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2024.03.16
08:25 津波から生き抜く じぶん防災プロジェクト
「津波から生き抜く じぶん防災プロジェクト」という冊子をご紹介します。
この冊子の制作に携わった
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授にお話しを伺いました。
東日本大震災から13年、今村さんはこう話します。
「津波から生き抜く じぶん防災プロジェクト」の冊子を開くと、
第3章に分かれています。
まず、第一章は、
【東日本大震災を津波災害の視点から振り返る】
岩手、宮城、福島での津波被害について振り返る項目です。
第2章は、津波の基本、メカニズムについて書かれています。
津波はそもそもなぜ発生し、
どんな性質をもっているのか等詳しく書かれています。
例えば、津波の速さ、強さはどれくらい?という
トピックについてご紹介しましょう。
津波は、海が深いほど早く伝わる性質があります。
水深5000メートルの沖合いでのスピードは、
ジェット機に匹敵する800劼梁さ、
水深が浅いところでは、遅くなるものの、
それでもオリンピックの短距離走選手並みの速さで陸上に押し寄せてきます。
水深が浅くなるほど津波の速度は遅くなるため、
陸地に近づくにつれて後から来る波が前の津波においついて波の高さは早くなります。
津波の性質として、水深が浅くなるほど津波は高くなります。
ですから、海の近くにお住まいの方は特に、津波避難ビルや
3階以上の鉄筋コンクリートの建物がどこにあるか確認する必要があります。
冊子では、津波避難についてこんな事も書かれているそうです。
音声ファイルはこちら
この冊子の制作に携わった
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授にお話しを伺いました。
東日本大震災から13年、今村さんはこう話します。
「津波から生き抜く じぶん防災プロジェクト」の冊子を開くと、
第3章に分かれています。
まず、第一章は、
【東日本大震災を津波災害の視点から振り返る】
岩手、宮城、福島での津波被害について振り返る項目です。
第2章は、津波の基本、メカニズムについて書かれています。
津波はそもそもなぜ発生し、
どんな性質をもっているのか等詳しく書かれています。
例えば、津波の速さ、強さはどれくらい?という
トピックについてご紹介しましょう。
津波は、海が深いほど早く伝わる性質があります。
水深5000メートルの沖合いでのスピードは、
ジェット機に匹敵する800劼梁さ、
水深が浅いところでは、遅くなるものの、
それでもオリンピックの短距離走選手並みの速さで陸上に押し寄せてきます。
水深が浅くなるほど津波の速度は遅くなるため、
陸地に近づくにつれて後から来る波が前の津波においついて波の高さは早くなります。
津波の性質として、水深が浅くなるほど津波は高くなります。
ですから、海の近くにお住まいの方は特に、津波避難ビルや
3階以上の鉄筋コンクリートの建物がどこにあるか確認する必要があります。
冊子では、津波避難についてこんな事も書かれているそうです。
音声ファイルはこちら
2024.03.09
08:25 東日本大震災から13年
東日本大震災から来週の3月11日(月)で13年です。
あなたは震災の記憶どのくらい残っていますか?
2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード
9.0の大地震が発生し、死者・行方不明者は2万2200人以上。
大津波で多くの方が命をおとしました。
特に、岩手、宮城、福島では巨大な津波が町を襲い、
岩手県・大船渡市では40メートルの津波が観測されました。
地震から13年が経ち、
「東日本大震災を知らない」という世代も増えています。
また、報道も時間の経過と共に減っている為、
被災地の現状について知る機会も減っています。
復興に向けて歩みを進める被災地の現状について、
津波のメカニズムに詳しく、被災地の復興活動にも尽力している
東北大学災害科学国際研究所の
今村文彦教授はこう話します。
今村教授が例に出したのは、
福島県双葉町の状況についてです。
双葉町は、東京電力福島第一原発の事故で
ほぼ全域が帰還困難区域となり、
2022年8月に一部で避難指示が解除されました。
ただ、解除済の面積は、町のおよそ15%
1月の時点では、住民登録している人は5420人ですが、
町内で暮らすのは103人です。
今村教授は、「復興」はみなさんが思っている以上に時間がかかる。
双葉町の復興は、東日本大震災から13年にして、
ようやくスタートラインに立った所だといいます。
そんな中で、去年から復活した「だるま市」。
双葉町でおよそ300年前から続く伝統行事のだるま市。
今年も、双葉駅周辺に会場におよそ2300個のだるまが
並べられて、避難先から訪れた人が赤や黄色、緑、
色とりどりのダルマを買い求めました。
そんな街の姿を見て、被災地の「文化」を後世に残していくか
新しい街としてどう復興していくのか、被災地では今もなお
模索する日々が続いています。
最後に今村教授は関東に住む私達に向けてこう話します。
東日本大震災からまもなく13年。
被災地の今について東北大学災害科学国際研究所の
今村文彦教授の言葉と共に考えました。
音声ファイルはこちら
あなたは震災の記憶どのくらい残っていますか?
