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2021.09.25
08:25 「台風の際は、海沿いの地域でも高潮に注意!」


先週は台風14号が九州から東海地方を横断する形で通り、
岡山県では一時、高潮警報が出されました。

そもそも、
なぜ台風などが接近すると高潮が発生するのでしょうか。
気象庁・気象リスク対策課の白石 昇司(シライシ ショウジ)さんによると

気圧が下がることで海面が吸い上げられるように上昇する
「吸い上げ効果」と
沖から海岸に向かって強い風が吹き、海水が海岸に吹き寄せられ海面が上昇する
「吹き寄せ効果」によって高潮が起きるということです。

関東の海沿いに地域にお住まいの方は
特に高波の危険がありますが、
実は、「海に面していない街でも高潮の浸水」に注意が必要です。

東京・千代田区のハザードマップでは,
今年から、「高潮ハザードマップ」が作成されました。

千代田区は海に面していませんよね?
海で発生する高潮のハザードマップが作られたという事は、
どういうことなのでしょうか。

千代田区 災害対策・危機管理課の
宮原 智紀さんに聞きました。

宮原さん
区内に流れております神田川ですとか日本橋川は、
普段から海の潮位、
満潮ですとか干潮に伴って、
川の水位というのは実は毎日毎日変わっております。
その中で、高潮が発生した場合の潮位のプラスの部分、
それと高潮が起こる際に、大きな雨が重なって、
もともと流れる水位自体の兆候、この二つが合わさって、
最終的に川の水位が護岸を越えてくるという形で
川自体が氾濫をするという形の被害を想定しております。

高潮のときは川の水位がいつもより高く、
そこに大雨が重なると川が氾濫しやすくなります。

都内には、高潮で浸水が想定される区は17区あります。

千代田区と同じ様に、
目黒区、新宿区、文京区などが含まれていて、
沿岸部に住んでいなくても高潮の危険があるんだ!
という事を知っておいてください。

さて、
今回の高潮浸水想定は、
東京都が東京湾に最大の高潮を発生させるような
最大規模の台風を想定して作られたものです。
その台風が通過する確率は、
1000年から5000年に一度と言われていますが、
いつ起きるか分かりません。
それでは、私たちはどう備えればよいのでしょうか。

千代田区では、
今回のハザードマップとともに、
「マイ・タイムライン」も一緒に付けています。

「マイ・タイムライン」は、
台風の発生から災害発生までの間に、
「いつ、何をするか」を事前に考える行動計画です。
例えば災害の3日前には、
「避難先の親戚へ連絡をする」など、事前にできることを考えておきます。
地震と違って、台風や高潮などは事前に予測がしやすい災害です。
高潮が起きると、最大で1週間以上水が引かないと言われています。

自助、共助の視点から、
災害に備える為の、マイ・タイムライン活用したいですね。
沿岸部に住んでいなくても、
高潮の影響による浸水の被害があるのかも含め
ハザードマップで確認をして万一の際に備えましょう。


音声ファイルはこちら


2021.09.11
08:25 『災害時のあなたの心の動き』


近年、「数十年に一度」「
過去最大」と言われるような自然災害が増えています。
今年も、全国各地で豪雨や水害が発生していますよね。
もしもの災害に備えているご家庭も多いと思いますが・・・

その、“もしも”が起きた時、
私たち人間はどの様な心理状況に陥りやすいのでしょうか?

今朝は、
「災害時に逃げ遅れてしまう心の動き」についてお伝えしていきます。

先月、日本赤十字社が行った調査で、
台風や水害などの災害を経験した5028人のうち、
半分の方が、
「災害が起きた時、自治体から避難勧告、指示が出ていた」と回答しました。
しかし、
避難指示、避難勧告がでていると知っていながら、
避難した人は、12.8%。
避難しなかった人は半数にのぼるという結果が出たんです。

何故、身の危険が迫っている状況で、避難しない人が多かったのでしょうか?

