秦基博さんがご自身の弾き語りの原点を語る(2021/03/20 放送)
今週は、秦基博さんをお迎えしました。
3月17日に“弾き語り”ベストアルバム第2弾『evergreen2』をリリースした秦さん。 1980年に3人兄弟の末っ子として生まれ、12〜3歳の頃にギターを始めたそうです。
「兄がギターを貰ってきて。それはモーリスっていう定番のギターだったんですけど、僕もなんとなく弾き始めたっていうのが最初で、凄く自然にやりだしたんで」「歌うことが好きで、弾き語りが好きだったんですよね」
「部屋でずっと弾いてるっていう感じでしたね。男3兄弟で1本のギターを、分け合う、っていうわけじゃないんですけど、奪い合う。誰かが弾いてなかったら弾いていいっていうルールだったんで、あまりに長く弾いてると途中で入ってきて一緒に歌うっていう、そんな感じでしたね」
ギターを始めた秦さんは、すぐに自分で曲も作るようになったとか。
「コードを4つとか覚えた時点ですぐ作ってて…。最初の曲だけは覚えてます。2曲目からまったく覚えてないですけど。(最初の曲は)タイトルないんですけど、愛する人よ、っていう歌いだしの曲で。それをたぶん12〜3歳で作ってるんですけど(笑)。憧れというかイメージで作ってますよね。(その曲のお披露目は)してないですね。兄弟とかはたぶん勝手に聞いてたとは思うんですけど。そういうふうに、部屋で曲を書く、歌うみたいなのが楽しくて、ひたすらやってましたね」
その後、高校生で軽音楽部に入った秦さんは、いよいよ人前で歌うようになります。
「その時はコピーだったんですけど、人前で歌うっていうことが、ライブとかをするようになっていって、それが嬉しかったんですよね」
「初めてのライブがあったんですけど、高校1年生の時に。それまでそんなに部活の中でも目立ってなかったんですけど、1曲歌った瞬間、先輩とかみんな近づいてきて、チヤホヤしてくれるようになって。あ、俺ちょっと歌いけてんのかな?って、その時ちょっと思ったんですよ(笑)。それまでって、家の中で、しかも兄弟とか家族にしか聞かれてないじゃないですか。そしたら、みんなちょっと反応してくれて。歌って喜んでもらうみたいなのが自分も余計楽しくなってしまって」
そして、18歳の時に地元・横浜のライブハウスで初めて自作曲を披露したという秦さん。その時は、今回のベストアルバム『evergreen2』同様にギターの弾き語りだったとか。
「そこでもう完全に目覚めたっていうか。自分の作った曲を聞いてもらうっていう、表現するっていうことの喜びだったり、それこそ緊張感だったり。(時期は)高3の終わりですね」
「お客さんはほとんど友達とかしかいない、みたいな中だったんですけど、そのライブハウスのオーナーの方が声をかけてくださって。目をかけてくれるっていうか。終わって事務所に挨拶に行くんですけど、そこで、また出る?みたいな。どういう音楽聞いてんの?とかっていうのをいろいろ話して。こういう曲書いてみたら?とか、アドバイスみたいなのもくださって。そこから本格的にプロになるっていう感じになってたと思いますね」
「ライブハウスに出るきっかけも、自分で出たいって言ったわけじゃなくて。ライブハウスでバイトしてる友達がいて、弾き語りの日っていうかアコースティックのイベントがあるよと。出る?って言われて、あ、楽しそうだなと思って出たんですよ。なんかこう、ぜんぶ受動的なんですよね(笑)。能動的に何かを起こしたわけじゃなくて、繋がっていって出ることになって、そしたらオーナーさんにかわいがってもらって…みたいな。縁というか繋がっていった感じでしたね」
3月17日にリリースされた『evergreen2』は、これまでの楽曲を新たに弾き語りでレコーディングした2枚組の弾き語りベストアルバム。コロナ禍でこつこつ制作されたそうで、秦さんはこの期間の過ごし方についてこう話してくれました。
「僕はですね、今思うとなんですけど、(コロナに対して)あんまり真正面で受け止めないようにしてたような気がしますね。凄いぼんやり過ごしてたという感覚なんですけど。それに対して敏感になりすぎないように、なるべく普段通り過ごそうっていうような感覚ではいて」
「ただ、やっぱりどこか心が沈んでたりとか、ちょっと重たくなってるなぁっていうところがあったと思うんですけど、音楽を聞いたら気持ちが軽くなったんですよね。で、少し癒やされたというか。その体験があったんで、自分の音楽も誰かにとってそうだといいなぁと思って、それに繋がるようなことを探してたようなところはありましたね」
「入り込みすぎたりとか、その全部を感じすぎると必要以上にしんどくなってしまうことってあると思うんですよね。もちろん、知らなきゃいけないこととか受け止めなきゃいけないことはあると思うんですけど。初めてのことだらけだったし、膨らんでいくと思うんですよね、不安が。必要以上に不安がらないというか、思い込み過ぎない自分でいようっていうのはあったかもしれないですね」
『evergreen2』はベストアルバムではありますが、この番組のスポンサー、東京海上日動のCMで使われている新曲『Tell me, Tell me』も収録されています。
「これは新曲で、東京海上日動さんのCMソングとして作った曲なんですよ。知りたい、聞きたいっていうコマーシャルだったんで、なにかその人のことをもっと知りたいとか、近づきたいと思う主人公だったらフィットするのかなと思って、そういう曲を書きました」
来週も引き続き、秦基博さんをお迎えします!