2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード
9.0の大地震が発生し、死者・行方不明者は2万2200人以上。
大津波で多くの方が命をおとしました。
特に、岩手、宮城、福島では巨大な津波が町を襲い、
岩手県・大船渡市では40メートルの津波が観測されました。
地震から13年が経ち、
「東日本大震災を知らない」という世代も増えています。
また、報道も時間の経過と共に減っている為、
被災地の現状について知る機会も減っています。
復興に向けて歩みを進める被災地の現状について、
津波のメカニズムに詳しく、被災地の復興活動にも尽力している
東北大学災害科学国際研究所の
今村文彦教授はこう話します。
今村教授が例に出したのは、
福島県双葉町の状況についてです。
双葉町は、東京電力福島第一原発の事故で
ほぼ全域が帰還困難区域となり、
2022年8月に一部で避難指示が解除されました。
ただ、解除済の面積は、町のおよそ15%
1月の時点では、住民登録している人は5420人ですが、
町内で暮らすのは103人です。
今村教授は、「復興」はみなさんが思っている以上に時間がかかる。
双葉町の復興は、東日本大震災から13年にして、
ようやくスタートラインに立った所だといいます。
そんな中で、去年から復活した「だるま市」。
双葉町でおよそ300年前から続く伝統行事のだるま市。
今年も、双葉駅周辺に会場におよそ2300個のだるまが
並べられて、避難先から訪れた人が赤や黄色、緑、
色とりどりのダルマを買い求めました。
そんな街の姿を見て、被災地の「文化」を後世に残していくか
新しい街としてどう復興していくのか、被災地では今もなお
模索する日々が続いています。
最後に今村教授は関東に住む私達に向けてこう話します。
東日本大震災からまもなく13年。
被災地の今について東北大学災害科学国際研究所の
今村文彦教授の言葉と共に考えました。
音声ファイルはこちら
2024.03.02
08:25 車中泊をせざる終えない時に気をつける事
「車中泊をせざる終えない時に気をつける事」
能登半島地震の被災地で、
避難所を避けて車中泊を続ける人が
いまなお、いらっしゃいます。
余震への不安や、
避難所はプライベート空間が保たれない、
ペットがいる為に避難所に入る事をためらう人など理由は様々です。
このように、災害で自宅に住む事が難しくなった時、
避難所に身をよせるのが基本ですが、
様々な理由で車の中で寝泊まりする事を選ぶ人もいます。
災害が起きた時の車中泊について、
内閣府は、「やむを得ない場合に限り」としています。
車での生活が続くと健康上のリスクが高まる事が大きな理由です。
車中泊する時に健康被害で最も危険なのが、
「エコノミークラス症候群」です。
狭い座席に長時間座り足を動かさないと、
血行不良が起こって血液が固まりやすくなります。
その結果、血の固まりが血管の中を流れ、
肺の静脈をつまらせてしまう事で発症するものです。
予防するには、
車内で足を伸ばして眠れる空間を作る必要があります。
軽乗用車などコンパクトな車は、
前の座席のリクライニングシートを活用する。
また、ワゴン車やミニバンは後ろのシートを前に倒して、
トランクと繋げて余裕のある空間を確保し、
厚手のマットを引くと快適に過ごす事ができます。
そのほか、夏は熱中症に、
特に、冬の雪が降る時期は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
エンジンをつけたままにするケースが少なくありません。
しかし、エンジンをかけたままでいると、
排ガスが車内に充満して起きる一酸化炭素中毒や
枯れ草など可燃物への引火などのリスクがあります。
特に、一酸化炭素中毒は、予兆を感じる事なく中にいる人が
意識を失いますので注意が必要です。
車を駐車する場所の選び方も重要です。
・傾斜地ではない平らな場所、引火物のないなどの安全な場所。
・他の人の迷惑にならない場所で、行政指定の避難所近くの駐車スペース。
・給水、トイレ設備のある施設のちかくなど
この4つを満たした場所に駐車する事が理想です。
傾斜地での駐車は
サイドブレーキをかけていたとしても
余震などの衝撃で車が動いてしまい、
事故が発生することもあるので注意しましょう。
