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2014.09.01
18:15 スカイロケットカンパニー「耐震化と電気関係の出火防止」


東京大学 地震研究所 平田直教授による
最後のキーワードは
「耐震化と電気関係の出火防止」です。
こんな風に教えてくださいました。


 首都圏で大きな地震が起きると、
 耐震化されてない建物は倒壊する。
 都内には約600万棟の建物があり、
 そのうち6分の1にあたる100万棟は
 昭和56年のいわゆる新耐震
 (建築基準法による新しい耐震基準)以前に建てられた建物。
 新耐震以前に建てられた古い建物は、
 震度6強になると半分以上は倒壊する。
 逆に言えば「耐震化」というのは、
 揺れに対して被害を少なくする最も基本的な対策。
 100%耐震化するのは大変なことだが、
 公共の建物=小学校や中学校などは
 東京都は100%耐震化している。
 都庁も国会議事堂も耐震化した。
 しかし、区役所の出張所などは
 まだまだ耐震化していない所があり、
 個人の建物も個人の判断で改修するので、
 効率的に耐震化はされていない。
 火事が出るのもやはり、家が倒壊して出火することによる。
 古く、耐震化されてない木造住宅が密集している地域は
 倒壊率・出火率も高く、一度そのような木造家屋が倒壊すると、
 電気関係の出火によって大きな被害が広がっていく。
 だから、まずハードウェアとして何をしなければいけないか。
 建物の耐震化あるいは不燃化をして、
 出火を減らすための感震ブレーカーのような方法も
 技術的に確立されているので、実際に使っていくことが重要。


やはり建物の耐震化が何よりも大切で、
逆に耐震化していなければ、家が倒壊し、
そこから火災が起きて沢山の方が亡くなることにつながります。
もちろん、家が壊れてしまったら自分の住む場所も
なくなるので、避難所での生活を余儀なくされます。

そして、もし避難生活をせざるを得なくなったら。
これは自宅での避難も避難所でも同じですが、
食料も水も少なく、電気やガスも限られ、
冬だったら寒さとも戦うことになります。
東日本大震災で被災された方に直接、
避難生活では何が辛くて逆に何が役に立ったかを伺ったところ、
食べ物に関して、こんな話を聞かせて頂きました。

発災後、少し経つと救援のおにぎりや
レトルト食品などは入ってきたそうです。
食べられることは、とてもありがたい。
でも一方で、おにぎりばかりが続くし、冷たいし、
味の変化もない。
レトルトのものも飽きてしまうし、栄養価もあまり期待できない。
そして、食べなれない非常食は、
特に子供やお年寄り、病気の方や方には食べにくい・・・
この「食べ物のストレス」と言うのが、
日を追うごとに強くなっていったそうです。

そんなときに役に立ったのが、
カセットコンロと家庭での保存食品。
例えば、スパゲティとかツナ缶、
高野豆腐とか切り干し大根、梅干しなどですが、
普段は何気なく食べていたものを温かい状態で口にした時に、
日常を取り戻していく感覚につながった、という方が
多くいらっしゃいました。
食事が、
気力と体力を取り戻す大きなきっかけになったということです。
だからこそ是非、家に保存食材とカセットコンロは
用意して頂けたらと思います。

例えば、リゾット。
ひとつのビニール袋に、
冷えて固くなったおにぎりとトマト缶、
サバの味噌煮缶を入れて、
カセットコンロで温めるだけなんですが、
調味料なしでも美味しいリゾットになります。
普段から、そのようなアイデアを考えてみるのも、
大切な災害への備えです。

家の倒壊と同じように、
家具などが倒れてきて犠牲になる方が多いのも現実。
特に、長い時間を過ごす寝室には、
倒れてくるもの・重いものを置かないことも
命を守るために大切な「きょうできること」です!




2014.09.01
16:30 シンクロのシティ〜防災ワンアクション!


