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2020.02.15
08:25 「災害支援プログラム」に注目!


相次ぐ自然災害で、今もボランティアの力が必要とされています。
そんな中、自治体で働いていたり、
ボランティア団体に携わっている方などにとっては、次の災害で、
自分たちがボランティアを募集する立場になるかもしれません。

でも、実際にどう募集したり、情報発信したりすればいいのか、
どう運営していけばいいのかなど、課題は多いと思います。
仮にマニュアルがあったとしても、被災すると、
想定通りにいかない可能性もありますよね。
そんな中、ボランティアを募集する側を支援する
民間の取り組みが始まりました。
今朝は、こちらを詳しくご紹介します。

様々な企業の作業効率を改善するクラウドサービスを手がける会社
「サイボウズ」では、今年1月から、社員の有志によって
『災害支援プログラム』というものがスタートしました。

具体的にどんな支援をしてくれるのか。
例えば、サイボウズはIT企業なので、ボランティア募集のHPや
アプリの作成、情報収集、データ入力などを行うことができます。
また、パソコンやプリンターなどが壊れたり足りない場合には、
会社で使用していない機器を活用して、可能な限り提供してくれる
そうです。返却の必要はありません。

さらに、現場で、実際にそれらの機器をケーブルで繋げる作業や、
Wi-Fiへの接続も行ってくれるとのこと。これら全てが無償です。
なお、支援の対象は、災害の復旧・復興に関わる中央省庁や
地方自治体、行政機関、公的医療機関やボランティア団体などです。

でも、なぜここまでの支援を企業の社員が無償で行うことができるのか?
そもそもは、東日本大震災をきっかけに、社員のひとり柴田哲史さんが、
個人でボランティア活動を続けて来たことにありました。
柴田さんは、これまで十を超える被災地で継続的な支援を行っていて、
そんな柴田さんの姿に、他の社員も心を動かされたそうです。
今では、色々な部署から30人を超える社員が集まり、
サイボウズの会社としても、このチームに対して、
普通の有給休暇に加えて年40日の有給休暇を認めることになりました。

ただ、柴田さんをはじめチームでは、自治体やボランティア団体に対し、
何か起きる前から顔が見える関係を作っておくことの大切さを
呼びかけています。
いざという時に、ぜひ力を貸して欲しいと言う自治体や、
ボランティア団体の方は、災害が起きていない平時だからこそ、
コンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。

サイボウズの災害支援プログラムについては、
「防災フロントライン」のHPにリンクを貼っておきます。
何か起きた時、復旧のスピードが更に加速できるはずです。

音声ファイルはこちら


2020.02.08
08:25 今、人気の防災グッズ!


防災グッズをそろえようと思い立ってネットで検索を始めたけど、
簡易トイレ1つとっても、たくさん種類があって、
どれがいいのか迷ってしまった・・・という経験はありませんか?

そこで、日々、色々な防災グッズを実際に使って、
本当に使えるものはどれかを研究している防災士で、
市ヶ谷にある“防災グッズ専門のセレクトショップ”
SEI SHOPの総責任者でもある平井 敬也さんに、
防災グッズを選ぶ基準について伺いました。

その中でも、常備しておきたい3つのもの。
食糧、お水、簡易トイレについてご紹介します。

まずは、食糧、非常食についてです。
長期間保存ができて、しかも非常時に簡単に調理できるもの、
災害時に不足しがちなタンパク質や野菜を手軽に取ることが
できるものなど、選ぶ基準、いくつも思い浮かびます。

平井さんによりますと、人気なのは、
フリーズドライの食料品「サバイバルフーズ」だそうです。
これは、缶に入った国内生産のチキンシチューや鳥雑炊などで、
お料理を高い技術でフリーズドライしているので、
お湯や水を普段は入れて戻して食べるものなのですが、
実は、戻さず、そのままスナック菓子のように
ポリポリと食べても、とてもおいしいんです。