避難しなかった理由として、「過去の災害で被災しなかったから大丈夫」
「近所や知人が避難していなかったから」という事があげられ、
状況判断に“バイアス=先入観・思い込み”が一定の影響を及ぼしている
可能性がある事が分かりました。

災害時は、危機が迫っていても、
大した事ではないと思いこむ事で心を落ち着かせようとする「正常性バイアス」と、
周りの人と同じ行動を取ろうとする傾向、「同調性バイアス」が
避難行動に影響を与えると言われています。

平時の中でも予期しない事っておきますよね?
ドキドキしたり、考えすぎて疲れてしまったり、
そういったストレスを回避する為に、私達の脳は、
自然と心の平静を守る防御作用=正常性バイアスが備わっています。
しかし、度を超えてしまうと・・・。
一刻もその場から逃げなければいけない非常事態の時に、
認識が妨げられてしまい、
結果、生命の危険にさらされる状況を招きかねません。

ここで、簡単な診断をしてみましょう!

Q学校や外出先などで非常ベルを聞いた事はありませんか?

その時あなたはどうしましたか? という質問です。

点検だと思って何もしなかった。 
みんなが避難していないので大丈夫だと思った。
1譴でていなと思って大丈夫だと思った。
ぐ汰瓦塀蠅鉾鯑颪靴拭

さあ、あなたはどれを選びますか? 

バイアスがかかっていないのは、
ぐ汰瓦幣貊蠅鉾鯑颪靴燭任后


,療生,世隼廚辰堂燭發靴覆った
の煙が出ていないと思って大丈夫だと思ったは
「正常性バイアス」が、
△粒Г避難していないので、大丈夫だと思った。
これは、同調性バイアスがかかっています。

あなたの行動はバイアスかかっていませんでしたか?

日本赤十字社のHP 
「ACTION! 防災・減災」のバナーをクリックすると、
正常性バイアスと、同調性バイアスについて、
漫画で分かりやすく説明されています。

バイアス、こころの動きについて考えてみてください。

さて、
9月はJFN防災月間として、
TOKYO FMをはじめJFN38局のパーソナリティが、
「もしもの時の備え」のアイデアをご紹介しています。

詳しくは、TOKYO FMトップページから、
「聴く防災訓練」WEBサイトをご覧ください


音声ファイルはこちら


2021.09.04
08:25 「防災の備え お金の備えも忘れずに!」


今日まで、防災週間ですね。
防災グッズの点検をしたり、
家族防災会議を開いたご家庭もあったのではないでしょうか?
私も、防災グッズの点検や、
家具がしっかり固定されているかなど確認しました。

さて、あなたは、
水や食料を含めた防災グッズ、
防災バッグの準備はばっちりと思っていませんか?

それでは、
地震、台風洪水などの被害を受けた時に必要な
「緊急予備資金」の準備はどうでしょうか?
今日は、
「緊急予備資金」の
必要瀬や目安となる金額、資金の準備の方法をご紹介します。

そもそも、この「緊急予備資金」とは、
不測の事態で出費が必要になったり、
収入が減った時の為に準備をしておく、緊急用のお金の事です。

不測の事態は、
事故や病気なども含まれますが、災害もその一つです。
こうした状況に備えて
保険に加入されている方もいらっしゃると思いますが、
保険金の支払いには時間がかかる事もあります。

その為、
すぐに使えるお金として「緊急予備資金」を準備すると安心です。

さて、災害時にはどんなお金が出ていくと想像しますか?
代表的な出費例をご紹介しますね。

^貉避難、遠方の実家や親戚の家に避難する場合の交通費
▲曠謄襪覆匹琉貉的な滞在費
H鯑颪虜櫃忙ち出せなかった衣服や日用品の購入
た料などの生活費
ゲれた家財道具の買い替え費用
Σ伐阿僚ち狭事。

特に、 銑い枠鯑馗掌紊簇鯑饕罎ら必要になるお金です。
緊急予備資金として準備しておきたい金額は、家族構成によってもことなります。
たとえば、会社員の例を挙げて、緊急予備資金の目安を考えてみましょう。
会社員の世帯なら生活費6か月分程度が目安となります。
怪我をしたら、会社から健康保険の傷病手当や、
雇用保険の基本手当を受けられる場合があります。