アウトドア用品は、車中泊に役立つアイテムが多くあります。
お持ちの方は、一度確認する事をオススメします。
その他、エコノミークラス症候群を予防する「着圧ソックス」や携帯トイレ、
お水、アイマスク、マットやクッション、
プライバシー保護の観点から、車用のカーテン、
非常食やポータブル電源など、
車中泊に役立つアイテムをあらかじめ車に載せておく事をオススメします。
今朝は、車中泊をせざる終えない時に気をつける事についてお伝えしましたが、
車中泊は、「やむ得ない場合に限り」となっている事を忘れずに。
音声ファイルはこちら
能登半島地震の被災地で、
避難所を避けて車中泊を続ける人が
いまなお、いらっしゃいます。
余震への不安や、
避難所はプライベート空間が保たれない、
ペットがいる為に避難所に入る事をためらう人など理由は様々です。
このように、災害で自宅に住む事が難しくなった時、
避難所に身をよせるのが基本ですが、
様々な理由で車の中で寝泊まりする事を選ぶ人もいます。
災害が起きた時の車中泊について、
内閣府は、「やむを得ない場合に限り」としています。
車での生活が続くと健康上のリスクが高まる事が大きな理由です。
車中泊する時に健康被害で最も危険なのが、
「エコノミークラス症候群」です。
狭い座席に長時間座り足を動かさないと、
血行不良が起こって血液が固まりやすくなります。
その結果、血の固まりが血管の中を流れ、
肺の静脈をつまらせてしまう事で発症するものです。
予防するには、
車内で足を伸ばして眠れる空間を作る必要があります。
軽乗用車などコンパクトな車は、
前の座席のリクライニングシートを活用する。
また、ワゴン車やミニバンは後ろのシートを前に倒して、
トランクと繋げて余裕のある空間を確保し、
厚手のマットを引くと快適に過ごす事ができます。
そのほか、夏は熱中症に、
特に、冬の雪が降る時期は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
エンジンをつけたままにするケースが少なくありません。
しかし、エンジンをかけたままでいると、
排ガスが車内に充満して起きる一酸化炭素中毒や
枯れ草など可燃物への引火などのリスクがあります。
特に、一酸化炭素中毒は、予兆を感じる事なく中にいる人が
意識を失いますので注意が必要です。
車を駐車する場所の選び方も重要です。
・傾斜地ではない平らな場所、引火物のないなどの安全な場所。
・他の人の迷惑にならない場所で、行政指定の避難所近くの駐車スペース。
・給水、トイレ設備のある施設のちかくなど
この4つを満たした場所に駐車する事が理想です。
傾斜地での駐車は
サイドブレーキをかけていたとしても
余震などの衝撃で車が動いてしまい、
事故が発生することもあるので注意しましょう。
アウトドア用品は、車中泊に役立つアイテムが多くあります。
お持ちの方は、一度確認する事をオススメします。
その他、エコノミークラス症候群を予防する「着圧ソックス」や携帯トイレ、
お水、アイマスク、マットやクッション、
プライバシー保護の観点から、車用のカーテン、
非常食やポータブル電源など、
車中泊に役立つアイテムをあらかじめ車に載せておく事をオススメします。
今朝は、車中泊をせざる終えない時に気をつける事についてお伝えしましたが、
車中泊は、「やむ得ない場合に限り」となっている事を忘れずに。
音声ファイルはこちら
2024.02.24
08:25 能登半島地震 輪島朝市 遠島孝子さんの声
今朝は、先月1月1日に発生した
能登半島地震の被災地の声をお届けします。
私は、今月9日(金)から11日(土)まで、
石川県輪島市、珠洲市、能登町で取材を行いました。
今回は、石川県輪島市の輪島朝市で海産物を販売していた
遠島孝子さん62歳の声です。
能登半島地震の影響で、市街地で大規模は火災が発生し、
輪島朝市が開催される河井町の一帯、
およそ5万平方メートルが焼け、
およそ300胸の家屋が被害を受けました。
日本三大朝市の一つの輪島朝市で、
遠島さんは、38年間ほぼ休む事なくお店を出してきました。
遠島さんが毎日通った朝市通りでお話を伺いました。
毎日、おはようと挨拶をするのが日課だったそうです。
今は、輪島市内に住む娘さんの家に身を寄せています。
朝市のみなさんと連絡はとっているのでしょうか?
