2026年03月14日
今夜ゲストにお迎えしたのは、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんです。
兼近さんは、1991年、北海送のお生まれです。
2017年に、りんたろー。さんと、お笑いコンビ「EXIT」を結成。
“ネオチャラ”という新しいスタイルで一気に注目を集めました。
翌2018年には、吉本興業の芸人としては最速となる、結成わずか11カ月で、「ルミネtheよしもと」での単独ライブを開催。
さらに、2019年には全国ツアー、そして、パシフィコ横浜での単独ライブも大成功を収めています。
そして今や、その活動はお笑いだけにとどまらず、小説の執筆、音楽活動、俳優業など、さまざまな分野で才能を発揮し、芸人という枠を飛び越え、活躍を続けていらっしゃいます。

──人間としての共感力
茂木:兼近さん。売れて、スターになってと、いい人生じゃないですか。自分の人生の今の現在地と言うか、これからの人生も考えた時に、今どういう場所にいると思いますか?
兼近:僕がお笑いを始めた理由が「小説を書くため」だったんですけど、今はもう小説も書き終わって、夢を叶えてしまって。でもお笑いにハマってしまって、一生できること、僕の中で夢中になれるものが1個見つかったので、逆に、もうやりたいこともなくなってきてしまったんですよね。
茂木:今の世界を深めていくということも、すごく重要なことですしね。
兼近:そうです。もう自分の中では「これを絶対に達成するぞ」みたいなものがなくなってしまって…、こういう時はどうしたらいいですか?(笑)
茂木:いやでも、兼近さんはお笑いの1つの要素として、“共感”ということを仰っているじゃないですか。僕はやっぱり、兼近さんは共感力が高いと思うんですよね。
兼近:本当ですか?
茂木:兼近さんに共感する人たちが、すごくたくさんいる気がして。それは強みですよね。
兼近:共感力か…。でも、共感も勉強しました。大学とか高校に行っていないので。
茂木:どうやって勉強したんですか?
兼近:お笑いに最初に入った時、皆漫才中に、高校の話とか大学の話とかをするんですよ。「1限がだるいから2限から行った」とか。こっちはまず、その“1限”が何か分かっていないのに、当たり前のように皆のネタに入っているんですよ。
茂木:そうか。お笑いで皆が共感するようなネタをやるために、皆がどういう人生を送っているのかを、まず勉強しなければいけないんですか。
兼近:そうです。それを勉強したんです(笑)。バイトもいっぱいして、バイト先のやり取りとかも聞いたりして。今思うと、これも多分勉強ですね。

茂木:まるで、地球を訪れた宇宙人が、地球人と共感するためにいろんなことをするような…。
兼近:本当に、最初は僕宇宙人でしたよ(笑)。友達の作り方とかも知らなかったので、NSCという吉本の養成所に入った時、1人1人に「友達になってくれますか?」と声をかけて回りましたからね(笑)。それで皆から「気持ち悪ぃな。なんだ、こいつ」とか言われて(笑)。
茂木:(笑)。兼近さんから見ると、今の日本はどう見えているんですか?
兼近:ありがたさに気づいていないな、と最近は思います。自分の置かれている環境、自分の国。僕も日本の中で比べると、もしかしたらそんなに環境は良くなかったのかもしれないんですけど、結局今こうしていられるというのは、すごく恵まれていたんですよね。
茂木:世界から見ると、日本は全体として恵まれている、と。
兼近:結構そうじゃないですか。なのに、それに気づかないで「日本終わった」とか平気で言ってしまうじゃないですか。頼むから、もっと日本を大事にしてくれと思いますね(笑)。
茂木:本当にそうですね。
逆に言うと、兼近さんはすごく勉強されたわけじゃないですか。今の我々は、ひょっとすると、本当は世の中にはいろいろと違う経験があるのに、わかった気になっているのかもしれないですね。
兼近:なっていますね。SNSもわかりやすい例じゃないですか。自分の生きてきた環境しか知らないから、ちょっと何かを見ただけで「これは駄目だ」とか、「あれは駄目だ」とか言いますよね。「いや、その人のやっている中では、そうやってやっているんだよ」ということを、皆それぞれが当たり前としていないんですよ。
だからそこが、今の社会の“共感力”…「こういう社会がある」「こういう世界がある」という、細かいバブルみたいなものを全然知らないというのは良くないな、と思いますね。好きなものしか見なくて済む時代になってしまったな、という。
茂木:皆も、兼近さんを見習って勉強すればいいんですよね。
兼近:そう、勉強ですよ(笑)。
茂木:いや、僕は今回すごく感動したんですけど、やっぱり世間では、兼近さんが「勉強している」と言うと、いわゆるあの「高校卒業認定試験を受けて、受かりました。次は大学に行きます」みたいなイメージで捉えがちなんですけど。だけど、兼近さんの“勉強”というのはもっと深くて、要するに、芸人さんとして、まずチャラ男のキャラクターを作るために、あとは共感するために、いろんな方の生の声を本当に聞いたということですもんね。

