植物の力を生活に

風間ゆみえさん(スタイリスト)×小田康平さん(植物店「叢」店主)

2019

02.15

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数多くの女性ファッション誌で活躍し、近年はブランドディレクションや商品プロデュースなどを手がける風間さん。そして、一点ものの植物を求め、国内外を旅し続ける小田さん。おふたりの最終週となる今回は、あなたの週末をキュレートしていただきます。


サボテンを上手に育てる方法



風間
お水もそんなにあげなくていい、育てやすい、オブジェみたいなサボテンがいっぱい売られていますが、普通にどれくらいもつものなんですか?

小田
もたせようと思ったらもつんですけど、例えば、ペットとか人もそうですけど、赤ちゃんってデリケートでしょ。

風間
あれ赤ちゃんなんですか?

小田
小さな100円とか200円で売られているようなサボテンは、赤ちゃんなんですよ。だからデリケート。あれを大きくさせるのはもうプロ並みに上手じゃないとなかなか難しい。

風間
そうなんだ。

小田
ただサボテンは日当たりと、水やりの具合を上手にやってあげれば勝手に育つものなので、そんなにデリケートじゃないですね。例えば、室温を何度に保たなければならないとかそういうじゃなくて日本の環境で育つので、水遣りと土をちゃんとしてあげる、これをやればできます。

風間
どのくらいのサイズのほうが育ちやすいとかありますか?

小田
育ちやすさでいうと、テニスボールとかソフトボールぐらいまで。園芸屋さんとかにい行くと、1000円くらいで売ってると思います。みんな忙しいので水やりとかできないから、窓際とか光のあるところに置いてあげれば水やりを少々忘れてもいいので、後はお客さんから「テレビの横に置きたいんです」とか「玄関に置きたいんです」とか言われるんですが、僕が思うに、そこまで言わないけど、その場所はあんたが置きたい場所でしょ、そこは植物が居たい場所ではない。人間は基本的に動けるけど、植物は動けないから、やっぱりその植物を買うことは元気よく育ってる姿を見たいわけだからどうせなら、自分の置きたい場所に置くんじゃなくて、植物の心地いい場所に置いて、動ける側が動いてねと。そうなると植物もハッピーだし、それを見てその人もハッピーになれる。誰かお客さん来るとか、今お酒飲みながら見たいとか、そういう時はちょっと置いてもいいけども、お仕事で日中家に誰もいないとこで、玄関とかに置かれると寂しいんですよ、サボテンは。




冬は、ゆずでポカポカに


植物の力を利用して、人間が本来持っている自然治癒能力を引き出し、病気や身体の不調など改善するという植物療法に興味を持ち、昨年、植物療法士の資格をとった風間さん。そこで、この季節、簡単に生活に植物を取り入れるならどんな植物がいいのでしょうか。

風間
一週間、みんな明るく頑張って働いてると思うので、お休みの日にはオンとオフのオフを大切に丁寧にちょっと面倒くさいかもしれないんですけど、 Love Myself:慈愛をすることをテーマに過ごすのがお勧めです。季節の変わり目とか、私たちの体温は一定じゃないですか、すごく暑い夏とすごく寒い冬でも同じなのはホメオスタシスという恒常性機能がちゃんと一定に保つから。季節の変わり目に体調を崩しやすいのは体の中でバランスを保つ準備をはじめるんですよ。例えば、植物だったら緑の葉っぱが赤くなるじゃないですか、あれはその後寒い冬を耐えていくために植物のフィトケミカルを作ってポリフェノール、赤くなる物質を出して、冬に備えるわけですよ。私たちの体もそういう変化があるように見えないかもしれないけど、実はちょっとした頭痛だったとか風邪を引いたり、ちょっとした吹き出物、肌が荒れるとかアレルギーとかそういうものは整えている最中だったします。日本のフィトセラピーでゆずの作用があるんですけど、ゆずは、体を温める効果とリラックスする効果があって、例えば粗塩に2、3滴垂らしてバスソルトを作って、ちょっとお風呂に入れてあげると、寝る前にリラックスしますね。自分のお持ちのホホバオイルとかアーモンドオイルとかなんでもいいんで、ホホバが一番酸化しづらいので使いやすいと思う。ホホバオイルに1〜2滴、混ぜて全身マッサージしてあげるとか、寒い時は手足を揉んであげるだけで、温まりますので、嗅覚からもそうだし、経皮吸収からもすごくあったかくなるので、お休みの日にはゆずの香りに癒されてみてはと思います。



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