Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.388 俳優・アーティスト 森崎ウィンさん ファーストep「PARADE」

2020年09月05日

森崎ウィンさんは、1990年ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日。
そして、中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動をスタートされます。

その後、2008年にダンス ボーカルユニット“PRIZMAX”に加入し、
メインボーカルを担当される傍ら、俳優としても様々な役を演じご活躍される中で、
2018年に公開されたスティーヴン ・スピルバーグ監督の映画
「レディ・プレイヤー1」で、主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たされました。

その後も、数多くの映画やドラマに出演し、今年、映画「蜜蜂と遠雷」で、
第43回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞されました。

PRIZMAXは、今年の3月27日をもって解散しましたが、
アーティストとしても世界進出を掲げ、“MORISAKI WIN”として、
メジャーデビューをされました。


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──ワールドワイドな楽曲『パレード - PARADE』

茂木:今回のアルバムに『パレード - PARADE』という楽曲があるんですけど、この楽曲もいいですよね! 日本的な楽曲からも離れてワールドワイドな楽曲ですね。

森崎:そうですね。洋楽がすごく好きですし、小さい時から聴いてたことも多くて、そういうものがルーツとしてあるので、そのルーツはちゃんと出していきたいな、ということで。そう制作陣の方々とも話して、洋楽テイストに寄せて、最初からワールドワイドということは決まっていましたね。

茂木:例えば歌詞の、英語と日本語がちょうどいい感じで混ざって。こういうのは、かえって今アメリカとかでもうけそうですよね。

森崎:そうなんですよ。「ここ日本語なの?」という歌いまわしをしていたりとか、それが今回の作家チームと出会ってやってみて、すごく面白かったんです。
詞の内容はもちろんなんですけども、音としてもちゃんと“耳に入ってくる”“グルーヴを出せる日本語”というのを選びながら書いてくださってるんですよ。

茂木:作詞がEIGOさん。

森崎:そうです。平井大さんとかをプロデュースして一緒にやっている方です。インターナショナルスクールにも行ってましたし、アメリカにも住んでいたので、結構ネイティブな方なんですよ。

茂木:混ざった感じがすごくいいですね。

森崎:それはもう彼にしか書けないような詞ですね。すごく伝わりやすいんじゃないかな、と。

茂木:今回「PARADE」を出されたじゃないですか。僕の理解では音楽界の最高峰と言うと、グラミーになると思うんですよ。森崎さんにはぜひ、グラミーに行かれたらいいなと思うんです。
と、同時に、今はワールドワイドだからリスナーもいろんなところにいるし、だから森崎さんの楽曲がいろんなところで聴かれたらいいですよね。

森崎:それが一番です。

茂木:グラミーよりそっちの方がいいですか?

森崎:まず、俳優として“俺はなんでオスカー賞を狙うんだ?”ということになるんですけど…。
役者として、僕が誰かを演じて作品をいただいてやっていく中で背負うものは、音楽とはまた違って、大きかったりとか誰かの人生を背負うのはプレッシャーもまた違うんです。その中で芝居に対してちょっとコンプレックスがあったりとか、周りにすごい役者がたくさんいて「うわぁ」と比べられてしまう瞬間もあったりとか。そういう意味で「自分を認めたいな」ということで「賞を獲りたい」ということになります。
じゃあ“なんでオスカー賞なんだ?”という、もうひとつそこに理由付けとして加わったのは、「ミャンマーから出た俳優が世界に行けるんだぜ」ということを、僕はミャンマーの子たちに夢を与えたい。

茂木:ミャンマー出身の方がオスカー握ったことはないんですか?

森崎:ないです。女優さんではすごく昔にハリウッド作品に出たことがあるとは聞いたんですけども、調べる限りでは、あのビッグ・バジェットの映画にミャンマー人として出たのは僕が初だと思います。

茂木:だから、自分の夢でもあると同時に、ミャンマーの子供たちにすごく勇気を与える。

森崎:ということもあって、そういう意味で目指しています。
じゃあ、“なんで音楽はグラミーに行かないんだ?”ということですが、音楽はどちらかと言うと、“MORISAKI WIN”がやって発信しているもの。そこに採点とかいらないんですよ。

茂木:そうか。個人的な表現だから。

森崎:だから、まずは届けたいんですよね。音楽は、自分のCDを持って「これを聴いてください」と言えるわけじゃないですか。だから本当に自分の手で届けるというのが、僕にとってはどっちかと言うと音楽の方がすごくリアルなんですよね。
そういう意味では、「音楽でグラミーに行けたらいいな」というのはもちろんありますけど、まずは、「全アジアの国々に回りたい」というぐらいの気持ちはあります。「アジアでこういうアーティストがいるんだぞ」ということを、まずはアジアで知ってほしい。

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茂木:アジアと言っても、色んな国があるし文化があるし。そこの多様性の中で、“MORISAKI WIN”というアーティストがどう聴かれるか、楽しみですよね。

森崎:そうですね。もう音楽があれば。音楽はボーダーレスとも言われてるわけですから、それをちゃんと自分の目で、肌で感じたい、というのはすごくあります。

茂木:森崎さんは、もう感覚がもうボーダーレスだよね。

森崎:(笑)。ありがとうございます。そうかもしれないですね。

茂木:今回の楽曲はEPということで5曲ですよね。どれも素晴らしい仕上がりで、これはスタジオでのレコーディングとか大変でしたか?

森崎:大変でした。
1曲に大体1日かかるんですけど…。というのは、今回のアルバムはEIGOさんが全部監修してくださっているんですけど、EIGOさんのスタジオで全部録って、そこでファイナル・ミックスと言うか、仕上げも全部やって。
なんでそこまで時間をかけるかと言うと、「今の音楽はみんなサブスクで、イヤホンで聴くことが多いんだ」と。だから、イヤホン・ミュージックというものを想定して作らなければいけない。

茂木:なるほど。

森崎:だから、本当にその人にだけ囁かれているような声だったりとか、歌い方だったりとか。その人の耳の鼓膜に直接届けるということを全部加味して作らなければいけないから、結構細かく、レコーディングにはこだわりを持ってやりました。
…というので、時間がかかったりはしました。

茂木:あー、そうか。

森崎:あと、僕はグループでは歌ったことがないような歌い方をしていたりとか、聴いていたとは言え、洋楽のグルーヴ感を表現するとなるとまた違いますし…。となると、そこへの難しさもあって、しかも声は僕ひとりですからね。結構時間はかかりましたね。

茂木:そうだよね。スタジオの中で孤独な戦いでしょ?

森崎:そうですね。ブースに入ったらもう見えないという…。
結局は“自分を越えていく”という意味では、どこかでは変わらないのかもしれない(笑)。

茂木:究極、自分の肉体が試されるみたいなところがあるじゃないですか。アスリートみたいですね。

森崎:そうです。後半になってくると、もうやけくそになってきた瞬間もあったりとか。声って面白くて、それがすごい出るんですよ。
終わって聴くと、「あ、このフレーズ、あの瞬間の歌ってるフレーズだな」とかというのが結構あります。そういう意味では、盤を聴いていただいた時に、イヤホンで聴いて“あれ、もしかして、これは苦しんでるのかな?”とか、“あ、これは一発目に録ったんじゃないかな?”とかという想像とかもしながら聴いてくれると、より面白く聴けるかもしれないです。

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森崎ウィン 公式サイト


MORISAKI WIN(森崎ウィン) 日本コロムビア


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