2025年12月27日
今夜ゲストにお迎えしたのは、NHKアナウンサーとして長く第一線で活躍され、独立後はテレビ、ラジオ、そして執筆など、幅広く活動を続けていらっしゃる、住吉美紀さんです。
住吉美紀さんは、1973年、神奈川県のお生まれです。
小学生の頃はアメリカ・シアトルで、高校時代はカナダ・バンクーバーで過ごされ、英語と日本語、両方の文化の中で育ってこられました。
国際基督教大学、ICUをご卒業後、1996年にNHKにアナウンサーとして入局。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』や、『NHK紅白歌合戦』の総合司会など、数々の番組を担当されてこられました。
2011年にフリーアナウンサーとして独立され、翌年の2012年からは、TOKYO FMの朝の生放送番組『Blue Ocean』のパーソナリティとして、ご活躍されていらっしゃいます。

──本当の自分のままでいていい
茂木:一見、順風満帆に見える住吉さんの人生なんですが、今回講談社より刊行されました『50歳の棚卸し』を読むとわかるんですが、色々あったんですねぇ。
住吉:(笑)。いや、それこそ私、16年ぶりぐらいのエッセイなんですよ。1冊目は、『プロフェッショナル 仕事の流儀』と茂木さんのお陰で実現した自分へのご褒美、という1冊があるんですけど。
茂木:あれはいい本ですよね。
住吉:そこからずっと、「2冊目を書きたい、書きたい」と思っていたんです。でもやっぱり、生放送も毎日あるから忙しかったり、「ちょっと疲れたから明日」となっているうちにどんどん時間が経ってしまっていて。いよいよ「もう書かないと、多分書けない」と思ったことと、あと、50歳と言うとやっぱり人生で大きな節目と言いますか、年齢じゃないですか。数字だけど。なので、そこの節目的にも、「今書こう!」という、そんな気持ちで筆を取りました。
茂木:今スタジオの中にいるスミキチは、どう見ても30代にしか見えませんけどもね(笑)。
でも、世間では住吉さんは綺麗だし、キラキラしているし、恋愛においても強者かな、と思ったら、この本の中で、意外や意外、彼氏に振り回される。これもぜひ皆さん読んでいただきたいんですけど。
住吉:私が恋愛勝者じゃないのは、もう『プロフェッショナル』時代からよくご存じじゃないですか(笑)。

茂木:いやいや、そんなことないですよ。
住吉:でも、後になってみると、全てが血肉になり、1つ賢くなったり強くなったりしながら、その後の人生決断の後押しをしてくれる歴史になった、ということで。「そういうことがあったから今の私がある」と思えたら、すごくネガティブだった過去もちょっとポジティブに変えられるんだ、と思ったんですよ。
茂木:意味がある、と。
住吉:はい。
茂木:今回、『50歳の棚卸し』という本を書かれて、棚卸しをした今、どんな風景が見えていますか?
住吉:書いている時に、これまでにあったいろいろなことを詳細に書くために、「あのメールはいつだっけ?」とか「会った時はいつだっけ?」とかをすごい調べながら、詳細に全部思い出したんですよ。それは、自分があの時感じていたことを追体験して、「ああだった」「こうだった」と確認する作業みたいな感じで、終わった後にすっきりしたんです。
茂木:本当に棚卸しですね。
住吉:はい。何かそのモヤモヤしていた怒りとか、「あれでよかったんだろうか?」と思っていたこととかも、「いや、良かったんだよ。だって今があるもん」と思えて。だから、逆に、本当にまっさらなゼロ地点に立てている感じがあって。
しかも、より「本当の自分のままでいてもいいのかもしれない」という、そんな気持ちが湧いています。
茂木:僕、今日スミキチに会ったらぜひ聞きたいなと思っていたことが、この『50歳の棚卸し』の中で、今までで一番やっていて充実していたと感じた現場の1つが、海外からの生中継だったということで。
住吉:はい。
茂木:僕はあれがすごく印象的だったんですよ。僕も何回かそれを観ていますけど、素晴らしい番組で。
どうですか? 今はメディアのあり方もどんどん変わっているし、いろんな形での活躍の場があると思うんですけど、これからはどういう方向に行きたいな、と思っていますか?