大地震が起きた時、
まずは身の安全を守りましょう!
・・・とは言っても、
過去の震災を体験された方の多くが
「頭では分かっていたものの、
 なかなか素早く動くことが出来なかった」と
口にしています。

 机の下に逃げなきゃ、でも火も消さなきゃ、
 そうそう、出口を確保するために扉も窓も開けて・・・

「その時」にあれもこれもは、出来ません。
すべきことは、たったひとつ。
そこで番組、その行動を「ワンアクション」として
いくつかご紹介しました。

【運転中編】
車を運転中に緊急地震速報を耳にしたら・・・
まずはハザードランプをつけて、ゆっくり減速。
道路の左側に寄せる。
可能であれば停車して、ラジオで情報収集。
道路の中央は緊急車両の通行のために、空けておく!
 
→急ブレーキを踏むと、追突事故の原因になる。
  これは揺れを感じた時もそうですが、
  まずはハザードランプを付けて
  ゆっくりブレーキを踏むよう、常に意識を。
  周りの状況を確認し、車を動かせる場合は
  安全な裏通りや、空いているパーキングに入れる。
  高速道路の場合は、揺れが増幅されて
  実際の震度以上に揺れる可能性も。
  まずは一般道のときと同じように、
  ハンドルを取られないようしっかりと握ってゆっくり減速。
  左側に停めて、避難をする。
  特にトンネル内では早めに避難を行なう。


【車両通行止め編】
東京で震度6弱以上の場合、
一般車両が通行禁止になる道路がある。
首都高を含む高速道路、目白通り、外堀通り、
国道4号、17号、20号、246号は
消防などの緊急自動車専用道路になる。

→東京で震度6弱以上が観測されると、
  直後は第一次交通規制として
  上記の7路線が通れなくなるほか、
  環七から内側=都心方向へは車で入れなくなる。
  (ただし、環七は迂回路として通行できる)
  環七から内側にいる場合は、
  速やかに道路以外の場所、もしくは環七の外へ移動を。
  環八から内側へは、
  青信号の時間が短縮されることによって流入が抑制される。

【車を離れるとき編】
運転中に地震にあい、車を置いて避難する場合。
エンジンを切って、鍵はつけたまま、
ドアをロックせず、車から離れる。
消防や警察などの緊急車両が通行するときに、
車を移動させることがある。

→首都高や高速道路は400m〜1キロごとに非常口がある。
  (場所や路線によって異なる)
  避難する場合は可能なら、車の中に住所、名前、電話番号、
  車を離れる時の日時を書いたメモを置いていく。
  こうすると、緊急車両の通行などで車を移動されたとしても、
  車がより早く自分の元に帰ってくる可能性が高い。

【エレベーター編】
エレベーターの中で大きな揺れを感じたら、
ボタンをすべて押して、止まった階で降りる。
閉じ込められた場合は、インターフォンで通報。
無理な脱出は危険です。
体力を温存しながら、落ち着いて救助を待つ。

→首都圏の直下でM7クラスの大地震が起きた場合、
  最悪のケースとして、エレベーターに閉じ込められる人が
  最大1万7000人と想定されている。
  同時に起きるので、インターフォンも通じない可能性が。
  余震で落下したら・・・と不安になるが、
  無理に脱出するほうが危険。
  数日間の長期戦覚悟で、とにかく落ち着いて救助を待つ。
  大声を出して助けを呼ぶと体力を消耗するので、
  携帯のアラームを鳴らすなど工夫を。
  今、エレベーターの中に
  防災グッズを備える動きも広がっている。
  複数で乗り合わせた場合は、
  交代で外に電話をかけて救助を呼ぶ。

【AED編】
いま色々なところで目にする、医療機器 『AED』。
操作方法は本体が音声で教えてくる。
心臓が停止した人の胸の右上と左下に電極パッドを貼って、
ボタンを押すだけ。
消防署などで訓練を受けることもできる。

