Dream Heart(ドリームハート)

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Dream HEART vol.648 俳優 市村正親さん 「再び帝国劇場の舞台に立ちたい」

2025年08月30日

今夜ゲストにお迎えしたのは、俳優の市村正親さんです。

市村正親さんは、1949年、埼玉県のお生まれです。

1973年に、劇団四季の「イエス・キリスト=スーパースター」(後に「ジーザス・クライスト=スーパースター」)でデビュー。
劇団の看板スターとして活躍されました。

以後、退団後もミュージカル、舞台、映画、ドラマなど、様々な作品に意欲的に挑戦され、日本を代表する舞台俳優として、ご活躍中でいらっしゃいます。


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──役を通じて歩んできた激動の人生

茂木:市村さんがデビューしてから50年以上、半世紀以上の俳優人生についてお話を伺っているんですが、市村さんもレジェンドじゃないですか。

市村:「レジェンド」というのは人が言うのであって、僕が言っているわけじゃないですけどね。

茂木:レジェンドですよ。その市村さんはもう100種類以上の役を演じ、そして今回「エノケン」で新しい役に挑戦するということになりますが、役者人生というのはやっぱり挑戦の連続なんでしょうか。

市村:そうですね。特に新作は完全に挑戦ですね。外国のミュージカルで当たったやつを日本でやるというのは、ある程度までやれば絶対にお客さんが喜ぶ作品を作れるということが分かるんですけども、新作というのはどういうふうになるか分からないでしょう?
今回の「エノケン」は、又吉さんが書いてくれた本を読んだ時点で、まずはもういい本ができていたんです。あとは僕らが苦しんで、苦しんで、苦しんで稽古していけば、絶対にいいものができるな、とは思っていますね。

茂木:舞台の魅力とは、これは何なんでしょうかね。

市村:やっぱり“生”じゃないですかね。“ライブ”。
映画も面白いですよね。良い映画を観ても、「国宝」なんか感動しますよね。でも、「国宝」の本を読むと、それはまたそれで感動しますよね。
舞台というのは、良い舞台を観ると、そこには生きている人間がいるわけですよ。だから、そこから発せられるライブの人生というのが、僕は感動するんだと思います。

茂木:市村さんは、色んな人を演じてきたと言うか、色んな人になってきましたが、そう考えると不思議な人生ですよね。

市村:そうですよね。僕は高校3年生の時に、「民藝」という劇団の、木下順二さんの「オットーと呼ばれる日本人」というお芝居を観たんですけど、「あー、たかだか2、3時間の間にこんなに激しい人生を生きることができる舞台っていいな」と思って、そこで「役者になろう!」と決めたんですよ。そこからはもう、目がそこに向いてしまったんですよ。
それから、役の上では、激しい人生をずっと生きてきました。

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茂木:そういう役柄が多いから。

市村:最初の頃は、いきなり(「イエス・キリスト=スーパースター」の)ヘロデでしょ? 次は「ウエストサイド物語」のベイビー・ジョーン、ベルナルド。で、「コーラスライン」だ。子供のミュージカルで言えば、「青い鳥」をやったり、「人間になりたがった猫」の猫をやったり、犬もやったり。
それだけ色んな激しい人生をやってきて、ようやく今回「エノケン」という、またこれも激しい人生という。

茂木:そうですね。長丁場になりますけど、コンディション作りとかはどうやってらっしゃるんですか?

市村:普通にしています。普通にご飯を食べて、普通にお酒も飲んで、ちゃんと睡眠をとって。それ以外のことはしていないですね。

茂木:じゃあもう本当に、淡々と、繰り返し繰り返しやっていく、ということですかね。

市村:はい。もう53年やっていますからね。だから特別に「これやろう」とか、「これをやるんだ」とかというのはないです。

茂木:役者人生にも色々あって、市村さんのように主役をずっとやられる人生もあれば、脇役と言うか、そういう人生もあるじゃないですか。やっぱり市村さんの人生は幸せな人生ですよね。

市村:今、僕は「ハリー・ポッター」に出演中なんですけども、久々にアンサンブルをやったんですよ。エイモスとダンブルドアとスネイプもやったんだけども、久々にアンサンブルで、幕開きにポーターの役も、魔法使いその��とかもやったんです。

茂木:贅沢ですね(笑)。

市村:だから“市村を探せ”じゃないけど、僕は幕開けの5分の間に3回出ているので、皆は双眼鏡で見ているらしいですよ。

茂木:市村さんがご病気になられた時にも、こんなにファンがいるんだと、びっくりされたそうですね。

市村:はい。「ミス・サイゴン」の時に胃がんになって、これはもう手術しようということで休んだんですよね。その講演を途中で休んだ時に、東宝さんがそれぞれの劇場に『市村さんに励ましのお手紙を書こう』というコーナーを設けていて、そこにものすごい数が集まって、それを読んだ時に、「俺、結構お客さんいるんだ」と思って。

茂木:いや、もちろんいますよ(笑)。

市村:それは嬉しかったですね。

茂木:やっぱりファンの方というのは嬉しいですね。市村さんを見に来てくださるわけですもんね。
今回の「エノケン」は、どんな舞台になりそうですか。

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市村:もうね、めちゃくちゃ面白いと思いますよ。それこそ、笑いもあるし、ぐっとくるところもあるし、喜怒哀楽が全部入ります。

茂木:レジェンドの市村正親さんが、レジェンドの榎本健一さんを演じるということで、これは伝説の舞台になりそうですね。

市村:伝説になるかどうかは分からないけども、面白い舞台になるんじゃないかな、ということは確証を得ていますね。

──市村正親さんの『夢・挑戦』

茂木:市村正親さんはもう既にたくさんのことを成し遂げてきていらっしゃるんですけど。この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですが、市村さんのこれからの『夢』、そして『挑戦』は何でしょうか?

市村:やはり帝国劇場ができるまで、しっかり生きて、再び帝劇公演の板を踏む。というのが、僕の『挑戦と夢』かもしれませんね。

茂木:(新しい)帝国劇場は、いつでしたか?

市村:あと4〜5年間掛かります。

茂木:4〜5年だったらまだ余裕ですけどね。

市村:分からない。人間というのは、明日何が起きるか分からないですから。

茂木:それはそうですね。油断してはいけないですよね。

市村:そう。だから油断しないで、健康に留意して、そこに行くまでにエネルギーが切れないように、まだまだ生きていかなくちゃいけないかな、というのが、僕の『挑戦と夢』です。

茂木:帝国劇場で市村正親さんのお姿を拝見するのを、本当に楽しみしています。
市村さん、これから「エノケン」を観る方、そして、これからも市村さんの舞台を観たいと思っているリスナーの方に、メッセージをお願いできますでしょうか?

市村:「エノケン」は、又吉さんが本を書いて、本邦初演でございます。この歴史的瞬間を、是非劇場の方に来て体験してもらえたらいいかなと思っております。お待ちしております!

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■プレゼントのお知らせ

番組では、毎週3名の方に、1,000円分の図書カードと番組特製のエコバッグをセットにしてプレゼントしていますが、今夜は特別に、図書カードを3,000円分にしてプレゼント致します。

ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、メッセージフォームより、ご応募ください。

私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、メッセージを添えていただけると嬉しいです。

尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。



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