2022/04/07

Drive Discovery PRESS Vol.53 編集後記

DDP編集部

日本列島を北上している桜前線。東京は散り始めましたが、先週は花見で桜を見上げて街を歩いていた方も多かったのではないでしょうか?花より団子なDDP編集部ですが、皆で集うわけにも行かず、今年もお花見宴会は見送り。それぞれが桜を愛でる日々となりました。
そんな中、今回のDDPで特集したのは「マンホール」。マンホーラーの傭兵鉄子さんをお迎えしてお話を伺いました。

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マンホールの蓋は常に進化している?!

マンホールの蓋といえば重い鉄の蓋のイメージ。実際に昔は鉄で錆びやすいものだったそうですが、現在は、強度をより強くしたり、割れにくい素材になりながらも軽量化が図られ、より扱いやすくなっているのだとか。また裏面の構造なども進化し、蓋が飛んでしまわないようになっていたり、鍵穴も専門の工具がないと開かなく工夫がされていたりとその進化がすごいのだとか!

人気のきっかけとは?

「マンホールの蓋が好き」という人は以前からいたものの、メディアで取り上げられるようになったのはこの8年ぐらい。またSNSやスマホの台頭で発信者が増えたことが大きく、マンホールカードというものが登場して身近に感じる人やコレクターも増加し人気が加速!

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古い蓋の中には貴重な物も。

実は100年近い骨董品レベルの蓋も現役で活躍しているのがマンホールの世界。文献にしか残っていないものが実は路上にまだあったりするそうですが、そんな蓋を「骨董蓋」と呼ぶのだとか。東京オリンピックなど大きいイベントがあると新しいものに変えられるきっかけとなるそうですが、マンホールを探すアプリなどは、貴重な骨董蓋の位置が明らかになってしまっうことから、マンホーラーにとっては複雑な気持ちも湧くツール。一方で、あまりの数に手が回らない行政などは、アプリによってマンホールの状態を知ることもできたりと画期的なアプリでもあると感じられているそうです。

渋谷区道玄坂のマンホール蓋には実は裏がある!

今回の放送で、ホラン編集長も驚いた渋谷区道玄坂のマンホール。こちらが設置されたのは1987年で、リバーシブルとして設計されたものの、今見てみると裏は腐食が進んでいてデザインはわからなくなっていたそう。表の図柄は、見方によっては、人の顔に見えたり、犬に見えたりと奥深いデザインマンホールの世界!来週はさらに珍しいマンホールなど、傭兵鉄子さんに教えていただきます。

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