2022/06/04

Drive Discovery PRESS Vol.61 編集後記

DDP編集部

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美味しいもの好きの集まるDDP編集部。これまでにも様々な「食」にまつわるエキスパートをお迎えしてきましたが、今回は基本中の基本とも言える「塩」がテーマ。でも「塩」ってそんなに違いがあるの??と思うなかれ!実は、素材の味が変わってしまうくらい、大きな影響があるという「塩」。基本中の基本だからこそ、ピッタリあう使い方、してみたくありませんか?
今回は、ソルトコーディネーターの青山志穂さんをお迎えして、その奥深い世界を覗いてみました。

トマトの味も変わる「塩」とは?

健康面でも元気に生きていくために必要なものである「塩」。ですが、同じトマトでも違う塩を使うと、甘くなったり、さっぱりしたり、味が変わるそう。そんな楽しみがあるという「塩」ですが、なかなか「塩」の食べ比べってしないですよね?

また、海の状況によって、季節によっても味が違うという「塩」。青山さんは同じお塩でも「満月」バージョンと「新月」バージョンを持っていて、「あっちゃんの塩、新月」というように、 月の状態によっても、新月の日と満月の日では海中の状態が違うことから味の違う塩ができるそう。

ネーミングも色々ある「塩」

新潟の「白いダイヤ」は、結晶が出来上がった際にキラキラ輝くように美しいことからこの名前がついたそう。青山さんにとっては「かわいい塩」ということですが、作り方によっても結晶のでき方が違うそうで、普通は釜で煮て作るところ、湯煎のように海水を結晶化させたりするものもあるのだとか。
他にも天草の塩は、天草四郎に因んで「ロザリオ塩」という名前が付けられていたり。ちなみに、前述の「あっちゃんの塩」は、作り手さんが「あっちゃん」だそうですが、全国のあっちゃんたちから大人気なんだとか。

日本各地の塩から世界の塩まで、様々な塩を試しているという青山さん。現在所有している塩は2300種類。観賞用と使う用と2個買うそうで、死ぬ日の直前まで塩を集めてるんじゃないか、と笑っていました。

来週は実際に塩の種類を味比べ!
奥深い「塩」の世界、ぜひ青山さんの本やサイトもぜひチェックを!
https://shiho-aoyama.com/
https://mineralstore.net/


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