→AEDは簡単に言うと、
  心臓への電気ショックを自動で行ってくれる機器。
  突然の心停止では、
  心臓の筋肉がぶるぶると細かく震えてしまい、
  ポンプの役割を果たせなくなってしまうケースがある。
  その細かい震えを電気ショックで取り除いて、
  また正常な働きに戻すのがAED。
  突然の心停止は誰にでも起きる可能性がある。
  倒れている人がいて、意識がない場合は、
  躊躇しないで周りに声をかけてAEDを持ってきてもらう。
  もし電気ショックが必要ない場合は
  電気が流れない仕組みになっているので大丈夫!
  電極パッドは子供用が付いてしているものも多い。
  目安として6歳くらいまでは小児用の電極パッドを使うが、
  なければ成人用で代用してOK。
  心停止状態になったら、
  1分ごとに生存率は7〜10%下がると言われている。
  ポンプ機能が止まって3〜4分以上経つと、
  脳の機能の回復が難しくなる。
  とにかく早く心臓の動きを取り戻してあげることが大切。 
  電極パッドを貼ってボタンを押すと、
  電気ショックが必要かどうかを本体が解析。
  その後、必要であれば、
  ショックボタンを押すように声で教えてくれる。
  電気ショックを実施した後、
  また本体が心臓の動きを解析してくれて、
  もう一度必要な場合は、それも声で教えてくれる。

【止血法編】
人間のすべての血液の量は体重1キロあたり、
およそ80ミリリットル。
一度に3分の1以上を失うと、生命に危険がある。
傷からの大出血は直ちに止血を。

→直接圧迫止血法と間接圧迫止血方がある。
  最も基本的で確実なのは、直接圧迫止血。
  出血している傷口をガーゼやハンカチで押さえ、しばらく圧迫。
  包帯やサランラップをきつめに巻くのも同様の効果あり。
  間接圧迫止血は、傷口に近い動脈を手や指で圧迫して
  血液の流れを止める方法。
  ガーゼやハンカチなどを準備するまでの間など、
  直接圧迫がすぐにできないときに応急として行うもの。

【ラップ編】
防災の持ち出し袋の中には是非、
食品用のラップも入れるべし。
箸やお皿をラップで包めば、
断水のときも水洗いしなくて済む。
体に巻けば防寒具にもなり、
怪我をしたときの三角巾としても使える。

→過去の震災で、被災者からラップが
  本当に役に立ったとの声が相次いだ。
  例えば骨折した時、新聞紙の朝刊1部を
  適度な大きさに折りたたんで、
  腕や足など骨折した部分をぐるっと包み込み、
  添え木代わりにする。
  その上からラップをぐるぐる巻きつけて、
  新聞がずれて動かないようにしっかり固定。
  (骨折は、折れた骨がずれることによって大きな痛みを感じる)
  三角巾で方から腕をつるす要領で、
  ラップを肩からたすきがけにして何度も巻き付けて
  腕を体にしっかり固定する。

【断水編】
首都直下地震では、23区の半分が断水するとの想定。
汲み置きの水道水がそのまま飲めるのは常温で3日間、
冷蔵庫で10日間。
浄水器を通したり、煮沸したりせず、
ふたのできる容器の口元いっぱいに水を入れて保管する。

→東京都内には現在、203か所の給水拠点があり、
  だいたい半径2キロの距離に1か所。
  ただし、水をいれる容器は自分で持って行く必要がある。
  東京都水道局のHPなどで事前に一度、確認を。
  汲み置きの水を飲料用として保管するには、ちょっとコツが必要。
  容器は、清潔で蓋ができるものを選び、水道水をそのまま入れる。
  塩素の消毒効果がなくなってしまうため。
  水を入れる量は、容器の口元いっぱいまで。
  なるべく水が空気に触れないようにする。





2014.09.01
14:30 アポロン「自分の身は自分で守る〜自助」


アポロンでのキーワードは
「自分の身は自分で守る〜自助」。
平田教授はその意味について、こう語ります。


 首都圏で大きな地震が発生すると、電気が使えなくなる。
 供給量は半分、半分の家庭や職場は停電になる。
 水も約5割が断水し、3日たっても4割が断水したまま。
 下水道も1割で使えなくなる。
 幹線道路も1〜2日は全く通れず、
 普通の道路も交通麻痺になる。
 道路沿いの建物や電柱は倒れ、橋も一部壊れる。
 その状況で怪我をしたり、急病になったとき、
 119番通報しても誰も来てくれない。
 阪神淡路大震災の時に家が倒れ、
 その中から助かった人たちの8〜9割は自助か共助・・・
 つまり自力で這い出したか、
 近所の人が瓦礫を持ち上げて助けてくれた。
 自衛隊や消防や警察が助けてくれるのは、
 やはり1週間くらいはかかる可能性が。
 都や県も、最初の三日間は助けてくれない。
 これは国も都も、自身で言っている。
 結局、自分の身は自分で守るということが重要。
 