あまり、これまでになかった発想で、私も驚いたんですが、
水も、なかなか限られている中、
非常時そのまますぐに食べられるって、とても重要ですよね。
特に、このシチュー、お野菜やチキンがゴロゴロ入っていて、
食べたという満足度も大きいんです。
ただでさえ辛い災害時には、
なるべくストレスを減らすことが大切なので、
“食事が美味しい”と思えるということは、
想像以上に重要なことですね。

続いて、飲料水です。
SEI SHOPで人気なのは、
保存水の専門メーカー「ジャパンミネラル」が製造する
「カムイワッカ麗水・15年」
こちらは国内最長15年間の保存が可能な水だということです。

そして、最後に「簡易トイレ」です。
最近では、使い勝手の工夫されたものが出てきています。
例えば、災害用トイレではこれまでになかった
“タブレット状”の薬・薬剤を、
「前もって」トイレに入れておけるタイプのもの。
これまでの簡易トイレというのは、
用を足した“後から”薬をふりかけるものでした。
こちらは、前もって入れておけることで、
排せつ物をあまり見ることなく、ビニール袋をしばるだけで
処理ができて、とても使いやすいということです。
1日に何度も使うトイレですから、ちょっとした違いで、
災害の時のストレスが、大幅に軽減されそうです。

この他にも進化しているのが「歯ブラシ」です。
災害の時こそ、口の中のケア、口腔ケアが大切なんですが、
例えば、チタンから生ずるマイナスイオンの効果で、
ほんのわずかなお水だけで、
虫歯菌を除去できる歯ブラシが登場するなど、
科学技術の進歩とともに防災グッズも進化しています。

今回、取材した「SEI SHOP」のホームページは、
その商品が、なぜいいのか、他とどこが違うのか、
詳しく書いてありますので、防災グッズ選びに迷ったら、
参考にしてみては、いかがでしょうか。

音声ファイルはこちら


2020.02.01
08:25 火山への備えも知ろう!


2年前の1月23日、群馬県の草津白根山が噴火して、
自衛隊員の方1人が亡くなり、スキー客ら11人が重軽傷を負いました。
火山列島と言われる日本では、現在、111もの活火山が、
噴火警報・予報の対象になっています。
そこで、今朝は、ニュースでよく耳にする『噴火警報』
『噴火警戒レベル』について確認します。

そもそも、噴火警報とは何かですが、
これは、命に危険が及ぶ火山現象・・・例えば、大きな噴石や火砕流など
短時間で火口周辺や人が住んでいる地域に到達するものが発生したり、
その現象が拡大すると予想される場合、
気象庁が、警戒が必要な範囲を発表するものです。

また、111の活火山のうち、防災のために、
より、しっかり監視しておくべき48の火山については、
5段階の「噴火警戒レベル」も導入されています。
では、1つずつ確認しましょう。

まずレベル1は、「活火山であることに留意」。
周辺住民は、通常の生活を送り、
登山や入山への規制も原則ありません。
レベル2は、「火口周辺規制」。
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生した、あるいは発生が予想されるもので、
火口周辺への立ち入りが規制されます。
続いてレベル3は、「入山規制」。つまり、山に入ることが規制されます。
住民は、原則、通常の生活を送りますが、状況に応じて、
高齢者などは避難準備を始めることになるので、注意が必要です。

そして、噴火警戒レベル4の「避難準備」と、レベル5の「避難」は、
人が住んでいる地域に直接関係してくるもので、
2015年5月の口永良部島噴火の時に初めて発表されました。
この、レベル4と5は、「特別警報」として扱われます。

でも、自分は登山をしないし関係ないと思う方もいるかもしれませんが、
では、スキーや温泉は、どうでしょうか?
気象庁が噴火警戒レベルを発表する111の活火山のすぐそばには、
箱根といった身近な温泉から、蔵王や那須といったゲレンデなどもあります。