輪島朝市は、能登半島随一の観光スポットとして
年間80万人以上の観光客が訪れ、
最近では、外国人観光客も増えていました。
全長350メートルにおよそ100店舗が軒を連ねていました。
朝市に並んでいたのは、日本海で捕れる新鮮な魚介類や
一夜干しなどの加工品、能登の大地で育まれたお米やお野菜、
そして伝統工芸の輪島塗のお椀や工芸品などが並んでいました。
遠島さんは、朝市の光景を思い出しながらこう語ってくださいました。
遠島さんの元には、県内外、海外から励ましの言葉が届いているそうです。
遠島さんに朝市への思いと今後について伺いました
実は、金沢市で朝市を復活させようと準備が進められています。
計画では、「出張輪島朝市」として定期的な開催を目指し、
来月23日に第一回目の開催が予定されています。
場所を変えても輪島朝市を存続させる。
そんな強い思いも感じます。
今朝は、
輪島朝市の遠島孝子さんの声をお届けしました。
音声ファイルはこちら
能登半島地震の被災地の声をお届けします。
私は、今月9日(金)から11日(土)まで、
石川県輪島市、珠洲市、能登町で取材を行いました。
今回は、石川県輪島市の輪島朝市で海産物を販売していた
遠島孝子さん62歳の声です。
能登半島地震の影響で、市街地で大規模は火災が発生し、
輪島朝市が開催される河井町の一帯、
およそ5万平方メートルが焼け、
およそ300胸の家屋が被害を受けました。
日本三大朝市の一つの輪島朝市で、
遠島さんは、38年間ほぼ休む事なくお店を出してきました。
遠島さんが毎日通った朝市通りでお話を伺いました。
毎日、おはようと挨拶をするのが日課だったそうです。
今は、輪島市内に住む娘さんの家に身を寄せています。
朝市のみなさんと連絡はとっているのでしょうか?
輪島朝市は、能登半島随一の観光スポットとして
年間80万人以上の観光客が訪れ、
最近では、外国人観光客も増えていました。
全長350メートルにおよそ100店舗が軒を連ねていました。
朝市に並んでいたのは、日本海で捕れる新鮮な魚介類や
一夜干しなどの加工品、能登の大地で育まれたお米やお野菜、
そして伝統工芸の輪島塗のお椀や工芸品などが並んでいました。
遠島さんは、朝市の光景を思い出しながらこう語ってくださいました。
遠島さんの元には、県内外、海外から励ましの言葉が届いているそうです。
遠島さんに朝市への思いと今後について伺いました
実は、金沢市で朝市を復活させようと準備が進められています。
計画では、「出張輪島朝市」として定期的な開催を目指し、
来月23日に第一回目の開催が予定されています。
場所を変えても輪島朝市を存続させる。
そんな強い思いも感じます。
今朝は、
輪島朝市の遠島孝子さんの声をお届けしました。
音声ファイルはこちら
2024.02.17
08:25 能登半島地震被災地の声
今朝は、先月1月1日に発生した
能登半島地震の被災地の声をお届けします。
私は、今月9日(金)から11日(土)まで、
石川県輪島市、珠洲市、能登町で取材を行いました。
今回は、能登半島輪島の地で200年以上「木と漆」に携わる、
輪島キリモトの七代目 桐本泰一さんです。
日本を代表する工芸品、「漆器」
その中でも最高級の日用品として親しまれているのが、「輪島塗」です。
石川県輪島市を中心に製作されている伝統工芸漆器。
その輪島塗の伝統と技法を今に伝える輪島キリモト。
桐本さんの工房は、今回の地震でどの様な影響があったのでしょうか?
輪島市役所によると、
石川県・輪島市には、およそ400店の輪島塗りの工房があるそうです。
今回の地震で、ほとんどの工房で作業ができない状況が続いています。
私も実際に輪島市内を歩きましたが、
歴史ある瓦屋根の家が多く立ち並んでいました。
そして、1階部分が潰れてしまっている家屋を多く目にしました。
今後の輪島について、桐本さんはこの様な不安を口にします。
桐本さんは、今後どうすべきかを考えはじめたところ
時間がかかっても職人さんや輪島の人たちと話し合って、
みんなで盛り上げて復興につながるには、
何をすべきか考えたいと話していました。
今朝は、被災地の声をお伝えしました。
音声ファイルはこちら
能登半島地震の被災地の声をお届けします。
私は、今月9日(金)から11日(土)まで、
石川県輪島市、珠洲市、能登町で取材を行いました。
今回は、能登半島輪島の地で200年以上「木と漆」に携わる、
輪島キリモトの七代目 桐本泰一さんです。
日本を代表する工芸品、「漆器」
その中でも最高級の日用品として親しまれているのが、「輪島塗」です。
石川県輪島市を中心に製作されている伝統工芸漆器。
その輪島塗の伝統と技法を今に伝える輪島キリモト。
桐本さんの工房は、今回の地震でどの様な影響があったのでしょうか?
