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オンエアレポート

10
22
Tue

ゲストは・・・今井美樹さん

今日は、今井美樹さんをお迎えしました〜。

今月9日、松任谷由実さんの楽曲をカバーしたアルバム、リスペクトアルバム「Dialogue-Miki Imai Sings Yuming Classics-」をリリースされた今井さん。今回、このアルバムを作るにあたって最初は絶対いやだと言っていたそうなんですが、、、
「レコード会社の人はどうして、今私にこれを歌ったらどうですかって言うんですかって、それがまず知りたいって。どのくらいの真剣さが彼らにあるのかをどうしても知りたかったし・・・そしたら、ロンドンまで来てくださったんですよ。それで、いろいろ話していく中で、イギリスに住まいを変えた、そして私がこの春に50歳になるっていう、私にとってもすごく大きな変化があるときで、「僕たち実はずっと、ユーミンのこういうアルバムを作ってほしいっていうのを数年前から思ってたんです。でも、なかなかお互いにベストなタイミングがなかったんだけど、こういう大きな変化があるときだからこそ、一番のルーツであるところに向かったらどうですかっていうのを提案させていただきたい。」とおっしゃったのと、あと「ユーミンが、「私は読み人知らずでありたい」と言った。」とおっしゃったんですね。その一言を聞いたことで「歌ってもいいんだ」って。曲として大切に歌われることを作家として許していると知って、頑なだった気持ちが解けていくようだったんですよね。」とおっしゃっていました。

今回のアルバムは、ほとんどSimon Haleさんが担当されているんですが、ユーミンさんの楽曲を知らない彼にお願いするにあたって、まず、楽曲の歌詞を説明するところから始めたんだそう。
「私は、大切な思いを共有できないでやるのはほんとに最初怖かったんですけど、サイモンはほんとにすばらしい理解力というか包容力のある方だったので。。。まず、ミュージシャンの友達に手伝ってもらって、歌詞を全部説明してもらったんです。ユーミンの歌詞は、歌詞というよりもひとつの映画のワンシーンを表現しているような、そういう歌詞の奥にはこういう景色があって・・・私の感想ですけど、こういう画が私には見える、私はこの画のここのところをどうしても大事にしたいっていうのを一生懸命友達を介して説明して、彼らも一生懸命聞いてくれて。彼も大変だっただろうけど、それを「OK、じゃあこう?」って、キャッチボールを繰り返して。そしたら、レコーディングのときになったらサイモンがミュージシャン達に、私がサイモンに説明したのと同じことを彼らに一生懸命伝えてくれて。すっごく丁寧な、ほんとに時間をかけて、レコーディングできたんです。それもすごくうれしかったし、レコーディングしていくうちに、ユーミンの曲を知らない彼らが「いい曲だよね」って!
このアルバムは120点だと思ってるんですけど、この曲はこういう風に歌いたかったとか、この曲はこうしたかったとか、そういうアルバムかといわれるとYesとは言いません。私の大切なものに抱え込んでしまうことをしなかったことが、みんなが心地よく、それぞれの青春時代にフィードバックするように、オリジナルが絶対あるんだけど、違うものとして今井美樹が向き合っていることをみなさん許してくださっているというか、まっすぐ伝わってると思うんですよ。
私が私のこだわりだけで作ったら、非常にこだわったアルバムにはなったかもしれないけど、たくさんの人が心地よく聞いてくださるアルバムになったかはわからないので、私が持てなかった客観性を布袋さんがずっと持ってくれてたことがとても大きかったなと思います。」というお話もしていただきました。

今井美樹さんのユーミンさんへのリスペクトアルバム「Dialogue-Miki Imai Sings Yuming Classics-」は好評発売中です。
そして!今井さん、12月からはコンサートもあるということですので、詳しい情報は今井美樹さんの公式HPをチェックしてみてくださいね。

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