 そうは言っても、本当に一人ひとり自分で守るというのは、
 非常に難しい。
 地域のみんな、職場の仲間、学校の友達で助け合う。
 「自助」と「共助」と言うのは、
 日ごろからよく考えておく必要がある。


なお、内閣府の中央防災会議では、
発災直後のライフラインの被害想定を
下記のように想定しています。

★電気→ 都区部のおよそ半数が停電。
       1週間以上、不安定な状態が続く。

★水道→ 都区部の半数が断水。
       3日経っても、4割が断水したまま。

★ガス→ 東京は3割で供給ストップ。
       1ヵ月後までには9割が復旧。

★通信→ 固定電話は9割の通話制限がかかり、
       携帯電話も音声通話は困難、メールも大幅遅延。

★鉄道→ 全線ストップ。
       新幹線全線と地下鉄の一部が再開するのは1週間後。
       JRの在来線と私鉄の一部区間で
       折り返し運転が再開されるのが1ヵ月後。

★道路→ 幹線道路の一般車両通行可能になるのは1ヵ月後。


M7クラス=震度6強の首都直下地震が起きたら、
駅に向かうのは殆ど意味がないという状況です。
昨年4月に施行された東京都の帰宅困難者対策条例では
出先にいる人は「原則3日間、その場にとどまるように」となっています。
人命の救助を最優先するための「3日間」。
みんな一斉に帰宅すると、大渋滞になってしまいます。

帰宅困難者が最大800万人
(東日本大震災の時は東京で350万人)と想定される中、
対策は人任せではなく、
私たち一人ひとりが本当に備えなくてはなりません。
その際、
「とどまるための備蓄の準備」と「徒歩で帰宅するための準備」を
バランスよく備えておくことが大切です。

例えば、会社に携帯トイレなどを置いておくことと平行して、
スニーカーも置いておく。
水や食料を備蓄するのと平行して、
バッグにチョコやカロリーメイトなどを入れておく。
スマホに、帰宅困難者支援所や給水拠点などが分かる
防災マップのアプリを事前に入れておく、など。
3日後に『帰っていいよ』となっても、
交通機関は動いてないはずなので、
やっぱり歩いて帰る、というのに変わりはありません。

なお、東日本大震災で被災された方に取材させて頂いたとき、
バッグに入れておいて本当に助けられた!と思ったものは・・・

★キャンディーやチョコレートなどの、
  甘くて気持ちを落ち着かせてくれるもの

★防災グッズとして売っている、
  コンパクトサイズの防寒ブランケット

★スマホや携帯電話の充電器

★スマホのラジオアプリ


何より重要なのが、
帰宅困難者が出るのは
「家族の安否がわからなくて、帰りたくなる」から。
逆に、安否が分かれば、少し落ち着いて行動できます。
つながらない電話以外の安否確認方法・・・
例えば災害用伝言ダイヤル171や災害用伝言板、
SNSを活用したり、
家族で落ち合う場所をいくつか決めておいたり、
被災地の中から被災地の外への電話は
つながりやすいことがある事実を踏まえて、
遠くに住む親せきなどを
情報の中継地点として決めておいたり、という方法を
是非、きょうからでも取り入れて頂けたらなと思います!