輪島市役所によると、
石川県・輪島市には、およそ400店の輪島塗りの工房があるそうです。
今回の地震で、ほとんどの工房で作業ができない状況が続いています。
私も実際に輪島市内を歩きましたが、
歴史ある瓦屋根の家が多く立ち並んでいました。
そして、1階部分が潰れてしまっている家屋を多く目にしました。
今後の輪島について、桐本さんはこの様な不安を口にします。
桐本さんは、今後どうすべきかを考えはじめたところ
時間がかかっても職人さんや輪島の人たちと話し合って、
みんなで盛り上げて復興につながるには、
何をすべきか考えたいと話していました。
今朝は、被災地の声をお伝えしました。
音声ファイルはこちら
2024.02.10
08:25 プチプラグッズで部屋を安全
今朝は、「プチプラ防災術」についてご紹介します。
東日本大震災や熊本地震をはじめ、国内外31の被災地で
医療支援・救助活動を行ってきた、辻直美さんにお話しを伺いました。
大きな家具の転倒防止器具を設置するのではなく、
100円ショップに売っている様な安くても効果が高い、
「プチプラグッズ」を揃えるだけで、十分に効果があると話す辻さん。
具体的にポイントを教えていただきました。
家具の転倒防止板、滑り止めシート、振動吸収マット等、
100円ショップにも防災グッズが豊富に取り揃えられています。
もちろんお金をかけるべき所にはかけるべきですが、
100円ショップのグッズでも十分まかなえる場合もありますから
上手く併用していきましょう。
減災の為には家の中の防災対策は必須ですが、
辻さんはこの様に話します。
全部完璧にしようと思うからハードルが高くなってしまう。
自分が生活の中で一番いる場所はどこでしょうか?
あるデータで、「家の中で一番長く過ごす場所」として一番多かったのが、
63%でリビング、次に寝室。続いて、ワークスペース、ダイニングと
いう結果が出ています。まず、どの部屋を安全にすべきかと考える事は
防災対策の一歩です。ぜひ考えてみましょう。
最後に辻さんはこう話します。
辻さんの本「レスキューナースが教えるプチプラ防災」では、
100円ショップで買えるものや家にあるものでできる限り防災グッズを代用し、
災害に強い家作りの方法や非常用持ち出し袋のアレンジ法が解説されています。
是非、手にとってみてください。
音声ファイルはこちら
東日本大震災や熊本地震をはじめ、国内外31の被災地で
医療支援・救助活動を行ってきた、辻直美さんにお話しを伺いました。
大きな家具の転倒防止器具を設置するのではなく、
100円ショップに売っている様な安くても効果が高い、
「プチプラグッズ」を揃えるだけで、十分に効果があると話す辻さん。
具体的にポイントを教えていただきました。
家具の転倒防止板、滑り止めシート、振動吸収マット等、
100円ショップにも防災グッズが豊富に取り揃えられています。
もちろんお金をかけるべき所にはかけるべきですが、
100円ショップのグッズでも十分まかなえる場合もありますから
上手く併用していきましょう。
減災の為には家の中の防災対策は必須ですが、
辻さんはこの様に話します。
全部完璧にしようと思うからハードルが高くなってしまう。
自分が生活の中で一番いる場所はどこでしょうか?
あるデータで、「家の中で一番長く過ごす場所」として一番多かったのが、
63%でリビング、次に寝室。続いて、ワークスペース、ダイニングと
いう結果が出ています。まず、どの部屋を安全にすべきかと考える事は
防災対策の一歩です。ぜひ考えてみましょう。
最後に辻さんはこう話します。
辻さんの本「レスキューナースが教えるプチプラ防災」では、
100円ショップで買えるものや家にあるものでできる限り防災グッズを代用し、
災害に強い家作りの方法や非常用持ち出し袋のアレンジ法が解説されています。
是非、手にとってみてください。
音声ファイルはこちら
2024.02.03
08:25 能登半島地震から1か月
能登半島地震発生から1か月が過ぎました。
亡くなった方は、2月1日時点で、238人に上っています。
また、避難生活をしている方は1万4000人を超えています。
このうち、1万人近くが今も体育館などの1次避難所に身を寄せています。
今朝は、「能登半島地震から1か月 被災地の今と未来」について
お伝えします。お話をうかがったのは、
能登半島時でお酒のジン「能登ジン」を販売している、
石川県・珠洲市にお住いの松田行正さんです。
1か月たった今、地震が発生した時の様子をこう振り返ります。
そして、現在の珠洲市の様子について、1.5次避難、2次避難が進んで、
街から人が少なくなっている印象があるそうです。
また、家屋の調査も進んでいて、
ほとんどの家屋に緑、青、赤の張り紙がしてあるそうです。
被災地の支援の面ではどうなのでしょうか?