住吉:私自身は、もう今は本当にゼロ地点のまっさらになったところで、改めて「より自分らしくあることで、どう人の役に立てるか?」という、そこを、メディアとか、そういう自分のスキルで役に立てる場にいたいな、ということを思っています。
茂木:それは何なんでしょうね?
住吉:例えば、インタビューは、自分の職業を超えた、“個の自分”にとってすごく魂が充実する時間なので、やっぱりインタビューは続けたいな、とか。あとTOKYO FM『Blue Ocean』のような生放送のラジオの場も、本当にリスナーと“個の私”が心で繋がっている感じがするから大事にしたいな、とか。自分の中から湧き起こる想いや言葉と向き合う原稿執筆の時間も、“個の自分”が魂を動かしているという感じがするので、それも大事にしたいし、とか。
そういうような、自分じゃないところにあえて無理をしていくのではなくて、“個の自分がこんなに心震えるところに懸命にいること”が、他人にも役に立ったり、人が笑ったり幸せであったりするのに役立つのなら、それがいいな、と思うようになっていますね。
──住吉美紀さんの『夢・挑戦』
茂木:住吉さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですけど、これからの『夢・挑戦』は何になりますかね。
住吉:今申し上げた通り、自分が自分らしくあることで、社会の役に立てたとか、人の役に立てたとか、仕事を頼んでくれた人が喜んでくれた、みたいな、そんなことを重ねていきたい、というのは、これからの夢であり挑戦でありだなと思っています。
前は、もっと違う、もっといい自分にならないと人の役に立てない、とか、認めてもらえない、とか、自分はいつも足りない、と思うところがあったんですよ。でもそうじゃない、「今、自分にあるもので、これを社会に還元できないか」というところをすごく大切にしていきたいと思っているのが、今の正直な夢です。
茂木:とっても素敵ですね。


■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介しました、住吉美紀さんのご著書『50歳の棚卸し』に、住吉さんの直筆サインを入れて、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、メッセージフォームよりご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●住吉美紀 (@miki_catgirl45)さん 公式 X(旧Twitter)
●住吉美紀(@miki_sumiyoshi)さん 公式 Instagram
●住吉美紀さん 公式ウェヴサイト
●Blue Ocean(ブルーオーシャン) 公式サイト
●50歳の棚卸し / 住吉 美紀 (著)
(Amazon)
●講談社 公式サイト
住吉美紀さんは、1973年、神奈川県のお生まれです。
小学生の頃はアメリカ・シアトルで、高校時代はカナダ・バンクーバーで過ごされ、英語と日本語、両方の文化の中で育ってこられました。
国際基督教大学、ICUをご卒業後、1996年にNHKにアナウンサーとして入局。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』や、『NHK紅白歌合戦』の総合司会など、数々の番組を担当されてこられました。
2011年にフリーアナウンサーとして独立され、翌年の2012年からは、TOKYO FMの朝の生放送番組『Blue Ocean』のパーソナリティとして、ご活躍されていらっしゃいます。

──本当の自分のままでいていい
茂木:一見、順風満帆に見える住吉さんの人生なんですが、今回講談社より刊行されました『50歳の棚卸し』を読むとわかるんですが、色々あったんですねぇ。
住吉:(笑)。いや、それこそ私、16年ぶりぐらいのエッセイなんですよ。1冊目は、『プロフェッショナル 仕事の流儀』と茂木さんのお陰で実現した自分へのご褒美、という1冊があるんですけど。
茂木:あれはいい本ですよね。
住吉:そこからずっと、「2冊目を書きたい、書きたい」と思っていたんです。でもやっぱり、生放送も毎日あるから忙しかったり、「ちょっと疲れたから明日」となっているうちにどんどん時間が経ってしまっていて。いよいよ「もう書かないと、多分書けない」と思ったことと、あと、50歳と言うとやっぱり人生で大きな節目と言いますか、年齢じゃないですか。数字だけど。なので、そこの節目的にも、「今書こう!」という、そんな気持ちで筆を取りました。
茂木:今スタジオの中にいるスミキチは、どう見ても30代にしか見えませんけどもね(笑)。
でも、世間では住吉さんは綺麗だし、キラキラしているし、恋愛においても強者かな、と思ったら、この本の中で、意外や意外、彼氏に振り回される。これもぜひ皆さん読んでいただきたいんですけど。
住吉:私が恋愛勝者じゃないのは、もう『プロフェッショナル』時代からよくご存じじゃないですか(笑)。

