2022/04/15

Drive Discovery PRESS Vol.54 編集後記

DDP編集部

先週からご紹介している「マンホーラー」の話を聞くうちに、空を見上げるより、路上をチェックすることが多くなった気がする編集部員Nです。実際にDDP編集部のグループラインにも、それぞれが見つけた珍しいマンホールの蓋の写真が並ぶことも多くなったり。
そんな中、今週もマンホーラーの傭兵鉄子さんをお迎えしてお話をお届けしました。

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マンホールの下は走れない?

マンホールの下はどうなっているの?・・・ふと湧き上がる疑問ですが、イメージするのは逃亡者が走る下水道の道。実際にマンホールの蓋の下にはインフラの管が通っていて、メンテナンスなどのために人が入ることからその穴を「マンホール」と名付けたそうで、マンホーラーが注目しているのは正式には「マンホールの蓋」ということになるとか。
そして、ガスや電気などのインフラは、人が中に降りずに浅いところにケーブルが通っているものが多いので、手を入れる程度のものばかり。ということで、マンホールのほとんどが下水管路の上という認識になり、さらに映画のように、人が入って逃げられるほどの穴はなかなかなく、しゃがんで入る程度の高さなんだとか。

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紋章を見ると歴史が見える?

もともとは、マンホールの蓋に対して興味が薄かったという鉄子さんですが、絵柄を見ていると驚くぐらい古いものがあったり・・・「東京都」ではなく23区になるずっと昔の「東京府」などの表記のマンホールも現在も都内にあるそう。
地理や町の成り立ちなども関連しているというマンホールの蓋。鉄子さんも蓋の紋章を注意深く見るようになりそこから歴史などにも興味を持つようになったそうなんです。
学校で歴史を覚えようとしてもなかなか覚えられなかったものが、マンホールの蓋をきっかけに興味を持ったり、特産なども知ったり、そしてその町を好きになる。マンホールにはそんな魅力があるようです。

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