松田さんは、
今回の地震で家屋の倒壊や今回の体験を通じて、
能登に戻らないという判断をする方も少なくないと感じているそうです。
その中でいかに復興していくのか。街を新しくしていくのか。
長期的な視点で考えていかなければならないと話します。
TOKYO FMをはじめとする、JFN38局では、
石川県能登地方を震源とする地震で被災した皆さまを、
救済、支援するための「JFN募金」を受け付けています。
あなたから寄せられた募金は、
「JFN募金」事務局が取りまとめて全額を被災地に送り、
被害に遭われた方の救済、支援活動に役立てられます。
ぜひ、ご協力ください。
くわしくはTOKYO FMトップページにある「JFN募金」のバナーからご覧ください。
音声ファイルはこちら
亡くなった方は、2月1日時点で、238人に上っています。
また、避難生活をしている方は1万4000人を超えています。
このうち、1万人近くが今も体育館などの1次避難所に身を寄せています。
今朝は、「能登半島地震から1か月 被災地の今と未来」について
お伝えします。お話をうかがったのは、
能登半島時でお酒のジン「能登ジン」を販売している、
石川県・珠洲市にお住いの松田行正さんです。
1か月たった今、地震が発生した時の様子をこう振り返ります。
そして、現在の珠洲市の様子について、1.5次避難、2次避難が進んで、
街から人が少なくなっている印象があるそうです。
また、家屋の調査も進んでいて、
ほとんどの家屋に緑、青、赤の張り紙がしてあるそうです。
被災地の支援の面ではどうなのでしょうか?
松田さんは、
今回の地震で家屋の倒壊や今回の体験を通じて、
能登に戻らないという判断をする方も少なくないと感じているそうです。
その中でいかに復興していくのか。街を新しくしていくのか。
長期的な視点で考えていかなければならないと話します。
TOKYO FMをはじめとする、JFN38局では、
石川県能登地方を震源とする地震で被災した皆さまを、
救済、支援するための「JFN募金」を受け付けています。
あなたから寄せられた募金は、
「JFN募金」事務局が取りまとめて全額を被災地に送り、
被害に遭われた方の救済、支援活動に役立てられます。
ぜひ、ご協力ください。
くわしくはTOKYO FMトップページにある「JFN募金」のバナーからご覧ください。
音声ファイルはこちら
2024.01.27
08:25 看護師の被災地医療支援
今朝は、「被災地の医療支援」についてご紹介します。
東日本大震災や熊本地震をはじめ、国内外31の被災地で
医療支援・救助活動を行ってきた、辻直美さんにお話しを伺いました。
日本には災害に関わる2tつ看護師の仕事があるそうです。
災害ナースもチームの一員となる災害医療派遣チーム=
DMATが作られたのは、阪神淡路大震災がきっかけです。
災害ナース、災害支援ナースとして活動してきた辻さんは、
阪神淡路大震災の被災者の1人。当時の様子を振り返りこう話します。
阪神・淡路大震災では、初期の医療体制が遅れたこと等から
助けられた命が助けられなかったという「避けられた災害死」が
およそ500人いたと後になって報告されています。
この教訓を生かし誕生したのがDMATです。
1月1日に起きた、能登半島地震でも
災害医療派遣チーム=DMATが救助活動等をおこない、
災害支援ナースが被災地で医療支援を行っています。
能登半島地震からまもなく1か月。
辻さんは、災害が長期化する中で、
衛生環境やいつもと違う状態で暮らしている事によるストレス。
持病の悪化などが心配される時期だと話します。
軽減する為には、
徐々に被災者が自分たちで暮らしていくと言う基盤を作ることが求められます。
それぞれの役割をして生きる目的を作ること、
復興に向けての準備
日常にしていたことを徐々に戻していく。
EX 散髪、美容、趣味など
日常生活における潤い
私たちにできる支援の1つが募金です。
TOKYO FMをはじめとする、JFN38局では、
石川県能登地方を震源とする地震で被災した皆さまを、
救済、支援するための「JFN募金」を受け付けています。
あなたから寄せられた募金は、
「JFN募金」事務局が取りまとめて全額を被災地に送り、
被害に遭われた方の救済、支援活動に役立てられます。
ぜひ、ご協力ください。
くわしくはTOKYO FMトップページにある「JFN募金」のバナーからご覧ください。
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東日本大震災や熊本地震をはじめ、国内外31の被災地で
医療支援・救助活動を行ってきた、辻直美さんにお話しを伺いました。
日本には災害に関わる2tつ看護師の仕事があるそうです。
災害ナースもチームの一員となる災害医療派遣チーム=
DMATが作られたのは、阪神淡路大震災がきっかけです。