そして、特にお子さんや高齢の方、
介助が必要な方がいるご家庭は
常日頃からご近所の方とコミュニケーションを取って、
いざというときに力を貸して頂ける関係を築くことも大切です。




2014.09.01
13:52 LOVE CONNECTION 「火災被害」


BLUE OCEANでは 首都圏でのM7クラスの地震が
この30年に起きる確率70%というお話をお伝えしましたが。
今度は具体提な被害の話・・・
この時間のキーワードは「火災被害」です。
平田教授はこうお話してくださいました。

 揺れが強いと、家が倒れる。
 家が倒れると、中にいる人は押しつぶされて被害を受ける一方、
 火災が発生する。
 すぐに消火ができればそれほど大きな被害ならないが、
 首都圏では一旦火が出ると、
 燃え広がってしまうような木造住宅密集地域がたくさんある。
 最悪の場合の犠牲者数が2万3,000人と想定されているが、
 そのうちの7割が火災による犠牲者。

 火事が同時多発しても、木造住宅密集地域は道路が狭く
 救急車・消防車が入ることができないため、
 初期消火がうまく出来ない場所が沢山ある。
 今回の被害想定では特に「逃げ惑い」と言う言葉が出てくる。
 あちらこちらで火災が発生し、適切に逃げられず、
 犠牲になる方がいるということも考慮に入れ、
 このような被害想定になった。
 
 普通の地震であれば3分ぐらい待てば
 一旦、揺れは収まる。
 収まるまでは頭を隠し、机の下に潜ったり、
 布団を被ったりして3分間生き延びるというのが重要。
 それが終わったら、すぐに火を消さなくてはならない。

 そこで重要なのは、消化器がなければ話にならない。
 消火器がなかったらバケツの水で消すということもあるが、
 つまりそれは、練習しておかないとできない!


火災は主に木造家屋が密集した地域から燃え広がって、
同時に2000か所で同時に火災が起きることも想定されています。
特に、環七・環八周辺は古い木造住宅が多いので、
注意が必要です。
首都直下地震で自分や大切な人が命を落とさないために大切なのが、
【一人ひとりが火を出さない、出しても消し止める】ということなんです。

ちなみに今、地震による火災の主な原因として挙げられるのは、
ガスよりも電気です。
例えば、倒れた家の中で、たこ足配線にたまった埃から火が出たり、
古い電気コードが断線して、そこから火が出たり。
一方で、もし電気による出火を抑えられれば、
犠牲者は半分にもなりますし、
更に初期消火がきちんとできれば、
800人にまで減らせるとの想定も出ています。

そこで鍵となるのが、消火訓練。
平田教授は「練習しておかなくてはできない!」と仰ってました。
一般の人、つまり私たちができる初期消火と言うのは、
目安として天井に火が届くまでだそうです。
逆に言うと、それ以下の炎であれば、
向き合って消火する必要があります。
大きく揺れた後、建物も壊れて動揺する中、
立ち上る炎に向かって
初めて使う消火器を正しくコントロールする・・・
なかなか出来そうにないですよね。

本当は、壊れたり燃えたりしない家づくりや
揺れを感じたら自動で電源を落としてくれる
「感震ブレーカー」を取り付けるなどがベストなんですが、
すぐにできるかと言うとなかなか難しいので、
きょうからでも出来ることはやはり、
初期消火できるようになる、ということです。

初期消火の大切さをお伝えしましたが、
それでも火災に巻き込まれてしまったら、ということも
想定しておく必要がありますね。
その場合どうやって逃げるかの
ポイントも押さえておきましょう!

★火災の延焼速度はそんなに速くないが、
  一番怖いのは逃げ場所がなくなること。
  早め早めに避難する。

★原則、できるだけ大きな道路や川沿いなどを通って、
  風上側の広いオープンスペースや公園などに逃げる。

★逃げる際、鼻と口をできれば濡らしたハンカチなどで押さえる。
  防煙フードがあればベスト。

★低い姿勢で避難。
  煙が少ない場合は中腰、煙がまわってしまったらハイハイの姿勢で。

★停電で周囲が見えなければ、携帯電話を懐中電灯代わりに。
  地下では壁伝いに逃げる。

★ストッキングやタイツを履いている時は、破ってでも脱ぐ。
  (炎が迫ると熱で溶けて肌に密着、酷いやけどの原因になる)

★ハイヒールやピンヒールは素早い避難ができないので、ヒールを折る。

★ミュールは、髪を結ぶゴムをヒール部分に引っ掛けて、足首に固定する。

いかがですか?
その時には、しっかりと「腹をくくって」対策を取ることも重要です!