茂木:いやいや、そんなことないですよ。
住吉:でも、後になってみると、全てが血肉になり、1つ賢くなったり強くなったりしながら、その後の人生決断の後押しをしてくれる歴史になった、ということで。「そういうことがあったから今の私がある」と思えたら、すごくネガティブだった過去もちょっとポジティブに変えられるんだ、と思ったんですよ。
茂木:意味がある、と。
住吉:はい。
茂木:今回、『50歳の棚卸し』という本を書かれて、棚卸しをした今、どんな風景が見えていますか?
住吉:書いている時に、これまでにあったいろいろなことを詳細に書くために、「あのメールはいつだっけ?」とか「会った時はいつだっけ?」とかをすごい調べながら、詳細に全部思い出したんですよ。それは、自分があの時感じていたことを追体験して、「ああだった」「こうだった」と確認する作業みたいな感じで、終わった後にすっきりしたんです。
茂木:本当に棚卸しですね。
住吉:はい。何かそのモヤモヤしていた怒りとか、「あれでよかったんだろうか?」と思っていたこととかも、「いや、良かったんだよ。だって今があるもん」と思えて。だから、逆に、本当にまっさらなゼロ地点に立てている感じがあって。
しかも、より「本当の自分のままでいてもいいのかもしれない」という、そんな気持ちが湧いています。
茂木:僕、今日スミキチに会ったらぜひ聞きたいなと思っていたことが、この『50歳の棚卸し』の中で、今までで一番やっていて充実していたと感じた現場の1つが、海外からの生中継だったということで。
住吉:はい。
茂木:僕はあれがすごく印象的だったんですよ。僕も何回かそれを観ていますけど、素晴らしい番組で。
どうですか? 今はメディアのあり方もどんどん変わっているし、いろんな形での活躍の場があると思うんですけど、これからはどういう方向に行きたいな、と思っていますか?

住吉:私自身は、もう今は本当にゼロ地点のまっさらになったところで、改めて「より自分らしくあることで、どう人の役に立てるか?」という、そこを、メディアとか、そういう自分のスキルで役に立てる場にいたいな、ということを思っています。
茂木:それは何なんでしょうね?
住吉:例えば、インタビューは、自分の職業を超えた、“個の自分”にとってすごく魂が充実する時間なので、やっぱりインタビューは続けたいな、とか。あとTOKYO FM『Blue Ocean』のような生放送のラジオの場も、本当にリスナーと“個の私”が心で繋がっている感じがするから大事にしたいな、とか。自分の中から湧き起こる想いや言葉と向き合う原稿執筆の時間も、“個の自分”が魂を動かしているという感じがするので、それも大事にしたいし、とか。
そういうような、自分じゃないところにあえて無理をしていくのではなくて、“個の自分がこんなに心震えるところに懸命にいること”が、他人にも役に立ったり、人が笑ったり幸せであったりするのに役立つのなら、それがいいな、と思うようになっていますね。
──住吉美紀さんの『夢・挑戦』
茂木:住吉さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですけど、これからの『夢・挑戦』は何になりますかね。
住吉:今申し上げた通り、自分が自分らしくあることで、社会の役に立てたとか、人の役に立てたとか、仕事を頼んでくれた人が喜んでくれた、みたいな、そんなことを重ねていきたい、というのは、これからの夢であり挑戦でありだなと思っています。
前は、もっと違う、もっといい自分にならないと人の役に立てない、とか、認めてもらえない、とか、自分はいつも足りない、と思うところがあったんですよ。でもそうじゃない、「今、自分にあるもので、これを社会に還元できないか」というところをすごく大切にしていきたいと思っているのが、今の正直な夢です。
茂木:とっても素敵ですね。


■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介しました、住吉美紀さんのご著書『50歳の棚卸し』に、住吉さんの直筆サインを入れて、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、メッセージフォームよりご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
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●50歳の棚卸し / 住吉 美紀 (著)
(Amazon)●講談社 公式サイト












