Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.373 株式会社ジンズ 井上一鷹さん 世界一集中できる場所「Think Lab」

2020年05月23日

今週ゲストにお迎えしたのは、株式会社ジンズ、井上一鷹さんです。

井上さんは、1983年生まれ。

慶應義塾大学理工学部をご卒業後、戦略コンサルティングファームである、
アーサー・D・リトルに入社し、大手製造業を中心とした事業戦略、
技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。

2012年に、ジンズに入社。社長室、商品企画グループマネジャー、
R&D室マネジャーを経て、現在、JINS MEME事業部 事業統括と
「世界一集中できる場」を掲げたソロワークスペース「Think Lab」の取締役を兼任。


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──集中状態を“見える化”したメガネ、「JINS MEME」

茂木:『身につけた人の目の動きや体の傾きなどを計測し、集中状態を“見える化”したメガネ』という画期的なアイテム「JINS MEME」が商品として売られていますね。

井上:このメガネは、例えば目の動きとか姿勢が取れるんですね。そのデータをもとに、「Think Lab」みたいな“いろんな空間を作ってみよう”、とか、。
そういうデータをもとにスマホのアプリケーションを作ったり、ソフトウェアがくっついてくるんです。

茂木:今、井上さんが「JINS MEME」を掛けていますが、この弦の先端のところにいろいろついていますね。

井上:電池とか、基盤ですね。

茂木:それがちょうど頭の後ろに隠れてるんで、普通のメガネに見えますね。
あと、目の動きをはかるセンサーが3つ、ですか? それもうまくメガネの構造に入ってるので、これは本当に気づかないですね。

井上:電極が3つついています。やっぱり、いろんな会社さんがメガネ型のヘッドマウントディスプレイとか出すじゃないですか。でも、結構普段の生活しんどくて…。
ずっとかけてるものって、見た目おかしいとかけてくれないので(笑)、まずは機能をいっぱい入れるのではなく、普段の生活に浸透させられるデザインをやらなきゃいけない、というのが、見た目のデザインで考えていたことですね。

茂木:一般の方に、“「JINS MEME」を使うとこういうところがいいよ”ということを一言で言うと何になりますかね?

井上:3つ言わせてください。
1個は、「集中が測れる」ことです。例えば、万歩計って持ってるじゃないですか。スマホを持っていれば、1日でどこで多く歩いたかわかります。だけど、“1日でどの時間に頭を使ったか”というのは残せないじゃないですか。これを残せるんです。

茂木:なるほど、「脳の万歩計」みたいなことですね。

井上:そうです、「脳の万歩計」なんです。
2個目はもっと簡単で、「眠気を判定する」というのをやっています。居眠り運転をする前ってまばたきが全然変わるので。
眼球移動がゆっくりになるんですね。これを検知してスマホで起こしてあげるとか、それを管理者に伝える、ということをやっています。

茂木:これは安心・安全のためにとっても大事ですね。

井上:そうなんです。
そしてもう1つが「姿勢」なんですけど。メガネって地面から一番遠い場所に乗ってるので、下を向いてスマホばっかり見てるとか、1日で平均を取ったら左に2度ずれてる、とかわかります。なので、いろんなヘルスケアに大事なデータだなと思っているんです。

茂木:これはスマホにも入っている6軸のセンサーが入ってるんで、実は姿勢もわかっちゃう、と。

井上:わかっちゃうんです。やっぱり姿勢が悪くなって、下を向いて、肩こりになったり腰痛になったり。もう少し老人になってくると、それがもとにロコモティブシンドロームとなって整形外科に通いまくる。
この状態から守るためには、“パンツの次に着けている時間が長い”デバイスでずっと姿勢を見ておけば、おかしくなる前にわかるなぁ、と思っています。

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茂木:なるほどなぁ。興味を持たれた方は、ぜひ「JINS MEME」のデータを駆使して書かれた、井上一鷹さんの著書「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方」(日本能率協会マネジメントセンター)という本がありますので、これをお読みいただきたいです。
これは大変面白いですね。

井上:ありがとうございます。

茂木:あと、「JINS MEME」のホームページに行くといろんなアプリが出ていますね。

井上:はい、今お話しした、「眠気」とか「集中」とか「姿勢」に関してのスマホアプリの説明とかは、全部WEBサイトに行っていただければあります。

──ソロワークスペース「Think Lab」

茂木:この「JINS MEME」の開発から得たさまざまなデータから、この「Think Lab」を作られたということなんですが。
「Think Lab」のコンセプトとしては、どういう空間になるんですか?

井上:“ひとりで、ものすごい深い上質な時間を過ごせる場所”というのを作りたいなと思いました。まずは、ワークスペースとして、無茶苦茶集中できる場所。
一般的なオフィスというのは、最近『コワーキングスペース』という言葉が流行ってますよね。『コーワーク』というのは、複数人で一緒に働くという概念なので、同僚とスマホと一緒に仕事をします、と。これでは、ひとりで深くものを考えられないんです。
今、オフィスを出てテレワーク時代に入って、外で働こうと思っても『コワーキングスペース』しかないので、ひとりになれなすぎるなと思いました。
ちゃんとひとりになって、その人の独創的なことができる場所を作ろうというのが、「Think Lab」の考え方です。

茂木:これが今。実は必要なんですね。
このソロワークスペース「Think Lab」なんですけど、実際に「JINS MEME」などを使った研究によって集中力が高いことがデータでわかっているんですか。

井上:そうです。1回集中できる場所を作って、そのあともずっと研究してて、“植物はこのぐらい置いた方がいいな”とか、“音環境は、もうちょっと音量を上げた方が集中できてるな”とか、“机のサイズも、横幅96?が一番集中する”など…。
そういう、いろんな集中を高めるために要素を分解していって、昨日より今日、ちょっと集中できるようにするために「ラボ」として「Think Lab」をやってますね。

茂木:「Deep Think」とおっしゃってますが、これは深く集中して考えるってことですか?

井上:“深く潜り込むような感覚”です。集中の研究で、『ゾーン』とか『フロー』という超集中状態に入ると、人はその時のことを音がだいぶ遠くに聞こえたり、何かに潜り込んでいる感覚を得るというふうに聞いています。
“ディープに潜っていく”という感覚を作れる空間をサポートしたいなと思っているので、「Deep Think」と呼んでいます。

茂木:リスナーの方はちょっと体験してみたいな、と思われてると思うんですけど、今この「Think Lab」はどこにあるんですか?

井上:一般の方に使いやすいものというものを、汐留に作りました。

茂木:料金体系とかはどうなってるんですか?

井上:料金は15分250円で、カフェを使うような感覚で使っていただきたいな、と思っています。コーヒーも飲み放題です。

茂木:興味があるみなさんは、ぜひ汐留の「Think Lab」にオープンしているということで…。これは会員にならなくてもいいんですね。

井上:会員にならなくてもスマホアプリで登録していただければ使えます。ぜひお越しください。

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一人で深く考えるためのソロワーキングスペース「Think Lab」 公式サイト


世界初、メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」 公式サイト


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