しかし、
申請から1〜2か月かかるので手元にくるまで時間がかかってしまいます。
半年分あれば安心です。
家屋の修繕や家財の買い替えは大きな金額になる為、
緊急予備資金だけでは足りないケースもあります。
政府の公的支援制度を活用したり、
火災保険や地震保険に加入するなど損害に備える事も安心に繋がります。

普段から、家計簿をつけていなくて、
そもそも1か月あたりの生活費を把握でいていないご家庭は、
もしもに備えて、
準備する為に、まず1か月あたりの生活費が
どれだけかかっているかを知る所からはじめましょう。

災害時には、
ATMがストップしてお金を引き出せないという状況になります。
長い避難生活になった場合、
防災の備えの中に、「お金の備え」も必要不可欠です。

さて、9月はJFN防災月間として、
TOKYO FMはじめJFN38局のパーソナリティが、
「もしもの時の備え」のアイデアをご紹介しています。
詳しくは、TOKYO FMトップページから、
「聴く防災訓練」WEBサイトをご覧ください。
防災の備えのヒントにしてみてください。


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2021.08.28
08:25 ペット防災カレンダー


ペットを飼っている方は日ごろからペット防災についての情報に触れていると思いますが、ペット防災に関する知識を盛り込んだカレンダーがあるのをご存じですか?
きょうは「ペット防災カレンダー」について紹介します。


「ペット防災カレンダー」は、犬や猫のかわいいイラストとともに、
『命を守る』カレンダーとして、人と動物が被災したときに安心して
安全な避難生活が送れるような防災知識が載っているカレンダーです。


カレンダーには「チャレンジ週間」と言って
毎月、防災・減災力を高めるテーマが1週間設定されています。
例えば7月には「ポータブル電源購入期間」と書かれていて、
停電時に使う家電の電力を計算し、必要な容量を調べるのを促す週間です。
さて、このポータブル電源ですが、いろいろな種類がありますよね。
購入するのはわかるけど、どれを購入するべきか悩んだりしませんか?


ポータブル電源を購入する際に、最も重要なのが「バッテリー」容量。
バッテリー容量は、ワットアワーという単位で示されています。
これは、100wの電化製品を何時間使用できるかを示しています。
例えば、300ワットアワーのポータブル電源であれば、
100Wの電化製品を3時間使用できます。
300ワットアワーの容量のポータブル電源で使用できる電化製品は、
例えば、スマートフォンおよそ28回充電できたり、LED照明でおよそ22時間、
扇風機はおよそ15時間使用できます。
容量が大きければ、長時間電化製品を使用できますが、サイズや重量が大きくなるため、
用途や人数に合わせて適切なものを購入する事が大切です。


ペットは、子供や高齢者と一緒で、体内の温度調節が上手くできません。
夏に災害が起きて、ライフラインが止まってしまったら
熱中症になってしまう可能性もあります。
私たちの災害時の備えがペット防災の備えにもつながっていきます。


その他に、カレンダーには、子供や家族で防災について考える
きっかけになる様に、「間違い探し」や防災クイズなどで、
楽しく、災害の備えについて学ぶ事ができます。


カレンダーを開発したNPO法人・人と動物の共生センター理事長で
獣医師の奥田順之さんは、生活の中でペット防災の知識や
一般的な防災の知識を再確認するきっかけにして欲しいと話します。
また、こんな思いを話してくれました。


奥田さん:
カレンダーにすることでプレゼントしやすいものになるというのが大きいかなと思います。
例えば、犬の飼い主さんがお散歩バッグの中に入れて、散歩友達に渡してくれたなど
このペット防災の備えをいかにも必要だよってことをいかに広めていくかという意味でも
カレンダーにすることに大きな意味があります。
チラシだと渡しにくいけど、カレンダーだったら渡しやすい、
プレゼントしやすい。
そういった形で人から人に伝わっていく、つなげていくということが
この防災を広めてくために大切なんじゃないかなと思います。


ペット防災カレンダーは2022年版を作成中で
10月ごろから一般向けの予約を受け付ける予定です。
詳しくは、「人と動物の共生センター」のホームページをご覧ください。
http://human-animal.jp/bousai-blog/2053



