片岡鶴太郎さんがボクシングと絵画への挑戦を語る!(2018/04/07 放送)
先週に引き続き、今週も片岡鶴太郎さんをお迎えしました。
片岡さんは、80年代に『オレたちひょうきん族』で披露した近藤真彦さんのものまねをきっかけに芸人として大ブレイク。天才がたくさんいる『ひょうきん族』の中でいかに自分を出してくかを考えるうちに、誰かに扮することが自分本来の資質だと感じていたそうです。
「扮してるといろんなことができるんですけども、自分でいくと意外に非力なところがあるもんで、これはとことん誰かに憑依して、人間の持ってる喜怒哀楽とか不条理とかそういうものを演じたい。やっぱりドラマをやりたいと」。
そして、バラエティ番組への出演と平行して俳優としても活動するようになった片岡さん。なかでも一番印象的だったのは、明石家さんまさんと一緒に出演したトレンディドラマ『男女7人夏物語』だったとか。
「お笑い芸人だったら陰と陽の『陽』の部分しか表現できないものが、あそこで初めてお笑いの芸人としての電気をパツンと消して、女の子への想いを持った男の鬱々とした気持ちとか切なさっていう顔を表現できたわけですよね」。
片岡さんは、80年代に『オレたちひょうきん族』で披露した近藤真彦さんのものまねをきっかけに芸人として大ブレイク。天才がたくさんいる『ひょうきん族』の中でいかに自分を出してくかを考えるうちに、誰かに扮することが自分本来の資質だと感じていたそうです。
「扮してるといろんなことができるんですけども、自分でいくと意外に非力なところがあるもんで、これはとことん誰かに憑依して、人間の持ってる喜怒哀楽とか不条理とかそういうものを演じたい。やっぱりドラマをやりたいと」。
そして、バラエティ番組への出演と平行して俳優としても活動するようになった片岡さん。なかでも一番印象的だったのは、明石家さんまさんと一緒に出演したトレンディドラマ『男女7人夏物語』だったとか。
「お笑い芸人だったら陰と陽の『陽』の部分しか表現できないものが、あそこで初めてお笑いの芸人としての電気をパツンと消して、女の子への想いを持った男の鬱々とした気持ちとか切なさっていう顔を表現できたわけですよね」。
『男女7人夏物語』で演じることの快感と自分の“腹の主”の喜びを感じた片岡さんは、役者としての幅を広げるために、少しポチャっとした“鶴ちゃん”から脱却して体を絞ることを決意。
「『男女7人』ではいいけども、その後のオファーは全部これをなぞったような役なんですよ。これは一周したらもう飽きられるから、ホントに役者としてやるんであればこれは一回捨てなきゃいけない。リセットしなきゃいけないと」。
28才の時に以前から興味があったというボクシングに挑戦しますが、周りからは反対されたそうです。
「『鶴ちゃん、これどうするの?』って。『鶴ちゃんはポチャっとしてるから鶴ちゃんで、2年先までスケジュール埋まってるでしょ。あれ、鶴ちゃんで埋まってるのよ?』。『芸人が腹筋鍛えてどうすんの?』って言われて」。
でも、片岡さんはそんな声に対して、「おっしゃってることはよくわかるけども、2年先はあってもその後のことはわからない。だから、僕は新たな僕の作り方をやらせてください」と言ったんだとか。
そして、片岡さんの次なるチャレンジは絵画でした。
「最初はね、『笑っていいとも』で、タモリさんがプロデューサーの佐藤さんの似顔絵を描いたんですよ。俺、それを見た時に、すっごいな!と思って、うわっ!と受けながらもどっかでジェラシーを感じてたんですよね」。
「それで、タモリさんと飲みに行った時に『鶴ちゃん、あの方、画家なんだよね』って言われて」「ちょうど私が絵を描きたいと思って、文房具屋さんで墨だとか絵の具だとかを買ってやり始めて、1週間か10日ぐらいなんですよ。ほらきた!と思ったんですね。“腹の主”に添っていくと、必ずギフトがあるんですよ。で、来た!これは逃さない!と思って『タモリさんお願いします!』と言って、紹介して頂きました」。
その時タモリさんから紹介してもらった画家の先生が、村上豊さん。手取り足取り指導してもらったわけではないそうですが、お酒と先生の奥様の手料理を頂きながら、絵について教えてもらったそうです。
「絵はアイデアですからねぇって。要するに何をどう描くか。そして、見たまんまじゃなくて、自分が感じたものをそのまま描けばいいんだよって」
「とにかく上手い絵っていうのは、あまり良くはないですよね。上手いっていうのは、なんか癇に障るんですよ。あなた方のお仕事もそうでしょ?役者で上手い芝居って見てると嫌でしょ?。俺上手いだろ?ってのは嫌でしょ?役者はその役になりきってればいいんだから。それを上手いでしょ?って見せた時点でもう…絵もそうなんだって言われて」
「なるほど、この人は描きすぎてるな、この人はホントに上手だろ?って気取ってるなって、そういうのが見えてくるんですね。これが面白いなぁと思って」。
今年1月に発売となった『心の中に静を持つ』は、片岡さんがヨガに出会ってから心と体に起きた変化や、自分との向き合い方を綴った最新著書。恵さん曰く「これ、僕らの世代は特に読んだ方がいい気がしたな。50代、40代になってみたら、もう迷いまくりじゃないですか?え〜、俺50になってまだこんなことでクヨクヨしてんだ…みたいな」という一冊です。
ちなみに、今でも「いいなぁ、あんな仕事して。羨ましいなぁ」と他の人に対してジェラシーを感じるという恵さんに、片岡さんはこんなことをおっしゃっていました。
「いいよなぁ、これ俺だったらこうするのになぁ、羨ましいなぁってパツンとテレビ切ったりとか、そういうこと昔はあったけど、今は『ああいいなぁ』と思って祝福しちゃうんですよね。『素晴らしい!これ凄いわ』って。で、そうするとこっちも気持ちいいんですね。それを『チッ、なんだよなぁ、ったく…』って言うと、やっぱりあんまり後味よくなくて」
「前はパチンって切った後に会った時、目をそらして対抗意識でなんか会話がギクシャクしてたけど、今は『この間見たけど、あれ凄かったですね!』って会話が弾みますね」。
最後に片岡さんは、ご自身にとっての挑戦についてこんなふうに話してくれました。
「挑戦っていうと非常に大上段に構える気がしますけど、僕の場合は、僕の中に芥子粒ぐらいのシード(種)があるんですよね。その種が発芽したいなって思ったら、それをパッと感じたらば、それに向き合って毎日毎日水をやって。そのシードから芽が出て、どんな花を咲かせるのか見たいと思ってるんです」
「そのシードは僕が作ったわけじゃなくて僕の中にあるもで、ある種の宇宙から頂き物だから、それに僕が気づいて毎日毎日反復しながら丁寧に水をやるってことを、絶対に神は喜んでると思ってるんです。その成功は絶対に祝福してくれる。だから、絶対に成功する。僕は絶対的な自信を持ってるんです」
「そのシードは僕にしかわからないから、人が何を言おうと…。なんだアイツ絵描きやがって!とかいろいろ言われたんですよ。役者にいきやがって、ヨガなんかやりやがって、売名行為だっていろいろ言われても、俺はこれに従っていけばそこには祝福があるから、これが幸せだから大丈夫って」「だからホントに信じてますよね。(何を言われても)全然気にならないですよね」。
番組では、そんな片岡鶴太郎さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージから「片岡鶴太郎さんの色紙希望」と書いてご応募ください!