2023/05/07

青森・蛍谷、岩手・折爪岳、高知・四万十川…専門家イチオシの「ホタルスポット」を紹介!

DDP編集部

5月7日(日)の放送では、前回に引き続き、「東京ゲンジボタル研究所」代表であり、「日本ホタルの会」理事の古河義仁(ふるかわ・よしひと)さんをゲストに迎え、ホタルの驚くべき生態、さらには全国のホタルスポットなどについて語っていただきました。

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古河義仁さん、ホラン千秋

夜に光らない“オバボタル”

前回の放送で古河さんからさまざまなホタルの話を聞き、「今年の夏は、ぜひ(ホタルを)見に行きたいと思いました!」と興味津々のホラン。

古河さんいわく、ホタルは北海道から沖縄まで日本全国に生息しているそう。また、全世界に約2,800もの種類がいるなかで、日本にいるホタルは約50種類ほど。その多くは暖かい気候の場所、とりわけ沖縄・南西諸島にいるとのことですが、東京にも9種類のホタルが生息しているそうです。

それを聞いたホランは、「ゲンジボタルとヘイケボタルは聞いたことがありますが、他にはどんなホタルがいるんですか?」と質問。これに古河さんは「意外と身近なところにいるのが“オバボタル”です」と回答します。

姿はヘイケボタルに酷似しているものの、その生態はまったく異なると言い、「普通のホタルは夜に動くんですけど、オバボタルは昼間に活動していて、夜は寝ているんです」と解説。

また、他のホタルと同じく卵も幼虫もサナギも光るものの、成虫になると、発光する部位“発光器”があるにも関わらず、光らなくなるそう。というのも、通常のホタルはコミュニケーションの手段として光を放つものの、オバボタルはメスがフェロモンを使ってコミュニケーションを取るため、光を必要としていないそうです。

オススメの“ホタルスポット”

古河さんはホタルの生態の研究に長年携わっていますが、「まだまだ全然わからないことが多いんです。調べれば調べるほど疑問が出てくる」と話します。例えば、幼虫が川から陸地に上陸する際、方角に関係なく一方の岸にしか上がらず、しかも陸地を見ていないのに、その後に暮らす最適な岸を自然と選んでいるそうで、「水のなかにいる幼虫になぜそれが分かるのか、ぜひ聞いてみたいですよね(笑)」と吐露。

また、古河さんは研究の成果をさまざまな自治体に提供しており、昨年はホタル絡みで2回ほど高知県に足を運んだそう。高知県にはいろいろなホタルがいるそうで、とりわけゲンジボタルが多く、四万十川(しまんとがわ)では光り輝く美しい光景が見られたと振り返ります。また、森のなかには“ヒメボタル”がいて「もう宝石を散りばめたように光るんです!」と声を弾ませます。

それを聞いたホランが、古河さんにオススメのホタルスポットを伺います。そこで、まず青森県の浅虫温泉(あさむしおんせん)を挙げます。なんと“蛍谷”と呼ばれる地名があり、「地名からしてホタルがいっぱいいそうじゃないですか。実際にたくさんいるそうです(笑)。私は冬に行ったので、残念ながら(ホタルの姿を)見ることができませんでしたが」と笑います。

また、岩手県の折爪岳(おりつめだけ)にはヒメボタルが100万匹以上いると言われているそう。ここには何回も行っているという古河さんは、「暗くなるとピカピカ光り、足元にもいっぱいいて足が動かせないぐらいなんですよ。そして、天然のブナ林にはものすごい数のホタルがいて、100万匹いてもおかしくない」と振り返ります。

また、関西エリアでは大阪府の能勢町(のせちょう)、さらには兵庫県や岡山県にも数多く生息し、九州だと鹿児島県や宮崎県に行くと、たくさんのホタルを見ることができるそうです。

古河さんのイチオシホタル

また、ホタルのなかでも古河さんはヒメボタルをオススメします。「光り方がすごく衝撃的で幻想的ですよ!」と絶賛します。

YouTubeチャンネル「東京ゲンジボタル研究所」では、いろんなのホタルの光る様子がアップされており、早速ホランが観てみると、「(光り方が)全然違いますね! パチパチッと弾けるように光る。どちらかというと点滅に近いというか。いや〜、面白い!」と、ホタルの魅力に増々ハマっている様子でした。


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