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2021.08.21
08:25 「大雨の時は・・・都内で内水氾濫に注意」


先週から今週にかけて、
九州や中国地方を中心に長く降り続く大雨で浸水害や土砂災害が起きています。

あなたの住んでいる街でも
いつこの様な災害・被害が起きるか分かりません。
今日は、
改めて、毎年のように起きる水害の危険性について考えていきます。

防災システム研究所 所長
山村武彦さんは、地球温暖化の影響を受けて、
雨のもとになる大気中の水蒸気量が増加しているといいます。

山村さん:
大雨が頻発すると、
台風も数は多くは無いけれども
発生すると激化した台風になってしまう。
そういった点では、
異常気象時代というのは、非常に災害多発時代と言えると思います。
洪水になりそうな地域を、氾濫想定エリアというのですが、
その氾濫想定エリアに、
日本の国土の10%が氾濫想定エリアなんですね。
その10%の所にですね、全人口の51%が住んでいる、
そして、総資本の75%が集約されているとう事ですから、
これ激化すると更に、危険度が増していくと思いますね。

気象庁の観測によると、
1時間に50ミリ以上の
非常に激しい雨が降る頻度は、直近10年で、1.4倍も増えています。
データをみても豪雨災害のリスクが
高くなっている事がわかります。
豪雨は様々な災害をもたらしますが、
山村さんは。関東・都心で注意したい水害の1つが内水氾濫だと指摘します。

この内水氾濫という言葉、
気象情報やニュースでよく耳にされていると思いますが
あなたは、詳しく知っていますか?

内水氾濫は、
市街地に排水能力を超える雨が降り、排水雨量が追いつかず
建物や土地が水に浸かる現象です。「浸水害」とも呼ばれています。


そして、
この内水氾濫は標高の低い場所であるほど、発生のリスクがあります。
たとえば、外側から内側にかけて谷の様にくぼんでいる場所、
地下室や地下街などは内水氾濫が発生しやすいと言われています。

また、アスファルトは、土よりも水の浸透が遅いため、
アスファルトで舗装されている都心部でも内水氾濫が起きる危険を秘めています。

危険が迫る前に避難場所などに移動しておく事が理想ではありますが
必ずしも、早い行動が取れるとは限りません。
すでに、内水氾濫が起きてしまっていたら近くにある2階以上の建物に避難してください。
河川などが決壊する外水氾濫に比べると時間的な猶予はありますが、
無理に遠くまで逃げる事は避けて、近場のビルやマンションに避難しましょう。

そして、
大雨による災害から身を守る為に大切な事の1つに「ハザードマップ」があります。
改めて、自治体のハザードマップを確認してみてください。

最後にリスナーのあなたに伝えたい事、山村さんはこう話します。

山村さん:
いつでもどこでも、他人事ではなくて、
自分事と考えて 
気象情報、防災情報に耳を傾ける、情報はまっているだけではなくて
本当に必要な情報は自分から取りにいく、
自治体の防災メールとかポータルサイトでそういう防災のサイトを作っています。
そういったものを取り込んで、アプリを入れておく事によってですね、
いつでも情報を取りやすいようにしておく事も大切だと思います。

地球温暖化が進む中で、自然災害は年々増えています。

私の住んでいる街は大丈夫という正常性バイアスをかけないで、
いつ起きてもおかしくないんだ!という気持ちを持っておく事は
今一番求められている事です。自分の心に手をあてて考えてみてください。


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2021.08.14
08:25 コロナ禍でのペットとの避難


突然ですが、ペットを飼っている皆さんは、
もし災害が起きたらどのようにペットと避難するか決めていますか?

