子育てのこだわり

浜島直子(モデル)×大島美幸(お笑い芸人)

2020

12.04

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教養クイズ番組『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターを12年間も務めた浜島さんと、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で体を張ったロケに挑戦している大島さん。世界の僻地に向かい、知られざる文化をレポートしてきた中で得た経験は、今の子育てにも、おおいに生きているようです。

過酷なロケの経験がいきる



浜島
つい最近、ミステリーハンターの経験をいかしているなと思うことがあったんです。砂漠でキャンプをする時にテントに寝るんですけれど、靴は外に置く場合があって、朝起きて靴を履く時にサソリが入っていないかチェックをするんですね。

大島
あれ? それ日本で必要かなぁ(笑)。

浜島
ついこの間、息子と自然豊かな公園に行って、砂場で遊んでいた時に、虫がけっこういたんですね。それでお友達が靴を履いた時に、カメムシだったかな、何かが入ってたんです。その時にミステリーハンターの経験を思い出して、「いい、必ず靴を履く時はチェックしなさい。サソリとかカメムシが入っているかもしれないから」と。どんな経験も無駄ではないと思いました。

大島
確かに。そういうところに行くと、虫が大丈夫になったりしますよね。息子がスパイダーマンが好きなんですけど、家にクモが出たとき、昔、『世界の果てまでイッテQ!』で、クモの糸を使ってブランコを作ることがあって、クモの糸をずっと集めてたんですよ。クモを取ってクモの糸を出すので、最初は怖かったんですけれども、でっかいクモもなんとも思わなくなって、結果、タランチュラを食べるところまでいったんですけども、そうしたらなんとも思わなくなって、あの丸いお尻のところを食べました。

浜島
カニ味噌の味のところですね。

大島
そうです。クモが出たと子供たちは騒ぐんですけど、私は取れるので、あれは過去の経験がいきましたね。

浜島
いや本当に無駄なものは何もないですね。おかげでちょっと息子さんも誇らしいでしょうしね。

大島
食べたと言ったらちょっとびっくりしていましたけどね。

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子どもの個性の伸ばし方



ともに男の子のママとして、日々奮闘しているおふたり。子供の成長に合わせて、不安や悩みも増えていく中、どのように子育てと向き合っているのでしょうか?

浜島
大島さんの息子君は今5歳ですか?

大島
はい、はまじさんの息子さんは?

浜島
うちは6歳で、来年から小学校です。大島さんは家の中だとどんなお母さんですか?

大島
えー! わかんないです。客観的に見たことがないからわかんないですけれども、基本、息子に習い事もさせていないですし、ドリルもやっていないし、「自由でいいよ」と言いますね。

浜島
どうしてですか?

大島
どうせ、いつかは、がんじがらめになるから、今のうち好きなことをやって欲しい。普通、YouTubeを見るのは15分とか、1時間とか決めるけど、我が家は無制限なんです。

浜島
え!無制限?

大島
自粛の時に無制限にして、「やりたいことやっていいよ」と言ったら、ゲーム実況を繰り返して見て、めちゃくちゃ上手くなったんですよ。なので、その期間は特別だったと思っているんですけども、好きなことを伸ばすには、こういう時期もあっていいのかな。ずっとはダメだと思うんですね。でも、何が好きかを見ていこうと思っているんです。ちょっと怒られるかもしれないけれども。

浜島
どうして、そうしようと思ったんですか? 何かきっかけがあったんですか。

大島
ちょっとやっぱり勉強が苦手でして、好きな事は覚えられるのに、なんで勉強だと計算式とか全然覚えられないんだろう。だったら好きなものを伸ばしてあげたいという気持ちになりました。

浜島
なるほどね。今の話を聞いて、大島さんはお笑いが好きでこの世界に飛び込んで今第一線で長年活躍されていて、確かにそうだなと、腑に落ちた感じがしました。

大島
そうですね、好きな方が伸びるのかなと思って。自分もできなかったことを子供に押し付けるのは、自分の中では嫌だな。どちらかと言うと旦那は、大学にも行っていたのでやっぱり勉強したほうがいいみたいな考え方だったんですけれども、私が子どもは、「遊んだほうがいいんじゃないかな」と言ったら、「そっか」みたいな感じになってるんです。そしたら息子も、「俺、勉強苦手だな」と言い出しちゃって(笑)。まだしたこともないのに。

浜島
早い、5歳の時点で、気がついている!

大島
だったら好きなことをと思うんです。

浜島
確かに。なんでもかんでもコロナのせいにするのは嫌なんですけれども、でも時代が変わりつつある中、みんなで右へならえの学習よりも本当にその子の短所がいつか長所に変わるかもしれないから、個性を伸ばしたほうがいいという考え方も今、定着しつつあったりして。コロナの影響もあって、より他人軸より自分軸の考え方がたくさん出ている印象があります。

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