そして、実際に噴火警戒レベル2以上が出されている火山は、
全国で7つもあるので、決して他人ごとではないんです。

それを踏まえ、火山情報を簡単に手に入れるにはどうしたらいいのか?
いちばんは、「噴火速報」に対応したアプリをスマホに入れておくことです。
『Yahoo!防災速報』や、日本気象協会の『噴火速報アラート』では、
位置情報も利用しながら、自分のいる場所に噴火の危機が迫った時、
警報音やポップアップで教えてくれます。

雪山や温泉に行く予定のある方は、この機会に
火山への備えについてちょっと意識してみてはいかがでしょうか。

音声ファイルはこちら


2020.01.25
08:25 「東京マイ・タイムライン」って?


東京都は、先月、2040年代の東京を見据えた
「長期戦略ビジョン」を公表しました。
この「長期戦略ビジョン」では、
「安全・安心なまちづくり戦略」として、
首都直下地震や台風・豪雨など色々な災害に対して、
ハードとソフトの両面からの備えをさらに加速するとしています。

東京都の小池百合子知事は、防災対策への取り組みについて、
こう話しています。
「昨年は、水害が非常に心配されたということもあって、
 どうすれば良いか、みな真剣に考えられたと思うのですね。
 そのためにも、まずはハードとして、「地下調整池」という
 見えない所なのですが、結構、いい役割を今回も果たしてくれました。
 それをさらに強化していくこと。
 それから「マイ・タイムライン」という形で、
 例えば、川よりも低い所に住んでおられる方々も多い訳で、
 そうした方々が、例えば、地震は急に来ますけれど、
 雨の場合は、台風など予測ができますので、
 その時に、何時間前にはどうしましょう、何をしておくべきか
 という心構えを、お子さんと一緒にしておけるようなキットも作って、
 学校で学んでもらっています。」

小池知事は、防災への取り組みの1つとして
マイ・タイムラインの普及”を挙げていました。
この「マイ・タイムライン」というのは、
いざというときに慌てないよう、避難に備えた行動を
一人ひとりがあらかじめ決めておくというものです。

例えば、台風が近づいていると分かったとき、3日前には何をするか
どんな情報が出たら、自分が住んでいる辺りはどうなるのか、
そして、それを踏まえて、どこで何をするのかなどを、
事前に書き出して整理します。
つまり、自分だけの避難の方法をまとめるというものですね。

東京都では、避難に必要な知識を学びながら、家族で話し合って、
マイ・タイムラインを作ってもらおうと、ガイドブックやシートを
まとめた作成キット「東京マイ・タイムライン」を作って、
都内の小・中・高校などに配布しています。

夏休みの宿題でお子さんが持って帰ったというご家庭も多いですよね。
私も、小学校2年生の息子が持って帰ってきたので、
家族みんなで話し合いながら確認しました。
家族で取り組むということが大切です。

この「東京マイ・タイムライン」は、
東京都のホームページからダウンロードすることもできます。
パソコンやスマートフォンで入力、保存できるデジタル版もあるので、
まずは、どんなものかアクセスし、
それぞれの「マイ・タイムライン」作り、取り組んでみてはいかがでしょうか?

音声ファイルはこちら


2020.01.18
08:25 災害用伝言板の体験ができます!


1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災から、きのうで25年。
阪神大震災は、戦後初めての大都市直下型地震で、
6,434人もの方が犠牲になりました。

近年の地震や豪雨などによる被害の状況を見て、
いざという時の備えを進めているという方も、
たくさんいらっしゃると思いますが、今朝は、
災害時の安否確認として活用できる「災害用伝言板と伝言ダイヤル」
改めてご紹介します。

この「災害用伝言板と伝言ダイヤル」、
毎月1日と15日に体験できるようになっていますが、
ちょうど今、1月15日から21日の「防災とボランティア週間」の期間も
体験できるんです。

