしょうか?

江戸川区の水害ハザードマップの表紙には
江戸川区全域の地図とともに
「ここにいてはダメです」と太字で書かれています。
江戸川区は、荒川や江戸川、東京湾に囲まれ、
区の7割が『海抜ゼロメートル地帯』。
つまり、満潮の時の水面よりも土地が低く、
洪水や高潮によって川が氾濫すると、
最悪の場合、ほとんどの地域が浸水します。
この浸水は、江戸川区だけでなく、
江東5区と呼ばれる墨田区、江東区、足立区、葛飾区の
ほとんどの地域でも発生し、
人口の9割以上に当たる250万人が被害に遭うと予測されています。
浸水は長いと2週間以上も続き、
最大で深さ10メートル以上になる恐れもあります。
つまり、すごい数の人たちが長期間、避難しなくてはならなくなるんです。

そして、浸水すると区内の避難所は当然、使うことができなくなります。
避難の条件としてもうひとつ「遠くに」と言うのも加わってきます。
たとえマンションの高い階に住んでいる人も、
水道・電気・ガス・トイレが使えないことで
生活できなくなる可能性があります。

では、巨大な台風や
経験したことがないような大雨が想定される時は、
江東5区に住む人はどうすればいいのか?
ハザードマップでは、東京の西部や千葉、埼玉、
神奈川などに避難するよう呼び掛けています。
また、それらの場所で親戚や知人、宿泊施設などの避難先を
あらかじめ自分で確保しておくよう勧めています。
江東5区に住んでいる方以外も、
いざという時に頼れる人や場所を考えておくのは大切なことですね。

江東5区のハザードマップ、
この地域で生活しているけれど
まだ見たことがないという方は、
下記から必ず1度、チェックしてくださいね。
古賀涼子でした。

★江東5区大規模水害ハザードマップ
(※区を超えて確認できるハザードマップ)
https://www.city.koto.lg.jp/057101/bosai/bosai-top/topics/documents/haza-do.pdf

★江戸川区
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e007/bosaianzen/bosai/kojo/kanrenmap/n_hazardmap.html

★江東区
https://www.city.koto.lg.jp/470601/machizukuri/kasenkoen/kasen/53578.html

★墨田区
https://www.city.sumida.lg.jp/anzen_anshin/katei_tiikinobousai/kouzui_hm1.files/2018_HM_sassi_japanese.pdf

★足立区
http://www.city.adachi.tokyo.jp/kikaku/bosai/bosai/hazard-map-k.html

★葛飾区
http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000063/1004031/1004779.html


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