Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.575 タレント・ファッションプロデューサー Pecoさん 「アメリカドラマ『glee/グリー』に感謝を伝えたい」

2024年04月06日

Pecoさんは、1995年、大阪府のお生まれ。

原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に絶大な人気を集め、
パートナーのryuchellさんと、バラエティ番組やテレビCMなどに多数出演し、
注目を集めました。

一児の母となった現在は、育児や生活の様子を投稿したSNSが人気で、
2023年には、ファッションブランド「Tostalgic Clothing」を立ち上げ、
ご自身がデザイナー・プロデューサーを務めていらっしゃいます。


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──隣にいることを伝える

茂木:今回お出しになった初のエッセイ『My Life』は、実はryuchellさんがまだいらっしゃる時から書き始めていたんですね。

Peco:そうですね。2022年の8月に、私達の家族の形をこれからどうするかを皆さんにお伝えさせてもらったんですけど、その時に、「Pecoちゃんがかわいそう」、「Pecoちゃん、ちょっと優しすぎるよ」、「Pecoちゃん大丈夫?」、というような、すごく優しい心配の声をたくさん頂いたんです。
でも、私はかわいそうでもなくて、心が広くて優しいからこうしたわけでもなくて、ただ、これまでたくさん愛をもらったryuchellだったから自然とできたことだし、結婚する時に、「どんなことでも、これからryuchellの味方でいて一緒にやっていく」という覚悟で結婚もしたから、そういうふうに進むということが私の中では当たり前と言うか、自然なことだったんですよね。だからそれを、自分の言葉だけで一つの本に纏めさせてもらえたら一番いいのかな、という想いが始まりで、書き出したんです。
ryuchellがいなくなってしまったのが、原稿もほぼ完成して、表紙も撮影しました…ぐらいの時の出来事で。その後、本をどうしようということにはなったんですけど、中身を変えてしまったりとか、本を出すのをやめようとしてしまうと、私も、ryuchellがいたこのすごく濃い時間に蓋をしてしまうような気持ちにもなるし、ryuchellがいてくれたその空気のままで皆さんにお届けできたら…私が一番嬉しいだけなんですけど、そう思って本を出すことにしました。

茂木:この『My Life』の中でも書かれているんですけども、ryuchellさんが自分の今の置かれた状況とかにちょっと辛そうな時があった、と。特に印象的だったのが高速道路での出来事なんですけども…ぜひこれは皆さんにお読み頂きたいんですが。身近にいる大切な人がそういう苦しそうな様子をしている時は、どうしてあげたらいいんですかね?

Peco:私もそんなことは初めてだったし、今思えばもっとああしてあげられたな、と思うこともあるんですけど、その瞬間に100%の対応ができる人なんていないと思うんですよね。逆にこちらはできたと思っても、相手からしたら全然望んでいることじゃなかったりとかがあるから、はっきり言って私にも分からないことではあるんですけど。でも、「隣にいるよ」ということは伝えつつなのかな、と思います。これはもう本当に難しいですよね。

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──悩む自分も“自分らしさ”

茂木:今Pecoさんがされているファッションブランド「Tostalgic Clothing」ですが、今後どういうようなブランドに育てていきたいですか。

Peco:私はこの自分のお洋服を作るにあたって、“着やせ”とか“足が長く見える”ということを、本当に考えていないんですよ。私が80年代・90年代のアメリカが好きな理由で大きいのが、どれだけ体が大きかったりお尻がプリプリでも、二の腕がモチモチでも、皆ビキニを着て自信満々に胸を張ってビーチを歩いてる姿なんです。もうあの姿が私は本当に大好きで、今一番日本にもその感覚を持ってきて欲しいなと思うんですけど。私はその気持ちでブランドを作らせてもらっているので、「自分はこれでいいんだ」と思えるお洋服と言うか、それを一番大切にこれからも作っていきたいなと思っています。