まず「災害用伝言板」ですが、これは携帯やスマートフォンなどから、
文字で自分の安否情報を伝えたり、相手の安否を確認できたりするものです。
方法は簡単で、携帯各社のトップ画面から「災害用伝言板」をクリックして、
安否の登録か確認を選べばOKです。

登録を選ぶと、定型の文章、例えば「無事です」や「被害があります」、
「自宅にいます」、「避難所にいます」などが出てくるので、
それらを選ぶか、自分で短いコメントを書き込んむこともできます。
その上で、登録を押すと、伝言の登録が完了します。
伝言の確認をするには、安否確認したい相手の携帯電話番号を入力して、
画面で「検索」を選ぶと、検索結果が表示されます。

一方、「災害用伝言ダイヤル」とは、
大地震などの災害によって電話がつながりにくくなった時に開設される
災害時の声の伝言板です。
「171」に電話をすると、伝言の録音や再生ができます。

方法は、まず「171」に電話をかけて、
音声案内に従って、1を押すと伝言を録音できます。
次に、自宅の電話番号や自分の携帯電話番号を入力すれば、
30秒間、自分の声を録音することができます。
また、音声案内に沿って、2を押して、
連絡を取りたい人の電話番号を入力すれば、
録音された伝言を再生することができます。

普段から、家族や周りの友人に、
災害の時は、伝言板や伝言ダイヤル171に登録するよと伝えておけば、
お互いの安否を確認するのに役立ちます。
「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル171」
体験期間の今月21日までに一度試してみることをおすすめします。

音声ファイルはこちら


2020.01.11
08:25 住宅の耐震化、できていますか?


1月17日で阪神淡路大震災の発生から丸25年を迎えます。
近年起きた『大都市での直下型地震』としては最も被害が大きいため、
首都圏に住む私たちも教訓にすべきことは今も沢山あります。
そこで今朝は、その教訓から首都直下地震への備えを考えます。

阪神大震災では、震災関連死を含めて
これまでにおよそ6500人の方が亡くなりました。
このうち、地震の発生直後に命を落とした方はおよそ5500人。
亡くなった原因の8割以上が、建物の倒壊や火災によるものでした。
これはまさに、都市部での直下型地震の特徴です。
だからこそ、都市部では建物の耐震化がとても重要になります。

昭和56年に建築基準法が変わって、
より地震に強い建物しか建築が認められなくなりました。
でも、それより前に建てられた建物は
震度6強や7レベルの地震が起きると倒れてしまう恐れがあります。
つまり、首都直下地震が起きたら、家で命を落とす可能性があると言うこと。
耐震化していない家の方は、改修工事をぜひ行なってください。

気になるのが費用ですが・・・
国や自治体などから今、かなりの額の補助が受けられるようになっています。
例えば国の場合、耐震改修の工事費用について250万円までなら
その10%が所得税から控除されます。
また東京都は、今年3月31日までに一定の条件の元で耐震工事を行えば、
翌年度の固定資産税を減免。
古い家屋を取り壊した上で、新築に建て替えたり
新築マンションを購入したりすれば、
3年分の固定資産税を減額してくれるんです。

一方、区や市でも、金額や割合は異なりますが、
耐震診断や改修工事にかかる費用を助成してくれる制度があります。

このように、あまり費用をかけずに耐震診断や
改修工事できることも多いんです。
もし、お住まいが昭和56年6月より前に建てられた家やマンションで、
何も改修工事をしていない、でも気になっていると言う方がいらっしゃったら
まずはお住まいの自治体に相談してみてください。

そして、建物の耐震化と併せて重要なのが、家具の固定です。
阪神淡路大震災では、建物は無事でも
倒れてきた家具によって命を落とした方や
家具に挟まれたり、出入り口を塞がれたりしたまま
火災に巻き込まれて亡くなった方も多くいました。
重い家具は固定器具を使って動かないようにする。
背の高い家具はなるべく置かない。
倒れたときに通路や出入り口を塞いでしまう置き方はしない。
少しの手間と工夫で、あなたと家族の命を守ることができます。

阪神淡路大震災から25年を前に、
教訓を改めてあなたの生活にも生かしてくださいね。

音声ファイルはこちら


2020.01.04
08:25 覚えておくべき災害関連ワードクイズ!


