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藤巻亮太さんが登山家・野口健さんとの出会いを語る  (2019/03/23 放送)

先週に引き続き、今週も藤巻亮太さんをお迎えしました。

今年の1月12日に39才の誕生日を迎えた藤巻さん。20代は3人組バンド、レミオロメンのヴォーカル&ギターとして活躍し、30才からはソロで活動していますが、ご自身の20代と30代をこう振り返ってくれました。

「世間の一般の方が歩んでいるのとまったく逆で…20代はみなさん下積み時代っておっしゃいますよね。だいたい右も左もわからなくて社会に出て。で、いろんな大変な思いもして、やっと仕事を覚えて、30代で少し任されるようになっていく、みたいな。」

「ありがたいことなんですけど、『粉雪』とかが24か25才ぐらいだったんですよ。わりとブレイクさせて頂いたのが早かったので、そこまでは一生懸命やったんですけど、やっぱり周りの方も凄く大事にしてくださるし、よくして頂いたんだと思うんですよ。でも、その間に普通の20代の方が経験するようなことはたぶんあんまり経験してこなかったと思うんです。」

「“ソロ藤巻亮太”になった時に一番打ちのめされるんですよね。レミオロメンとか『粉雪』とか『3月9日』っていうのは一応知ってるよ、っていう方もいらっしゃるんですけど、藤巻亮太って誰だ?っていうところから…やっぱりこれはホントに大変なんだなぁっていう。なんかこう、俺ってホントに実力もないし、なんか凄いダメじゃんっていう。」

「口の聞き方とかいろんなこともなってなかったでしょうし、30代が下積みでした。」


また、藤巻さんはレミオロメンからソロになった経緯についてこう話してくれました。

「10年ぐらい続けてくると、みんながバンドで向かっていく場所と自分個人としてのバランスがとれなくなってくる時期って僕らはあったんですよね。で、バンドでやるにはちょっと方向性が違うのかな、っていうようなことをソロの楽曲としてやろうと思って。アウトプットする場所としてソロ活動をやって、1枚出したらすぐにレミオロメンに戻ろうと思ってたんですよ。」

「でも、それはやっぱり自分のわがままで、その時にはもうみんなの気持ちはそれぞれ違うところに向いていたので、これはつまり一人でやるしかないんだ…っていう状況になって。最初はそういうものを吐き出したいっていう気持ちで始めたんですけど、戻る場所がなくなってやらざるをえなくなった、っていう感覚ですかね。」

「だからこそ、自分も必死にいろんなものを探した30代でもあったと思うんですよね。」


そして「やっぱりソロになったからこそ出会える人、出会えたものがたくさんあった」とおっしゃっていた藤巻さん。そんな出会いの一つが、以前この番組『Challenge Stories』にも出演してくれた登山家の野口健さんだったとか。

雑誌で野口さんと対談した藤巻さんは、野口さんに連れられてヒマラヤ登山などにもチャレンジしたそうです。

「地元・山梨で30才になる時に富士山に登ったんですよ。1回は登っておこうと。」「で、降りてきた時に感動さめやらぬ中で対談相手に野口健さんがなってくださって。で、山の話をして頂いた後に、なぜか馬が合って仲良くさせて頂いて、『今度ヒマラヤに行くんだけど一緒にどう?』って言われて(笑)」

「自信はなかったんですけど、なんかこれ『自信がないから行けません』って言っちゃいけないような気がして…。」

野口健さんとの出会いは、藤巻さんの音楽活動にも影響を与えているようです。

「20代の頃にバランスを崩してたって話になるんですけど、ホントに悩んでる時って何に悩んでるのかもうわからない、ってことありませんか?」

「悩みが近すぎると何に悩んでるかわかんないんですけど、その悩みが自分の眼の前からちょっと遠くなって、フォーカスが合ってくると『あ、俺は今こういうことで悩んでるんだ』って。トレッキングを10日間ぐらいすると、東京で活動している自分が凄く客観的に見えて、その時初めて『僕は自分が自分自身を苦しめているんじゃないかな』みたいな。」

「粉雪みたいな曲をもう1回作らなきゃいけない、レミオロメンの活動をこうしなきゃいけない、こうあるべきだとか。たぶん誰かに言われているわけじゃなくて、自分自身の中に『こうしなきゃいけない。こうあるべきだ』っていうのを凄い作ってそれでぐるぐる巻きにしてるっていう状態が、野口健さんに連れて行って頂いたトレッキングでわかったっていう。」

「世界を見る…紛争地域みたいなところも行きましたし、やっぱり日本がどんだけ平和なのか…日々の生活がどんだけ有り難いのか…。で、見ると感じる、これはすっごい大きかったですね。」

「それがちょっとずつ藤巻亮太としての歌になっていく…それまでレミオロメンってものにすがってた自分が『藤巻亮太として立って歩いていかなきゃいけない』って思うようになったのは、やっぱりそういう世界を旅させて頂いたのが大きかったと思いますね。」


現在39才の藤巻さんは来たる40代についてこんなことをおっしゃっていました。

「30代っていうのは、下積み時代というか結構大変だなって思うことが多かったんですけど、それは凄く自分の一つの学びになったと思うんですよね。たくさんいろんな人の気持ちとか世の中の見方とかを勉強させてもらった部分が、今度は表現としてちゃんと音楽としてアウトプットできるのが40代になってくるのかなと思ってるので、僕自身はこの経験を40代に活かしたいなと思ってますね。」

そんな藤巻さんは4月3日、レミオロメン時代の曲をアコースティックアレンジでセルフカバーしたアルバム『RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010をリリース。4月6日からはライブツアーがスタートし、現時点では全国19ヶ所での公演が予定されています。

「名古屋、大阪、福岡、東京はバンドで演奏しようと思ってまして、それ以外は弾き語りで回れるだけ回ろうと思っております。」

そして、9月29日には藤巻さん主催の音楽フェスティバル『Mt.FUJIMAKI 2019』が山梨県の山中湖交流プラザ『きらら』にて開催されます。

「去年初めて地元・山梨で野外音楽フェスを開催させて頂いて、ホントに錚々たるミュージシャンの方々に集まって頂いて。で、お客さんもたくさん来て頂きまして、凄く大成功できたので、今年2019年も開催しようと。」

「初めて自分のホストバンドでミュージシャンをお招きして…例えば、去年は元THE BOOMの宮沢さんがMt.FUJIMAKIバンドに乗って『島唄』とかを歌ってくれたんですけど、もう堪らない…」

「それぞれのミュージシャンが生き様としてやられてきた音楽の凄さを物凄く感じますし、ある意味その素晴らしい歌をお客さんに一番いい形で届けたいって。モチベーションがやっぱり変わりますね。」

また、藤巻さんは、6月14日に東京国際フォーラムホールAで開催される『オリンピックコンサート2019』にゲストアーティストとして参加。これは過去のオリンピックの映像をバックに行われるコンサートで、オーケストラをバックに歌うそうです。


最後に藤巻さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。

「変わっていくってことだと思うんですよね。変わっていく自分を受け入れて、また変わらない自分に出会い、その2つの中で揺れていくことかなぁと。」「変わっていく自分と変わらない自分に出会い、その間で揺れること。」

「自分っていう人間の重心が変わっていくんだと思うんですよね。挑戦しなかったら変わらないと思うんですけど、その重心が変わっていくと景色がたぶん変わっていくんだと思うんですよね。なので、揺れることを恐れずに。揺れることを楽しんでいけたらと思います。」

番組では、そんな藤巻さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「藤巻亮太さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
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