ON AIR REPORT

年齢と英語学習の関係について

2025/10/01

文教大学 Presents 誰かに話したくなる英会話。 このコーナーでは、文教大学・阿野幸一先生と一緒に、今日覚えて、すぐ誰かに話したくなっちゃう英会話を学んでいきます!



この番組をお聞きのリスナーの方は、様々な年齢の方がいらっしゃると思います。

私くらいの年齢の方の中には、
「もう年を取ってしまったから、今から英語をやっても遅いかな」なんて思っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。そんな方に希望を持てるお話をさせていただきますね。
 
外国語はどのように身につけることができるかという分野は、
第二言語習得研究というもので、これまで様々な研究が行われていますが、
そこで分かっていることの一つに
Older is faster, younger is better.

ということがあります。

これ、どんな意味だか分かりますか?
そう「older - 年を重ねれば重ねるほど、速く身につけることができ、
younger - 若ければ若いほど、よりよく身につけることができる」ということです。

つまり、子供はまだ脳が柔軟ですから、
聞こえた英語をそのまま頭に取り入れていきますが、
取り入れた表現を分析して理解したりする力はまだないので、
長い時間をかけて少しずつ使えるようになっていきます。

それに対して大人は、高い認知能力を持っているため、
すでに持っている背景知識や言葉の知識などを分析しながら理解することができるので、
子供に比べて早く言葉を身につけることができるんです。

例えば、似たような形の単語の意味を自分で推測できたり、
文法の知識を使って文の意味を理解したりすることができます。

そして大人は、自分で学習を管理したり、計画的に継続したりすることもできますよね。

 なので、「年を取ってきたから英語は無理」なんていうことは理論的にもないと言えます。

自分に合った学習方法を工夫することで、
子供よりも早く英語を使えるようになる可能性があるので、
ぜひ頑張って英語学習を続けていただければと思います。

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