2020年最初の放送ということで今回は、
「いまさら人に聞けないけど、必ず覚えておくべき災害関連ワード」を
クイズ形式で確認します!
お子さんとも一緒に考えてくださいね。

まずは、避難に関するワードです。
次の3つの情報のうち、あなたの住むエリアにどれが出されたら
すぐに避難行動を取らなくてはならないでしょうか?

  “鯑餞告
 ◆“鯑饂惻
  避難準備・高齢者等避難開始

・・・正解は、「全部」です。
避難に関する情報は、それぞれの自治体が判断して出します。
もし、あなたのご家庭に高齢の方や、障がいをお持ちの方、
妊婦さんや小さなお子さんがいる場合は、避難に時間がかかるため
「避難準備・高齢者等避難開始」が発表された段階で、
すぐに避難行動を始めましょう。
避難に不安がある方であれば、誰でも避難を初めてOKです。
一方、国が災害の警戒レベルを5段階で発表する取り組みが去年から始まり、
避難勧告と避難指示は、同じ「レベル4」になりました。
レベル4が発表された時点で、エリアに住む全員は
速やかに避難行動を取ってください、ということです。

次の問題です。
その『避難行動』とは、次のどれを指すでしょうか?

  全員すぐに公共の避難場所に行くこと
  避難場所には必ずしも行かず、家や近くの建物の安全な場所で過ごすこと
  持ち出袋などの準備を始めること

・・・正解は
避難場所には必ずしも行かず、家や近くの建物の安全な場所で過ごすこと、です。
例えば豪雨など、外に出て避難場所に向かうことが既に危険な状況もあります。
避難行動とは、難を避ける行動。
つまり、その場でできる最大限命を守る行動、ということです。
避難指示や避難勧告が出ても、
どこかに行くことだけが避難ではないということをしっかり覚えておいてください。

では、最後の問題です。
家族で離れ離れのときに、大きな災害が起きてしまったら・・・
電話もつながらない中、どうすればいいでしょうか。

 _箸北瓩辰董家族を待つ
 ∋前に決めた避難場所にひとりでも向かう
  その場で電話がつながるまでかけ続ける

・・・正解は◆
事前に決めた避難場所にひとりでも向かう、です。
ひとりひとりが確実に自分の命を守ることが、
2次災害に巻き込まれない重要な鍵となります。

このような感じで、お正月休みに家族みんなで
災害への備えを改めて確認してくださいね!
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.12.28
08:25 親子ですれ違う防災意識


2019年もまもなく終わろうとしています。
今年も大きな災害が相次ぎましたね・・・
この年末年始、家族で過ごす機会が増える方も多いと思うので、
改めてみんなで、災害が起きた時のことを確認してはいかがでしょうか。
というのも、親子へのアンケートから
防災をめぐるすれ違いが浮き彫りにもなっているんです。
今回はこちらを詳しくご紹介しましょう。

今年9月の防災の日を前に、おもちゃメーカーのバンダイが
「子どもの防災に関する意識調査」と言うものを行いました。
小学1年から中学3年の子どもがいる親900人に
子どもと一緒に回答してもらったものなんですが、
その結果、家庭で災害への備えをしていても
子どもにはうまく伝えきれていないことが判明しました。

まず、家庭で行っている防災対策を聞いた所、
トップは『非常食』で、親の46%が家に備えていると回答しました。
ところが、この非常食・・・
家のどこに置かれているのかちゃんと分かっている子どもは、
たったの22%!
せっかく家にあるのに、いざというときに親がいないと
うまく活用できない可能性が浮き彫りになったんです。