災害ナース、災害支援ナースとして活動してきた辻さんは、
阪神淡路大震災の被災者の1人。当時の様子を振り返りこう話します。
阪神・淡路大震災では、初期の医療体制が遅れたこと等から
助けられた命が助けられなかったという「避けられた災害死」が
およそ500人いたと後になって報告されています。
この教訓を生かし誕生したのがDMATです。
1月1日に起きた、能登半島地震でも
災害医療派遣チーム=DMATが救助活動等をおこない、
災害支援ナースが被災地で医療支援を行っています。
能登半島地震からまもなく1か月。
辻さんは、災害が長期化する中で、
衛生環境やいつもと違う状態で暮らしている事によるストレス。
持病の悪化などが心配される時期だと話します。
軽減する為には、
徐々に被災者が自分たちで暮らしていくと言う基盤を作ることが求められます。
それぞれの役割をして生きる目的を作ること、
復興に向けての準備
日常にしていたことを徐々に戻していく。
EX 散髪、美容、趣味など
日常生活における潤い
私たちにできる支援の1つが募金です。
TOKYO FMをはじめとする、JFN38局では、
石川県能登地方を震源とする地震で被災した皆さまを、
救済、支援するための「JFN募金」を受け付けています。
あなたから寄せられた募金は、
「JFN募金」事務局が取りまとめて全額を被災地に送り、
被害に遭われた方の救済、支援活動に役立てられます。
ぜひ、ご協力ください。
くわしくはTOKYO FMトップページにある「JFN募金」のバナーからご覧ください。
音声ファイルはこちら
2024.01.20
08:25 常温で保管・お湯が必要ない「乳児用液体ミルク」
1月1日に起きた能登半島地震、発生から20日です。
被災地の避難所には、現在およそ900人が避難していると言われています。
避難者の中には乳幼児もいます。
現在、乳幼児がいる家族が離乳食等の
食事を十分に確保できていなかったり、
断水やお湯が沸かせない事で
粉ミルクを溶かせないといった状況が続いています。
今朝は、お湯で溶かす事なく、常温で保存できる
「乳児用液体ミルク」についてお伝えします。
災害時に断水や停電してもそのまま飲める「液体ミルク」
2016年の熊本地震でフィンランドから緊急輸入され、
その後、国内での製造・販売が行われる様になりました。
液体ミルクは、お湯の調乳が不要な事や
常温で保管可能といったメリットがある一方、
価格が高く消費期限が短い商品が多い事がデメリットとして挙げられます。
しかし、能登半島の地震の様に停電や断水が長期化する中で、
赤ちゃんにとって液体ミルクがあるかないかは重要です。
国際災害レスキューナースの辻直美さんはこのように話します。
完全母乳で育てたいなどご家庭によって方針は様々あると思いますが
ミルクの味を赤ちゃんに知ってもらう事は災害時大切な事かもしれません。
さて、都内の自治体で乳児用液体ミルクを備蓄しているのは、
新宿区、文京区など18区です。
一方、備蓄していないのは、世田谷区や足立区など5区。
台東区のように備蓄はしていないけれど、災害が起きた時に
ドラッグストアから調達できる協定を結んでいる区もあります。
液体ミルクを製造する明治と日本気象協会が今年6月に実施した
全国調査では、474の自治体のうち47.5が備蓄していると回答。
年々備蓄率は増えているものの半数弱にとどまっています。
辻さんは、お母さん、お父さんに向けてこのように話します。
辻さんの本、地震・台風時に動けるガイド -大事な人を護る災害対策では、
家族を護る自宅の防災について紹介されています。
家族構成はご家庭それぞれです。
今こそ、ご自宅の備蓄の確認を。
音声ファイルはこちら
被災地の避難所には、現在およそ900人が避難していると言われています。
避難者の中には乳幼児もいます。
現在、乳幼児がいる家族が離乳食等の
食事を十分に確保できていなかったり、
断水やお湯が沸かせない事で
粉ミルクを溶かせないといった状況が続いています。
今朝は、お湯で溶かす事なく、常温で保存できる
「乳児用液体ミルク」についてお伝えします。
災害時に断水や停電してもそのまま飲める「液体ミルク」
2016年の熊本地震でフィンランドから緊急輸入され、
その後、国内での製造・販売が行われる様になりました。
液体ミルクは、お湯の調乳が不要な事や
常温で保管可能といったメリットがある一方、
価格が高く消費期限が短い商品が多い事がデメリットとして挙げられます。
しかし、能登半島の地震の様に停電や断水が長期化する中で、
赤ちゃんにとって液体ミルクがあるかないかは重要です。
国際災害レスキューナースの辻直美さんはこのように話します。
完全母乳で育てたいなどご家庭によって方針は様々あると思いますが
ミルクの味を赤ちゃんに知ってもらう事は災害時大切な事かもしれません。