兼近:そう。人間としての勉強と言うか。
茂木:ひょっとしたらそちらの勉強の方が、大事なこともあるかもしれないですね。
兼近:僕はそれも恵まれていますよね。普通の人ができないこととか、やらなかったこともできている、という意味では。
茂木:改めてすごいな、と思いました。僕は兼近さんを最初に見た時に、何となく「お、この人いいな」と思ったんですけど、その良さの秘密が深いところでわかってきた気がします。
兼近:嬉しいなぁ(笑)。
茂木:これから、どういうことをしていきたいですか?
兼近:これからは、お笑いをやりながら、今も応援してくれている人たちもいっぱいいるので、面白いものを届けられるように。あとは、全世代プラス全環境の人が、面白いと思うような物語を作りたいです。
茂木:物語と言うと、ひょっとしてまた小説も…?
兼近:小説でもいいですし、脚本でもいいですし、漫才でもコントでもいいんですけど、全ての人が理解できるような。
茂木:小さな子から、おじいちゃん、おばあちゃんまで。男の人、女の人も。
兼近:はい。やっぱり子供の好きなものを、大人は馬鹿にするじゃないですか。で、お笑いにおいては、なぜか女の人が笑うものを、男性はちょっと馬鹿にするんですよ。男性が好きなものも、女性はちょっと馬鹿にして「男って…」とすぐに言うじゃないですか。
僕の体感ではその風潮が結構あるので、そういうものを全部取っ払った、面白いやつを作りたいです。
茂木:かっこいいですね。
兼近:そのためには、多分脳科学が必要です(笑)。よろしくお願いします!
茂木:これからも、僕もいろいろ勉強をさせてください。
──兼近大樹さんの『夢・挑戦』
茂木:兼近さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんです。今教えていただいた『夢・挑戦』も素晴らしいと思うんですけども、これが究極の夢だ、挑戦だ、というようなことがもしありましたら、教えてください。
兼近:勉強です。一生勉強。それは学問の方じゃなく、人間的にも、道徳的にも、いろんなことで“自分の大好きなものに対して夢中になる”ということが勉強だと思います。
茂木:本当に兼近さんのお話を伺って、僕も勉強になりました。人間を知ること、共感できること、これが勉強なんだということに、本当に感動しました。ありがとうございます。
兼近:とんでもないです。

●EXIT単独ライブ 「はつたんどく」
・4月19日(日)、東京・有楽町よみうりホール
・6月21日(日)、大阪・なんばグランド花月
チケットは、3/21(土)10:00〜一般発売されます。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。
●FANYチケット
↑EXITの単独ライブ「はつたんどく」のチケットは、こちらのサイトでもご確認ください!
●EXIT OFFICIAL アカウント (@EXIT__OFFICIAL) / 公式 X
●EXIT 兼近大樹 (@kanechikadaiki) / 公式Instagram
●EXIT OFFICIALファンクラブ「entrance」
●吉本工業株式会社・EXIT プロフィール
毎週土曜日にお届けしてきた『Dream HEART』ですが、残念ながら、今月で最終回となります。
長い間、この番組を聴いてくださったリスナーのみなさん、本当にありがとうございます。
ぜひ最後までお付き合いください。
兼近さんは、1991年、北海送のお生まれです。
2017年に、りんたろー。さんと、お笑いコンビ「EXIT」を結成。
“ネオチャラ”という新しいスタイルで一気に注目を集めました。
翌2018年には、吉本興業の芸人としては最速となる、結成わずか11カ月で、「ルミネtheよしもと」での単独ライブを開催。
さらに、2019年には全国ツアー、そして、パシフィコ横浜での単独ライブも大成功を収めています。
そして今や、その活動はお笑いだけにとどまらず、小説の執筆、音楽活動、俳優業など、さまざまな分野で才能を発揮し、芸人という枠を飛び越え、活躍を続けていらっしゃいます。