続いて、災害時の集合場所や連絡手段を
子どもと話し合っているか聞いた所、
「全く話し合ったことはない」と答えた家庭は23%にも上りました。
これでは、大きな災害が起きたときにはぐれてしまったり、
安否確認に時間も手間もかかってしまいますね。
なによりも、安否確認できないと、お互いを探し回ることで
二次災害に巻き込まれる可能性もあります。

では、具体的にどうすればいいのか?
やはり最も重要なのは、集合場所をしっかりと決めておくこと。
それぞれ家に帰ればいいと思いがちですが、
帰宅困難者となってそもそも家に帰りつくことができないことがあるほか、
豪雨で自宅周辺が浸水したり、
地震による火災で焼けてしまったりすることも考えられます。
そして、集合場所は1箇所だけに限定しないことも重要です。
近くの学校などの避難場所はいっぱいで入れなかったり、
その建物自体が被災して、開けないこともあるからです。
特に、地震の避難場所になっていても、
豪雨や津波では土地が低く、危険なケースもあります。
地震であれば、まずはA小学校に避難して集合、だめだったらB公民館。
水に関する災害であれば、まずはC中学校、次にD公園・・・など、
必ず、災害の種類に合わせて、複数の集合場所を決めておきましょう。

改めて、2020年に災害が起きたとしても
家族みんなで乗り切れるように、備えを進めてくださいね。
来年も、最新の防災や災害に関する情報をお届けします!
古賀涼子でした。

音声ファイルはこちら


2019.12.21
08:25 大掃除や買い出しのついでに防災のススメ


今年も残すところ、あと1週間ちょっと。
この週末に大掃除をしたり、
買い出しに出かけたりする方も多いかもしれません。
その片付けや買い物のついでに、
ちょっとだけ災害への備えを見直しませんか?
東京都や消防庁、赤十字社などが分かりやすくまとめているので、
その中から、日常の延長で用意しておくといい物をお伝えします。

★懐中電灯と電池
懐中電灯は既に用意していると言う方が殆どだと思いますが
乾電池の替えはどうでしょうか?
電池を入れっぱなしだと、肝心な時に点かないこともあるので
必ず予備の乾電池も準備してくださいね。

★モバイルバッテリー
いま無くてはならないスマートフォン。
スマホを充電するモバイルバッテリーは、
いくつあっても困りません。
中でも、乾電池タイプものがおすすめです。
バッテリー自身の充電がなくなった場合でも、
乾電池式なら再充電する時間も電源も必要ありません。

★カセットコンロとガスボンベ
災害時に温かい食べ物や飲み物は、
気力も体力も回復してくれます。
ガスボンベは予備も多めに用意しましょう。

★簡易トイレ
排泄の問題は、衛生だけでなく健康にも関係します。
段ボール+ビニール袋+ネコのトイレ砂でも代用できますが、
長期化に備えて、専用の簡易トイレは用意しておくと良いでしょう。

★水と食料
一人ひとりが最低限(首都直下地震では1週間分が目安)を
準備しておくことは必須です。
水は1人1日3リットル。
これとは別に、すぐ飲めるよう、
500ミリのペットボトルも手元に置いておきましょう。
お米、レトルトのご飯もあると便利です。
肉や魚、野菜などは缶詰で補給、
アメやチョコなどのお菓子も、疲れを癒してくれるため
実はとても大切です。
すぐに食べられるスティック型の栄養補助食品も
用意しておきましょう。


なお、これから買い出しに行くときに
ちょっとした工夫で食料の備蓄を進めることが出来ます。
ポイントは、普段使っている食料品を買い置きすること。
例えばパスタのように賞味期限の長いものは、
1つ買う時に、もう1つ買っておく。
つまり、手元に2つある状態にしておきます。
そして、1つ食べたら、次の買い物の時に買い足す。
こうすると、いつも最低1つは備えがある状態になります。
これをローリングストックと言います。
普段食べ慣れている味は、食欲が落ちる災害時でも喉を通りやすいので、
「いつもの食べ物」は何より重要なんです。