災害が起きて避難する場合、環境省ではペットが飼い主とはぐれないよう
原則として一緒に避難する「同行避難」をガイドラインで示しています。

しかし、新型コロナウイルスの流行で、避難所での密集を避ける中、
避難所にペットを連れて行っていいのかという不安がありますよね。
そこできょうは、コロナ禍におけるペットとの避難について考えます。

コロナ禍でペットと一緒に避難するポイントについて
NPO法人・人と動物の共生センター理事長で獣医師の
奥田順之さんにお話を聞きました。   


奥田さん:
ペットと一緒に避難することに関しても、人も密を避けている中ですから、
ペットも必ずしも避難所に避難するということを考えない方がいいのかなと思います。
例えば、友人の家に身を寄せるとか、親戚の家に行くとかですね。
あるいは、ペットと一緒に泊まれるホテルみたいな所に避難するなど様々な選択肢があります。
そうした選択肢を広げておく、そして密にならないような
避難の方法を考えていくのが大切なことだと思います。


動物たちも私たちがコロナ禍で呼びかけられている分散避難と同じなんですね。

避難所にペットと避難する際には注意が必要です。
飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」が原則ですが、
すべての避難所が飼い主とペットが同じ空間で生活ができる「同伴避難」とは限りません。
避難所ごとにルールが異なるので、ペットと一緒に避難所で過ごせるのか
事前に住んでいる自治体に確認をしておきましょう。

また、もし避難所に避難する場合に備えて、ペットと一緒にできることがあります。


奥田さん:
避難所でどう過ごすかというとキャリーやクレートの中にいるのがベースになります。
だからクレートやキャリーの中に落ち着いて過ごすことができるかどうかということになってきます。
そうなると入ったことない子がそこに入って、落ち着いてられるかというと、できないわけです。
クレートやキャリーに入って中で落ち着いていられる。そういった練習は避難の前に準備をする、
しっかりと繰り返し練習をすることが何より必要ですね。


奥田さんが教えて下さったこと以外にも日ごろからできることはあります。
自治体が主催するペットと一緒に参加が可能な避難訓練に参加してみる、
避難所で他人やほかの動物を怖がったり攻撃的になったりしないように慣らしておく、
飼い主が分かるように連絡先を書いた迷子札を首輪に着ける
ということが日ごろからの備えとしてできます。


ペットの命を守れるのは飼い主のあなたです。



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2021.07.17
08:25 ゲリラ豪雨の時、車を運転していたら?


連日、各地で大雨に関する情報や災害発生について伝えられていますね。

この時期の大雨は雨が降る地域や雨量、
雨が強まる時間帯の予測が特に難しいくどこで降ってもおかしくありません。

そして、
この時期から夏本番にかけて注意したい気象現象の1つが、
「ゲリラ豪雨」です。

ウエザーニューズが発表した
「ゲリラ豪雨 傾向2021」によりますと、
今月から9月のゲリラ豪雨は、
全国でおよそ7500回発生する予想で、
去年よりも、1.2倍増える可能性があるという事です。

地域別では、
東京・1200回、千葉・900回、埼玉、800回、
神奈川、500回となっていて
関東南部では、平年並みの回数となる予想です。

さて、このゲリラ豪雨は、
突発的かつ局地的に激しい雨や落雷をもたらします。
この時・・
あなたが車の運転をしていたらどの様な行動を取りますか?

もうご存じのリスナーの皆さんもいらっしゃるかもしれませんが、
ここで、改めて、
「ゲリラ豪雨が発生した時の運転時の適切な行動について」
確認しましょう。

大雨の際は、急な道路の冠水や川の増水が起こりやすくなっています。

高架下や立体交差のアンダーパスなど、
周囲より低い場所には絶対に侵入せず迂回しましょう。

また、
水位が上がってからの自動車を使用しての避難は危険ですので、
絶対にさけてください。

冠水路は、見た目だけでは水深を判断する事が難しい為、
いざ進入してしまうと、思いの他深い事があります。

ただ、運転席にいる限り、
車の床面以上の水深があってもすぐに浸水してくるという事はありません

万が一、車が冠水し車内にまで浸水してしまった場合は、
すぐに車をとめて慌てずにエンジンを停止させましょう。

その上で避難経路を考える事が大切です。

避難する際には、
いきなり冠水路に出るのではなく、
足を浸け水深を確認しながら、進みたい方向に歩きましょう。
冠水路が濁っていると、
道路の状況が外からはつかみにくく、
マンホールのふたが外れていてもわからない事もあります。
一歩、一歩確かめながら歩く事が大切です。

