“食”の大切さを伝える

安田美沙子(タレント)×真藤舞衣子(発酵研究/料理家)

2023

09.08

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雑誌の料理連載を通して出会ったお二人。その後も、安田さんは、真藤さんから料理や発酵について学び、発酵食品を食生活に取り入れていくようになりました。

子どもも腸活!



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真藤
私は、お菓子もパンも料理も全般的に作るんですけども、メインが発酵ですね。美沙子ちゃんともいろんな発酵の調味料とか一緒に作ったりしていますが、元々、祖母が発酵オタクだったんです。小さいときから台所の床下にぬか床があったり、今流行りの「KOMBUCHA」は、昔「紅茶キノコ」と言っていたんですよ。その培養したりとか

安田
私、マイマイと出会ってから毎年手作りの味噌を作っているから、それを、「手前味噌です」と言ってみんなに配ったり、

真藤
あと、醤油麦麹も作っていますよね。

安田
そうです!

真藤
プチプチしているんですよ。畑のキャビアみたいな感じでね。

安田
オリーブオイルと一緒にドレッシングにしたり、塩麹も作っています。冷凍庫には、米麹が3袋ぐらいあって、塩麹もお塩代わりに使って、ミートソースに入れたり、唐揚げに使ったり、最近、ガパオにも使っていて、

真藤
ガパオも旨味が出るでしょう。

安田
子供もすごい食べました。やっぱり味が違うのか、まとめてくれる感じがあって。

真藤
すごい、うまみを引き出してくれる。

安田
美味しいですよね。塩麹で作ると何でも。

真藤
本当に簡単に塩代わりに使ってね。

安田
マイマイの塩麹は、ブレンダーで潰すのがいいんですよね。

真藤
粒になっていると、お魚とかお肉とか塗ったときに焦げやすいんです。だけどブレンダーにかけることによって滑らかになるので量も少なくて済むし、焦げない。

安田
本当に使いやすいです。唐揚げは、塩麹だけでも美味しいんです。家事も楽になりました。味付けに困らないし味が決まるから。子供も発酵ものを使うとすごい食べてくれる感じもあるので、味噌汁も自分が作ったものだと、家族全員の菌が入っているので、子供の頃から、腸活するのもいいのかなと思って。

真藤
今、偏食が多かったりして、お子さんの便秘も多いそうです。

安田
体が出来上がる時期に腸活することはいいなと思って。

真藤
言う通りで本当に小さい頃からそうやって生活をしていた方が腸も慣れていいんですよね。

安田
基盤が作れて良かった!マイマイに出会っていなかったら、子供は、腸活をやっていなかったですね。ありがとうございます。


なぜ、発酵食がいいのか?



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安田
うちは、男の子2人、6歳と3歳ですけど、グリーン野菜とか、好き嫌いは、やっぱりあるんですよね。今、主人の実家で野菜を作っていて、この前は、ジャガイモを一緒に掘ったんですけど、そういう収穫体験をしたり、今、お庭でも、コンポストの土を使って、キュウリを作っているんですけど、そうすると自分が大事にしているからキュウリも食べるようになった。

真藤
それはいい。それこそ食育ですよね。

安田
あと、発酵の調味料を使うと子供が好きな味になる感じもあって、餃子にもお味噌と油揚げを入れるんですけど、まろやかになるのか、それもすごく好きで、副菜を小さく切って、発酵物と混ぜて味付けすると、すごい食べます。

真藤
それこそミートソースにも塩麹って言っていましたしね。

安田
ミートソースにも普段は苦手と言っている、ナスとかモロヘイヤとか余った野菜を何でもこっそり入れて、そこに塩麹を入れて、シンプルな味付けして食べたりしています。

真藤
あと食べるときに、やっぱり腸内環境を良くするために一つ言えるのが、お腹の中の腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と3つあって、それぞれ作用が異なっているんですけども、なるべく善玉菌に寄せたいじゃないですか。中間の日和見菌が食べたものが餌となって善玉菌に行くか、悪玉菌に行くかになっているので、だからこそ、例えば酸化した油物とかスナック菓子とか、そういうものばっかり食べていると、それが悪玉菌になっちゃうんですね。なんで発酵食がいいのかと言うと、発酵食は、はっきり言うと、別に生きたまま届かないんですよ。腸内に直接は届かないのでそれが餌となるように発酵食は大事だと言われています。ただ一つ、発酵食ばっかり食べていても、早食いしていたら意味がないのでよく噛んで、消化酵素、唾液を必ず出すようするのが一番、腸内環境にはいいんです。

安田
昔から言っているよく噛むのが大事というのは本当にそうなんですね。

真藤
そうなんです。



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