2022/07/31

「そうめん」を“オリーブオイルと塩”で!? そうめん研究家オススメの食べ方とは?

DDP編集部

7月31日(日)の放送では、前回に引き続き、そうめん研究家のソーメン二郎さんをゲストに迎え、そうめんの魅力についてたっぷりと語っていただきました。

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(左から)ホラン千秋、ソーメン二郎さん

“豆乳ベース”のつけ汁レシピ

そうめんといえば“めんつゆ”で食すのがスタンダードですが、あごだし、エビだし、しいたけだし、かつおだしなど、ベースとなる“だし”によって味わいは異なり、好みも人それぞれですが、「僕はちょっと甘めのものがそうめんに合うと思う」と二郎さん。好みのめんつゆでそうめんをおいしく味わうのもいいですが、今回はめんつゆ以外でオススメの食べ方を教えてもらいました。

例えば、極太で強いコシのあるのが特徴の徳島県・半田そうめんには、豆乳にたっぷりのすりごまを入れたつけ汁をオススメ。さらに、隠し味として小さじ1杯ぐらいのポン酢、具材として静岡県産の桜エビ、しらす、刻んだ大葉、細かく砕いたクルミをほんの少し入れて混ぜ合わせていただきます。

ホランは早速、このつけ汁に半田そうめんをくぐらせて勢いよくすすると、「うん! そうめんの存在感が違う! 小麦の甘みを感じますね。さらに(つけ汁が)豆乳なので、より甘みが感じやすいですし、ごまの風味もあっておいしい! やさしい味わいだけど、豆乳のこっくり加減をポン酢の酸味が爽やかな感じに変えてくれて、ごまの風味が食欲をそそりますね!」と絶賛します。

こちらは、めんつゆに飽きて違った味わいでそうめんを楽しみたい人にオススメで、二郎さんも「豆乳とポン酢の組み合わせは、夏バテしたときでもさらさらいけます。(味わいが)さっぱりしているぶん、半田そうめん(の存在感)がガッツリしていますから、バランスがいい」と太鼓判を押します。

ちなみに、室町時代に貴族はそうめんにクルミを乗せて食べていたという言い伝えもあり、食感に加え、香ばしさがアクセントとなり、そうめんとの相性がとても良いそうです。また、豆乳ベースなので、そうめんを食べ切ってから(つけ汁を)最後の1滴まで飲み干せるのもポイントです。

白石温麺との相性が抜群のごまだれ

続いて用意されたのは、宮城県の白石温麺(しろいしうーめん)。従来のそうめんの長さは大体19cmのものが多いなか、白石温麺は9cmとかなり短めなのが特徴です。

このそうめんにおすすめのつけ汁は、ごまだれに隠し味としてお酢を少々、そして、からしと細かく砕いたクルミを混ぜ合わせたもの。ホランは、ひと口頬張った瞬間、「ごまだれがうまい! からしも効いてる!」と目を丸くします。

二郎さんによると、こちらのつけ汁も室町時代に貴族のあいだで楽しまれていた食べ方だそうで、「この長さには、この食べ方が非常に合うと思う」とおすすめ。これにホランは、「さっきの半田そうめんもそうだけど、長さや太さを(いつものそうめんと)変えるだけで、ビックリするぐらいに全然違う!」と驚きの声を上げます。

ホラン驚愕「これはヤバうまですね!」

ここまで2種類のつけ汁を教えてもらいましたが、もっとシンプルかつ、めん自体のおいしさをより味わいたいときにおすすめの食べ方は、「オリーブオイルと塩」と二郎さん。

オリーブオイルは1束につき3回転半ぐらいたっぷりかけて、パラパラと塩またはハーブソルトを振りかけていただきます。また、「薬味としてミントを加えるとめちゃめちゃ合う」と声を大にします。早速ホランが、二郎さんの教え通りにつくったそうめんを一気にすすると、「めちゃくちゃおいしい! これはヤバうまですね! 何これ!? すごくバランスがいい!」と思わず笑みがこぼれます。

この反応に、二郎さんも「ここまで喜んでもらえるとは(笑)」とご満悦の様子。改めて、「これは家で簡単にできますし、夏が終わっても飽きがこない食べ方なので、ぜひやっていただきたい」と猛プッシュしていました。


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