車は水が引くまで、その場に置いておきましょう。
また、水が引いたからといって
エンジンをかけると破損や感電の危険がありますので、絶対に避けて下さい。

8月中旬から下旬はゲリラ豪雨のピークです。
車を運転する機会が多い方は、改めて注意点を確認しておきましょう。


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2021.07.10
08:25 「東京23区でも、土砂災害に注意!」


梅雨末期の7月上旬は毎年の様に大雨災害が発生します。

この時期の大雨は、
降る地域や雨量、雨が強まる時間帯の予測が特に難しく、
どこでも災害に繋がる大雨が降ってもおかしくありません。
大雨がもたらす災害は様々ですが、
今朝は、「土砂災害」についてお伝えします。

東京都では、
土砂災害の危険がある地域を
土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域に指定しています。

土砂災害特別警戒区域は、
建物が壊れ、住民などの命や身体に著しい危害が生じる恐れがあると認められている区域です。
レッドゾーンともいわれていて
大きな災害に繋がる可能性が高いとされています。

東京には、
土砂災害警戒区域が、1万5493か所 
土砂災害特別警戒区域は、1万3646か所あります。

この「土砂災害危険区域」と「土砂災害特別警戒区域」は、
自治体のハザードマップで確認する事ができます。
また、
東京都のHP「土砂災害警戒区域等マップ」では、
あなたのお住まいの地域が危険区域かどうか一目で確認する事ができます。
是非、1度アクセスしてみてください。

さて、この土砂災害、
山間部や郊外で起こりがちだと思っている方も多いかもしれませんが、
実は、東京・23区でも起こる可能性があります。

最も多いのは、港区で特別警戒区域が142か所もあるんです。

確かに、港区の街の雰囲気を思い出してみると・・・
麻布や赤坂のあたりなど、急な斜面になっているエリアもありますよね。

全国治水砂防協会相談役の岡本正男さんは、
都心部ではこの様な土砂災害に注意が必要だと話します。

岡本さん:
都心部にお住まいの方は「がけ崩れ」に注意が必要です。
東京都のHPを見ると、急傾斜、崖が1万3468か所あります。
小さな崖でも落石があったり、エネルギーが大きいので、
被害は限定的だけれど家がつぶれたり、命の危険がある場合があるんですよね。

都内では、「がけ崩れ」に特に注意が必要だという事なんですね。

一方で、山などがある八王子市は
特別警戒区域は3218か所、警戒区域が3.670か所と
東京都で一番警戒区域が多くなっています。

この地域では、
「土石流」や「地すべり」のが起きる可能性が高いという事です。

急な大雨に見舞われて、災害の危険性が高まっていると思ったら
気象情報や自治体の情報を確認すると共にはやめ早めの行動を心掛けてください。

事前にハザードマップの確認も忘れずに!


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2021.07.03
08:25 「夏の水難事故防止に向けて」


おととい1日から来週水曜日の7日までは
「河川水難事故防止週間」です。
7月に入り、川や湖のレジャーシーズンが本格化するのを前に、
今朝は「水辺の安全ハンドブック」について紹介します。

「水辺の安全ハンドブック」は
水辺での事故を防止するために河川財団が作成している冊子です。

この冊子は去年、内容をリニューアルされました。
その背景について、河川財団・主任研究員の菅原一成さんに聞きました。

菅原さん:
子どもの事故の死者不明者数は変わらず多いのですが、
最近はライフジャケットを子どもが付けるケースは多くなってきています。
一方で大人に関しては、なかなかそういった場面は見られず、
大人が子どもを助けようとして亡くなるという事故も毎年のように繰り返されております。
こういった背景を踏まえて、
特にターゲット層を保護者や親子に絞って
その保護者の方々に水辺の安全について情報を届けたいという想いで、
水辺のハンドブックをリニューアルして発刊しました。

河川や湖などで発生した
水難事故の死者・行方不明者は毎年200人以上に上り、この10年以上、横ばいで推移しています。
どういった点に注意すれば良いのでしょうか。
「水辺の安全ハンドブック」の中から「
水上・水中」、「水際」について紹介します。

