Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.449 「Voicy」代表取締役CEO 緒方憲太郎さん 著書「ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦」

2021年11月06日

緒方さんは、1980年兵庫県のお生まれです。

大阪大学基礎工学部をご卒業後、大阪大学経済学部も卒業。

2006年に、新日本監査法人へ入社し、その後、Ernst&Young NewYork、
トーマツベンチャーサポートを経て起業されます。

2015年、医療ゲノム検査事業のテーラーメッド株式会社を創業し、
3年後、業界最大手上場企業に事業売却。

そして2016年、音声プラットホーム「Voicy」を開発運営する、株式会社Voicyを創業。

現在は、「Voicy」のほかにも、複数のベンチャー企業の顧問に就任し、
事業計画、資本政策、サービス設計、PRブランディング、オープンイノベーション設計、
その他、社長のネットワーク構築を行う、ビジネスデザイナーでもいらっしゃいます。


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──発信者と受信者の情報提供をシームレスに

茂木:緒方さんの著書『ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦』。まず、日本がビハインドなところは、実際のところ市場規模などでアメリカや中国に遅れを取ってしまっていることなんですよね。

緒方:そうですね。最近は、AIだったりブロックチェーンだったり、スマホであれ、全部日本に遅れて入ってくるようにはなってしまいましたけど、やっぱり企業の投資も、新しいものに対する反応は遅いと思うんですよ。その中で特に今回の音声のところでは、“GAFA”の4社全員が同じマーケットにお金を入れ出したのは、この産業ぐらいなんですよ。

茂木:ああ、そう! 皆狙ってるんだ。

緒方:その後でMicrosoftも入っているし、最近ではNetflixでも音声コンテンツをやるとなってきているんですよ。Twitterも入っているし、と。それぐらい「このマーケットは抜けられない」と皆が思って投下しているんですけど、日本では全然空気が違いますね。「あ、音声を扱ってるんだ。好きだね」みたいな。

茂木:(笑)。世間の印象だと、「これから5Gになるのに、映像もあった方がいいじゃない」と思っている人が意外に多いと思うんですけど。改めて、それはどこが間違っているんですか?

緒方:映像は確かに素晴らしいです。ゲームなどもこれからもっと解像度を上げてくるんですけど、発信者が手間をかけることが当たり前になり続けているんです。最終的に、人間はもっとシンプルなものを選んでいく世界になっていく、と。そうした時に、人間が情報を得るために生活を犠牲にしない方が嬉しいわけです。
昔は立て看板まで行かないと情報が入らなくて、そこから新聞が届いて情報が得られて、とやっていた中から、もう歩いていたら勝手に情報が来た方がいいよね、という風になってくるんです。
それで言うと発信者も、1日中動画を作っているわけにはいかないんですよね。1日中動画編集していると、人生のほとんどをそれに使ってしまうので(笑)。

茂木:つまり、子供たちの夢の職業のYouTuberになると、1日中動画編集をしていることになる、と(笑)。

緒方:そうです。そうなると、人生で新しい仕入れができなくなってしまうんですよね。なので、発信者も楽で、受信者も楽になっていって、ほとんどシームレスに中身の交換ができていく、という状態になっていくんだと思うんですよ。そうなってくれば、もうダントツで音声が勝てるようになりますし。
例えば、今世界でも“メタバース”が注目されています。ゲームの中で、ヘッドフォンをして自分の声で話して、後はもう顔も全て別のキャラクターにしているんですよね。声は、一番簡単に指示もできて、説明できて、自分の本人性も証明できるんです。なので、声さえ持って行けばメタバースの世界で生きて行けるんですよ。…というのが、面白いところだと思っています。

茂木:なるほど。そして声には全てが表れてしまうんですよね。だから、ごまかしが利かないという意味で言うと…このラジオもスタジオに色んなゲストに来て頂くんですけど、やっぱりその人の人生が出るんですよね。

緒方:出ますよね。声はちょっとおべんちゃらを言ってもバレてしまいますしね。

茂木:緒方さんから見ると、ラジオはこれからどう進化していくんですかね?

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緒方:ラジオの中にも何パターンかあると思っています。例えば、ネット上では“音楽アプリ”と“声のアプリ”が別れてきています。ラジオは音楽も入って、編集があって、台本があって…という構成物なんですよね。これはこれでとても素晴らしいことだと思うんですよ。
そして、動画の世界では、映画があって、テレビ、YouTube、TikTokとフォーマットをずっと変えていっていて、本も、本、小説、ブログ、Twitterと変えているんですけど、音声だけずっとラジオというフォーマットなんです。なので、どちらかと言うとラジオは映画に近くて、映画として・ラジオ番組として、素晴らしいものを作っていく、というのはずっと残っていくと思っています。
でも、それ以外の音声コンテンツが色々出てくるんですが…。やるんだったら、“音楽が全くなくてもとてもイケてる構成番組にしていく”というのをラジオがやっていかないと。音楽は音楽サービスでもうじゅうぶん出てきてしまっているのかな、という気はしますね。

茂木:なるほど。当番組ももちろん音楽を効果的に入れさせて頂くんですけど、“トークの魅力”ということですね。

緒方:そうです。そこが面白いですよね。ラジオは、人気番組から生まれてくるヒーローをちゃんと作ることができるのもすごいな、と思っています。これだけ昭和の時のフォーマットのままで、今でも流行るコンテンツはないんですよ。これだけ長く同じフォーマットで楽しめるのは、ラジオぐらいしかないんじゃないかなと思います。

茂木:そうかぁ…。これからボイステック市場規模はどんどん伸びていくという予想なんですか。

緒方:そうですね。もう倍々に伸びていくと言われてはいます。それはそういうプレーヤーがいないとできないので、もうやらなきゃしょうがないな、となっていますね。

茂木:これからデバイスも進化して行って、そんな中で、ボイステックはどんな未来になるんですかね。「こうなる!」というビジョンや象徴的な出来事はありますか?

緒方:“何も気にせず喋っていたら、誰かと繋がっている”という…“水道・電気・ガス・音声” みたいな。今はもうインターネットも勝手に流れていて、“ダイヤルアップでネット接続をする”ということがなくなったじゃないですか。

茂木:勝手に繋がってますよね。

緒方:そうなんですよ。だから声も、“勝手に繋がっていて、勝手にその場で聞きたいことだけ聞ける”というようになっていくのかな、と思います。

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■プレゼントのお知らせ

今夜のゲスト、緒方憲太郎さん初のご著書
『ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦』に、
緒方さんの直筆サインを入れて、3名の方にプレゼントいたします。

ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。

茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。

尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。



Voicy - 音声プラットフォーム
 ↑Voicyは、こちらの公式ホームページから、アプリをダウンロードして聴くのがオススメです!


緒方憲太郎(Voicy代表)Voicyフェスアーカイブ販売中! (@ogatakentaro) Twitter


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