2014.09.01
13:43 BLUE OCEAN「必ず来る首都圏の大地震」「23区の7割が震度6強」


ブルーオーシャンでお届けした
まず初めのキーワードは、
「必ず来る・首都圏の・大地震」と
「23区の7割が6強」。

よく聞くフレーズとして、
「首都直下地震が起きる確率は30年以内に70%」
とありますが、実はこれ、
正しく理解している方は少ないようです。
と言うのも、首都直下地震というのは
首都圏で起こり得る、幾つかのタイプの地震の総称で、
発生の確率は、
その中のある特定の地震でのみ出されているんです。
平田教授に詳しく伺いました。


 重要なのは「必ず来る」「首都圏」「大地震」の3つ。
 私たちが生きているうち=あと30年くらいには、
 少なくとも1都3県のどこかでM7程度の地震は来る。
 昨年暮れに、内閣府の中央防災会議が、
 首都機能に最も影響を及ぼす地震の被害想定を出した。
 「現実に起きそうな科学的に合理的な範囲」で大きめの地震。
 全く起きそうなことは考えていない。

 まず重要なのが、M7程度が
 南関東のどこかで起きるというのは「大変ありそうな話」。
 どのくらいありそうか?
 過去100年で5回、200年間で9〜10回、現に起きている。
 過去起きるということは、いまから100年間に5回くらいは起きる。
 100年に5回と言うことは、平均すれば20〜30年に1度。
 統計学を使うと「30年以内に70%」というのは
 なかなか理解し辛いが、100年に5回起きる
 =生きているうちにあと1回くらいはM7クラスの地震が
 南関東のどこかで確実に起きる、という意味。

 北は茨城の南・筑波くらいから、南は房総半島の南端くらい、
 東は房総半島の東・銚子あたりから、
 西は神奈川県の小田原くらいまでの
 150キロ×150キロぐらいの結構広い範囲。
 しかし、日本全体・地球全体からみると首都圏そのものなので、
 「首都圏のどこかでM7程度の地震が起きる」と表現している。


・・・ということで、
首都直下地震は実はM8クラスのタイプなども懸念されていますが、
国や自治体として防災対策の中心に置いていて、
発生確率が出されているのは
この「大変ありそうな」M7クラスの首都圏の地震なんです。

ちなみに平田教授によると、M7クラスの地震と言うのは実は、
自然災害としては決して大きくも珍しくもなく、一度起きても
場所が10〜20キロ離れただけで、
またすぐに起こり得る地震なんだそうです。
だからこそ普段から、大地震は来る、しかも何度でも、と思って
備えることが重要なんですね・・・

ちなみに、M7クラスの地震が首都圏のどこかで起きた場合に
どのくらい揺れるのか気になるところですが、
想定では、23区の7割は震度6強と想定されていて、
最悪の場合、死者は2万3000人、
経済被害は国の年間予算にほぼ匹敵する95兆円です。
それが、あなたが生きている間に必ず起きると考えたら・・・
他人ごとではないこと、分かって頂けると思います。

東日本大震災の被災者の方々にお話を伺ったとき、
大きな揺れを感じた瞬間、
まずは身の安全を守るということを分かっていたはずなのに、
思わずペットを抱きしめて棒立ちになってしまった・・・
テレビやタンスを押さえてしまった・・・
車の急ブレーキを踏んでしまった・・・など、
無事だったのは本当に幸運だったとしか言えないケースが
多かったのも現実です。

せめて、
『揺れを感じたら身の安全を守る』というワンアクションだけは
いつどこにいても、心に留めておいてください。
そして、車を運転中の方はハザードランプを付けてゆっくり減速、
道路の左側に停めましょう。
ただ、橋やトンネルを走行中は、
場合によって走り抜けた方が安全なこともあるので
状況をしっかりと判断したいところです。





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