まず、「水中・水上」です。
水難事故の死因で大きな割合を占めるのが、息ができないことによる溺死です。
頭を水面より上に出して、
呼吸を確保するためにもライフジャケットを着用することが重要になってきます。

「水際」は、
濡れた石・コンクリートなどで、とても滑りやすくなっています。
予期せぬアクシデントで川の中に入ってしまう可能性がありますから、
転落防止のため滑りにくい靴を履く、水際に近づくときもライフジャケットを用意するなど「もしも」の備えが大切です。

水難事故を防ぐために、
ライフジャケットの重要性について河川財団の菅原さんはこう解説します。

菅原さん:
人間は水全般に基本的には浮きません。
そして浮かなければ、1分で溺水に至ってしまうことになります。
人間の持つ弱点をカバーするというのがライフジャケットです。
ライフジャケットを着用すれば、
かなり危険度というのは大きく下げることができるという風に思っております。
ライフジャケットを着けることによって、遊びの幅が広がり、より安全に楽しく活動することに繋がります。
川というフィールド、あるいは水というところ全般では、
ライフジャケットを着用して活動することは最も望ましい形ではないかなという風に思います。


ライフジャケットなどの装備のほか、
川の流れについての知識、上流の天候などの最新情報を備えて川や湖のレジャーを安全に楽しみましょう。
きょう紹介した
「水辺の安全ハンドブック」は、河川財団のホームページから閲覧・ダウンロードすることができます。
https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid129.html

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2021.06.26
08:25 「東京都水防チャンネル」


さて、梅雨入りした関東では、
先週16日(水)に東京・中野区などを流れる
妙正寺川で氾濫危険情報がでるなど、不安定な天気が続きましたね。

今朝は、河川の監視カメラ映像をリアルタイムで確認できる
「東京都水防チャンネル」をご紹介します。
東京都・建設局 河川部 防災課長の塚田さんに、
「東京都水防チャンネル」とは?どのようなものなのか伺いました。

塚田さん
YouTubeを活用して、これまで公開してきた、
静止画による河川を動画で配信していこうという取り組みです。
都民の皆さんには、是非、映像を見る事で、台風が近くになってきた時に川の近くに見に行かない。
増水時に川の近くに行くのは危険なので、
携帯電話やパソコンを通して、河川の様子を確認して、速やかな避難に繋げて欲しいと思います。

塚田さんのお話しの中にもありましが、
東京都では、これまでも5分ごとに更新される
河川カメラの静止画を東京都のホームページで公開してきました。
しかし、
おととしの台風19号であきる野市の秋川などが氾濫するなどした為、
河川の状況をよりリアルタイムで把握出来るような環境整備を進めてきたんです。
今後、河川の監視カメラ映像を増やしていく予定で、今月末までに58か所、
今年度中に、78か所まで公開数を広げていくという事です。35秒

こうした中、気象庁は、先週17日(木)から、
線状降水帯による大雨が確認された場合に
土砂災害や洪水の危険性が急激に高まった事を知らせる
「顕著な大雨に関する情報」の運用をはじめました。
ただ、線状降水帯の予測は、十分でない為あくまで、情報として私たちに知らせます。
この情報が発表された時には、すでに屋外への避難が難しい状況になっている事も予想されます。
さらに、過去の災害で検証すると、
情報が発表される条件でなくても被害が出ていたケースもあるという事です。
この為、気象庁は、
市町村からの避難情報や気象庁のホームページで確認できる危険度分布、
河川の水位情報などをもとに早めの避難を心がけて欲しいとしています。

この様な時に、東京都水防チャンネルが役に立ちそうですよね。
今後、新たに河川監視カメラの映像を公開した場合は、
随時、水防災総合情報システムのお知らせや水防Twitterでお知らせするという事です。
河川の近くにお住いの方は特にチェックしてくださいね。防災FL 


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■2012年 ON AIR
PROTECT YOURSELF
■2011年 ON AIR
SAVE THE LIFE
■2010年 ON AIR
WALK
IN THE CHAOS
防災ONE TOPIC
■2009年 ON AIR
IN THE CHAOS
防災ONE TOPIC
■2008年 ON AIR
THE MOMENT
AGAINST THE EARTHQUAKE