最後に、生活用品です。
まず、ゴミ袋とビニール袋。
45リットルのゴミ袋は、水をもらう時の給水袋になり、
ビニール袋は、トイレとして使用することもできます。
ウェットティッシュ、トイレットペーパー、ティッシュは
多めに買い置きしておきましょう。

また、これからの寒さ対策として、
使い捨てカイロ、防寒用ジャケット(コンパクトになるものが良い)
レインコート、手袋、マスクがあると良いでしょう。

・・・と、ご紹介したものは、普段から家にある物も多いと思います。
ポイントは、1カ所にまとめておくこと。
そして、全てを一度に準備するのは大変と思いますが、
年末の片づけや買い出しで1つずつそろえていけば、
新年には、災害への備えがぐっと進むことになります。
日常の延長で、少しずつ、着実に備えられると良いですね。
古賀涼子でした。

東京都防災 日常備蓄


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2019.12.14
08:25 台風15号と19号を旅行で応援!「ふっこう割」


きょうは、『ふっこう割』について。

記録的な豪雨と甚大な被害をもたらした台風19号の上陸から
12日で2か月が経ちました。
台風15号からは、およそ3か月です。
この2つの台風で被災したエリアではいま、
観光に大きな影響が出ています。
交通機関や観光・宿泊施設が被害を受けたことによって
実際に観光客を受け入れられない地域は勿論あります。
一方で、直接の被害は出ていないのに、
自粛ムードなどによってキャンセルが相次いでいる現実も・・・。
現地でお金を使うことが復興への手助けになると分かっていても、
どこに行けばいいのか、有効にお金を使うことが出来るか
分からないと言う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、国が動き始めました。
2つの台風で大きな被害を受けたエリアへの旅行者に対して
旅行・宿泊料金をひとり一泊5000円割引します!というものなんです。
その名も、『ふっこう割』。
年末年始の旅行にも使えますが、
今回の国の総予算24億4600万円分が尽きるまでなので、
早い者勝ちです!

では、実際に割引を受ける方法です。

個人で直接、宿に予約をしても割引は原則、受けられません。
旅行業者の窓口や宿泊予約サイトを経由することで
割引してもらえるんです。
これまでも、ふっこう割の取り組みは行われてきました。
熊本地震では国から180億円が投入され、
九州全域への旅行に対して割引されたため
実際に観光復興への大きな後押しとなったそうです。
その後、西日本豪雨や北海道地震でも実施されました。

今回、料金が割引対象となる旅行先は、14都県です。
具体的には、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、
千葉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡となっています。
これらの地域での旅行・宿泊について、
例えば宿泊サイトのじゃらんや楽天トラベル、
旅行会社のJTBなどで『ふっこう割クーポン』を受け取った上で予約をしたり、
パックツアーで既に割引販売されたものを購入することによって
お得に旅行が出来ます。

ちなみに、東京も今回『ふっこう割』の対象地域に入っていますが、
国内旅行者については、多摩地域と島しょ地域への旅行・宿泊が割引の対象です。
(外国人旅行者は東京全域)
同じ都県内でも被害状況が異なるため、どのエリアを割引するかは
各都県に任されているからなんです。

さきほどお伝えしたように、割引の上限は
一人1泊当たり5000円で、3泊分にあたる1万5000円まで。
外国人旅行客は10泊分に当たる5万円まで。

このふっこう割、とてもお得なので、スタートするとともに
あっという間に予約受付や販売が終わることも多くあります。
各都県が詳細を決めた上で、
旅行会社などで12月中〜下旬を目途に始まる見込みです。

この冬、旅行を計画している方は是非、
こまめに旅行会社のサイトをこまめにチェックしてくださいね!

古賀涼子でした。

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