茂木:デザインの才能は、どこかでご自分で身に付けたんでしょうか。

Peco:私は高校を卒業してから、ちゃんとしたファッションの勉強は1回もしたことがないんですけど、もうただただ、色んなドラマとか自分の好きな映画の中からいっぱいイメージソースを拾ってきて、そこからやっています。

茂木:もの凄くファッションが好きで、好きなものもはっきりしているから。…ということは、自分が好きなファッションを作っているということですか。

Peco:そうです! こんなことを言ったらデザイナーとして失格かもしれないですけど、もう自分のことだけを考えさせてもらっているので(笑)。だから逆に、こんな私だけが着たいお洋服を、皆が「かわいいね」と一緒に言ってもらえていることは、本当に奇跡だなと日々感じています。

茂木:この番組を聴いてくださっているリスナーの方の中には、“自分らしく生きる”ということがどういうことか分からなかったり、ちょっと悩んでいる方もいらっしゃると思うんですけど、ヒントになる言葉とか何かがありましたらお聞きしたいです。

Peco:“自分らしく”というと堅苦しいと言うか、自分らしさを見つけなきゃいけないと思うかもしれないんですけど、今「自分らしさは何だろう?」と思っているあなたが…それが今のあなたらしさだから、何も見つけようなんてしなくていいと思います。

茂木:あ、迷っている自分が、自分らしさなんですか!

Peco:はい、そう思いますね。

茂木:これは、脳科学者としても今ちょっとびっくりしました。うわ、名言!と。なるほど、そうですよね。

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Peco:私はすごくポジティブなんですけど、「ポジティブです」とか「自己肯定感が高いです」と言うと、「私はすごくネガティブで自己肯定感が低くて、どうやったらPecoちゃんみたいにポジティブになりますか?」と聞かれるんです。私はまず“ネガティブが駄目だ”と思っていることが駄目だと思うんですよ。別にネガティブが駄目だということでも、自己肯定感が低いことが駄目だということでもなくて、「ネガティブな私、自己肯定感が低い私が駄目だ」というその意識が(駄目だと)思うんです。だから「ネガティブだけどまあいいか」、「自己肯定感が低いけど、これが私だよね」と思うことが第一歩だなと思っています。

茂木:凄い! なるほどなぁ。

──Pecoさんの『夢・挑戦』

茂木:Pecoさん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですが、今後のPecoさんの『夢・挑戦』はなんでしょうか?

Peco:はい。私の夢は、アメリカに『glee/グリー』というミュージカルドラマがあるんですけど、私はあれが大好きなんです。

茂木:僕も大好きです! いいですよね!

Peco:あ、本当ですか! 嬉しい!
もうご存知だと思うんですけど、『glee/グリー』には色んな人が出てくるわけですよね。カップルも色んなカップルだったり、カップルじゃなくても色んな人がいっぱい出てきていて、実は皆、自分達が勝手にイメージするような人とは違うんだよ、というのが本当によく分かるドラマで、ryuchellも大好きだったんですよ。私とryuchellは凄くよく見てましたし、実は「りゅうちぇる」という名前も『glee/グリー』の主人公の「レイチェル」から取ったんですよ。

茂木:そうだったんですか!

Peco:だから私は今も、ryuchellがカミングアウトしてくれてからもそうですし、ryuchellがいなくなってしまってからもそうですけど、『glee/グリー』にどれだけ助けられたか分からないぐらい、日々『glee/グリー』に助けてもらっているんです。私はこの気持ち、そしてryuchellが伝えられなかったレイチェルへの気持ちを、いつか『glee/グリー』のキャストの人に会って、話したい、伝えたい、というのが、本当に今の夢ですね。

茂木:これは実現したら素敵ですね。「glee」とは、“この上ない喜び”とかそういう意味ですよね。(合唱部の)「グリークラブ」は、歌ったり踊ったりすることによって得られる“喜び”という意味なんですよ。だからまさに、Pecoさんがこれから色んな喜びを皆さんに伝えてくださったら嬉しいな、と思います。

Peco:ありがとうございます。

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↑※茂木さんが番組の中で褒めていた、
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