さて、都内の自治体で乳児用液体ミルクを備蓄しているのは、
新宿区、文京区など18区です。
一方、備蓄していないのは、世田谷区や足立区など5区。
台東区のように備蓄はしていないけれど、災害が起きた時に
ドラッグストアから調達できる協定を結んでいる区もあります。
液体ミルクを製造する明治と日本気象協会が今年6月に実施した
全国調査では、474の自治体のうち47.5が備蓄していると回答。
年々備蓄率は増えているものの半数弱にとどまっています。
辻さんは、お母さん、お父さんに向けてこのように話します。
辻さんの本、地震・台風時に動けるガイド -大事な人を護る災害対策では、
家族を護る自宅の防災について紹介されています。
家族構成はご家庭それぞれです。
今こそ、ご自宅の備蓄の確認を。
音声ファイルはこちら
2024.01.16
18:17 今年確認したい「水災保険」
2024年1年の始めに確認して貰いたい、保険についてお伝えします。
今年大きく変わるのが水災保険です。
防災システム研究所所長で
防災危機管理アドバザーの山村武彦さんの解説です。
山村さん:
今までは、一律で保険料が決まっていたんですが、
5段階の等級に、1等地から5等地まで分かれるんですね。
特に水害の危険が高いのが5等地。
そうすると保険料が高くなります。
高いところでは、およそ1.5倍になる可能性があります。
今のうちに危険度の高いところは、保険料の見直しや
更新をしておきましょう。
床上浸水や家が流されてしまった時の水害に対応する
水災保険は、火災や落雷の被害を補償する火災保険と一緒に契約します。
火災保険の契約数はおよそ2千万件で、
このうち水災保険の付帯率は、およそ65%
水害のリスクが低い地域を1等地、
逆に高い地域を5等地と分類。
5等地について山村さんのお話です。
山村さん:
東京の周辺ですと葛飾区ですとか、
荒川区、江戸川区周辺の地域は5等地に指定される。
必ずしも山間地だけではない、都市部も一部入っているので
あなたの住んでいる街が何等地なのか確認して、
早めに入った方が良い場合もあるので確認すると良いと思います。
損害保険料率算出機構で検索すると
あなたの住んでいる街がどのグループかわかります。
この水災保険は、河川の氾濫だけでなく
内水氾濫も保障に入ります。
最後に保険の重要性について山村さんのお話です。
山村さん:
確認していないと、
もしかしたら入っていない人もいるかもしれない。
水災保障に特約をつけていない場合があるので、
お見舞金だけになってしまう可能性がある。
自分の家の保険がどうなっているのか。
地震保険、火災保険、自動車保険で車両保険に入っていないと
内水氾濫で車が浸水しても保険料がもらえないという事になるので
そういった保険の確認もしておきましょう。
災害に備えて保険の確認を
音声ファイルはこちら
今年大きく変わるのが水災保険です。
防災システム研究所所長で
防災危機管理アドバザーの山村武彦さんの解説です。
山村さん:
今までは、一律で保険料が決まっていたんですが、
5段階の等級に、1等地から5等地まで分かれるんですね。
特に水害の危険が高いのが5等地。
そうすると保険料が高くなります。
高いところでは、およそ1.5倍になる可能性があります。
今のうちに危険度の高いところは、保険料の見直しや
更新をしておきましょう。
床上浸水や家が流されてしまった時の水害に対応する
水災保険は、火災や落雷の被害を補償する火災保険と一緒に契約します。
火災保険の契約数はおよそ2千万件で、
このうち水災保険の付帯率は、およそ65%
水害のリスクが低い地域を1等地、
逆に高い地域を5等地と分類。
5等地について山村さんのお話です。
山村さん:
東京の周辺ですと葛飾区ですとか、
荒川区、江戸川区周辺の地域は5等地に指定される。
必ずしも山間地だけではない、都市部も一部入っているので
あなたの住んでいる街が何等地なのか確認して、
早めに入った方が良い場合もあるので確認すると良いと思います。
損害保険料率算出機構で検索すると
あなたの住んでいる街がどのグループかわかります。
この水災保険は、河川の氾濫だけでなく
内水氾濫も保障に入ります。
最後に保険の重要性について山村さんのお話です。
山村さん:
確認していないと、
もしかしたら入っていない人もいるかもしれない。
水災保障に特約をつけていない場合があるので、
お見舞金だけになってしまう可能性がある。
自分の家の保険がどうなっているのか。
地震保険、火災保険、自動車保険で車両保険に入っていないと
内水氾濫で車が浸水しても保険料がもらえないという事になるので
そういった保険の確認もしておきましょう。
災害に備えて保険の確認を
音声ファイルはこちら
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