3月17日に“弾き語り”ベストアルバム第2弾『evergreen2』をリリースした秦さん。 1980年に3人兄弟の末っ子として生まれ、12〜3歳の頃にギターを始めたそうです。
「兄がギターを貰ってきて。それはモーリスっていう定番のギターだったんですけど、僕もなんとなく弾き始めたっていうのが最初で、凄く自然にやりだしたんで」「歌うことが好きで、弾き語りが好きだったんですよね」
「部屋でずっと弾いてるっていう感じでしたね。男3兄弟で1本のギターを、分け合う、っていうわけじゃないんですけど、奪い合う。誰かが弾いてなかったら弾いていいっていうルールだったんで、あまりに長く弾いてると途中で入ってきて一緒に歌うっていう、そんな感じでしたね」
ギターを始めた秦さんは、すぐに自分で曲も作るようになったとか。
「コードを4つとか覚えた時点ですぐ作ってて…。最初の曲だけは覚えてます。2曲目からまったく覚えてないですけど。(最初の曲は)タイトルないんですけど、愛する人よ、っていう歌いだしの曲で。それをたぶん12〜3歳で作ってるんですけど(笑)。憧れというかイメージで作ってますよね。(その曲のお披露目は)してないですね。兄弟とかはたぶん勝手に聞いてたとは思うんですけど。そういうふうに、部屋で曲を書く、歌うみたいなのが楽しくて、ひたすらやってましたね」
その後、高校生で軽音楽部に入った秦さんは、いよいよ人前で歌うようになります。
「その時はコピーだったんですけど、人前で歌うっていうことが、ライブとかをするようになっていって、それが嬉しかったんですよね」
「初めてのライブがあったんですけど、高校1年生の時に。それまでそんなに部活の中でも目立ってなかったんですけど、1曲歌った瞬間、先輩とかみんな近づいてきて、チヤホヤしてくれるようになって。あ、俺ちょっと歌いけてんのかな?って、その時ちょっと思ったんですよ(笑)。それまでって、家の中で、しかも兄弟とか家族にしか聞かれてないじゃないですか。そしたら、みんなちょっと反応してくれて。歌って喜んでもらうみたいなのが自分も余計楽しくなってしまって」
そして、18歳の時に地元・横浜のライブハウスで初めて自作曲を披露したという秦さん。その時は、今回のベストアルバム『evergreen2』同様にギターの弾き語りだったとか。
「そこでもう完全に目覚めたっていうか。自分の作った曲を聞いてもらうっていう、表現するっていうことの喜びだったり、それこそ緊張感だったり。(時期は)高3の終わりですね」
「お客さんはほとんど友達とかしかいない、みたいな中だったんですけど、そのライブハウスのオーナーの方が声をかけてくださって。目をかけてくれるっていうか。終わって事務所に挨拶に行くんですけど、そこで、また出る?みたいな。どういう音楽聞いてんの?とかっていうのをいろいろ話して。こういう曲書いてみたら?とか、アドバイスみたいなのもくださって。そこから本格的にプロになるっていう感じになってたと思いますね」
「ライブハウスに出るきっかけも、自分で出たいって言ったわけじゃなくて。ライブハウスでバイトしてる友達がいて、弾き語りの日っていうかアコースティックのイベントがあるよと。出る?って言われて、あ、楽しそうだなと思って出たんですよ。なんかこう、ぜんぶ受動的なんですよね(笑)。能動的に何かを起こしたわけじゃなくて、繋がっていって出ることになって、そしたらオーナーさんにかわいがってもらって…みたいな。縁というか繋がっていった感じでしたね」
3月17日にリリースされた『evergreen2』は、これまでの楽曲を新たに弾き語りでレコーディングした2枚組の弾き語りベストアルバム。コロナ禍でこつこつ制作されたそうで、秦さんはこの期間の過ごし方についてこう話してくれました。
「僕はですね、今思うとなんですけど、(コロナに対して)あんまり真正面で受け止めないようにしてたような気がしますね。凄いぼんやり過ごしてたという感覚なんですけど。それに対して敏感になりすぎないように、なるべく普段通り過ごそうっていうような感覚ではいて」
「ただ、やっぱりどこか心が沈んでたりとか、ちょっと重たくなってるなぁっていうところがあったと思うんですけど、音楽を聞いたら気持ちが軽くなったんですよね。で、少し癒やされたというか。その体験があったんで、自分の音楽も誰かにとってそうだといいなぁと思って、それに繋がるようなことを探してたようなところはありましたね」
「入り込みすぎたりとか、その全部を感じすぎると必要以上にしんどくなってしまうことってあると思うんですよね。もちろん、知らなきゃいけないこととか受け止めなきゃいけないことはあると思うんですけど。初めてのことだらけだったし、膨らんでいくと思うんですよね、不安が。必要以上に不安がらないというか、思い込み過ぎない自分でいようっていうのはあったかもしれないですね」
『evergreen2』はベストアルバムではありますが、この番組のスポンサー、東京海上日動のCMで使われている新曲『Tell me, Tell me』も収録されています。
「これは新曲で、東京海上日動さんのCMソングとして作った曲なんですよ。知りたい、聞きたいっていうコマーシャルだったんで、なにかその人のことをもっと知りたいとか、近づきたいと思う主人公だったらフィットするのかなと思って、そういう曲を書きました」
来週も引き続き、秦基博さんをお迎えします!