2021/08/26

Drive Discovery PRESS Vol.21 編集後記

DDP編集部

最近日が暮れるのがどんどん早くなって、聞こえてくる音もミンミン蝉からひぐらしの鳴き声に移り変わり、暑さの終りより先に秋の足音を感じている編集部員Nです。季節の、そして時代の移り変わりに感じる切なさ。毎回、特別特派員をお迎えするDrive Discovery PRESS、今週は、こちらも時代の流れで最近数が少なくなっている「デパート」の魅力について、構成作家でデパート巡りの達人、寺坂直毅さんに教えていただきました。

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山形屋

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三越

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福屋

子供の頃から遊び場がデパートだったという寺坂さん。2009年には、全国の名デパートの数々をまとめた本「胸騒ぎのデパート」を刊行。現在も全国のデパート巡りをされているというほど、こよなくデパートを愛するデパートのスペシャリストですが、本編では紹介しきれなかったのは、寺坂さんのデパートの巡り方。
まずは
正面玄関から入場・・・正面玄関はデパートの顔であり、季節の花が生けられていたりと一番お金がかけられている場所。だからこそ、その特色も見られるそう。
エスカレーターで一番上のフロアまで上がる・・・上がる過程でどのフロアが特徴的か見ながらそのデパートの空気感を堪能。
屋上をチェック・・・今では少なくなった遊具などがあるデパートも!
エレベーターで下がりつつ特色あるフロアをチェック!
食堂やデパ地下グルメを探索!

ちなみに、大食堂で印象的なのは、岩手県の「マルカン百貨店」。
あまりに大食堂が人気だったため、現在は、百貨店は閉店してしまったものの、利用客から食堂だけは残して欲しいという要望が寄せられ、クラウドファンディングで存続されているそう。なるとの乗ったラーメンにあんかけ焼きそばなど、懐かしいメニューが今でも人気で、市民の憩いの場となっているのだとか。

そんなこだわりのデパート巡りをされている寺坂さんですが、子供の頃には自分の部屋でエレベーターボーイごっこをしていたほど。エレベーターガールの決まり文句もデパートごとに違うそうで、各デパートのサービススタッフの方の喋り方を真似てみたり。最後は、「交代いたします」といって終わるのだとか。伺っているだけでほっこりなデパート好きエピソードも飛び出しました。

来週は、さらに驚きのデパートや寺坂さんが「デパートの原点」という百貨店もご紹介しますよ!


岩手県

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