──人間としての共感力
茂木:兼近さん。売れて、スターになってと、いい人生じゃないですか。自分の人生の今の現在地と言うか、これからの人生も考えた時に、今どういう場所にいると思いますか?
兼近:僕がお笑いを始めた理由が「小説を書くため」だったんですけど、今はもう小説も書き終わって、夢を叶えてしまって。でもお笑いにハマってしまって、一生できること、僕の中で夢中になれるものが1個見つかったので、逆に、もうやりたいこともなくなってきてしまったんですよね。
茂木:今の世界を深めていくということも、すごく重要なことですしね。
兼近:そうです。もう自分の中では「これを絶対に達成するぞ」みたいなものがなくなってしまって…、こういう時はどうしたらいいですか?(笑)
茂木:いやでも、兼近さんはお笑いの1つの要素として、“共感”ということを仰っているじゃないですか。僕はやっぱり、兼近さんは共感力が高いと思うんですよね。
兼近:本当ですか?
茂木:兼近さんに共感する人たちが、すごくたくさんいる気がして。それは強みですよね。
兼近:共感力か…。でも、共感も勉強しました。大学とか高校に行っていないので。
茂木:どうやって勉強したんですか?
兼近:お笑いに最初に入った時、皆漫才中に、高校の話とか大学の話とかをするんですよ。「1限がだるいから2限から行った」とか。こっちはまず、その“1限”が何か分かっていないのに、当たり前のように皆のネタに入っているんですよ。
茂木:そうか。お笑いで皆が共感するようなネタをやるために、皆がどういう人生を送っているのかを、まず勉強しなければいけないんですか。
兼近:そうです。それを勉強したんです(笑)。バイトもいっぱいして、バイト先のやり取りとかも聞いたりして。今思うと、これも多分勉強ですね。

茂木:まるで、地球を訪れた宇宙人が、地球人と共感するためにいろんなことをするような…。
兼近:本当に、最初は僕宇宙人でしたよ(笑)。友達の作り方とかも知らなかったので、NSCという吉本の養成所に入った時、1人1人に「友達になってくれますか?」と声をかけて回りましたからね(笑)。それで皆から「気持ち悪ぃな。なんだ、こいつ」とか言われて(笑)。
茂木:(笑)。兼近さんから見ると、今の日本はどう見えているんですか?
兼近:ありがたさに気づいていないな、と最近は思います。自分の置かれている環境、自分の国。僕も日本の中で比べると、もしかしたらそんなに環境は良くなかったのかもしれないんですけど、結局今こうしていられるというのは、すごく恵まれていたんですよね。
茂木:世界から見ると、日本は全体として恵まれている、と。
兼近:結構そうじゃないですか。なのに、それに気づかないで「日本終わった」とか平気で言ってしまうじゃないですか。頼むから、もっと日本を大事にしてくれと思いますね(笑)。
茂木:本当にそうですね。
逆に言うと、兼近さんはすごく勉強されたわけじゃないですか。今の我々は、ひょっとすると、本当は世の中にはいろいろと違う経験があるのに、わかった気になっているのかもしれないですね。
兼近:なっていますね。SNSもわかりやすい例じゃないですか。自分の生きてきた環境しか知らないから、ちょっと何かを見ただけで「これは駄目だ」とか、「あれは駄目だ」とか言いますよね。「いや、その人のやっている中では、そうやってやっているんだよ」ということを、皆それぞれが当たり前としていないんですよ。
だからそこが、今の社会の“共感力”…「こういう社会がある」「こういう世界がある」という、細かいバブルみたいなものを全然知らないというのは良くないな、と思いますね。好きなものしか見なくて済む時代になってしまったな、という。
茂木:皆も、兼近さんを見習って勉強すればいいんですよね。
兼近:そう、勉強ですよ(笑)。
茂木:いや、僕は今回すごく感動したんですけど、やっぱり世間では、兼近さんが「勉強している」と言うと、いわゆるあの「高校卒業認定試験を受けて、受かりました。次は大学に行きます」みたいなイメージで捉えがちなんですけど。だけど、兼近さんの“勉強”というのはもっと深くて、要するに、芸人さんとして、まずチャラ男のキャラクターを作るために、あとは共感するために、いろんな方の生の声を本当に聞いたということですもんね。

兼近:そう。人間としての勉強と言うか。
茂木:ひょっとしたらそちらの勉強の方が、大事なこともあるかもしれないですね。
兼近:僕はそれも恵まれていますよね。普通の人ができないこととか、やらなかったこともできている、という意味では。
茂木:改めてすごいな、と思いました。僕は兼近さんを最初に見た時に、何となく「お、この人いいな」と思ったんですけど、その良さの秘密が深いところでわかってきた気がします。
兼近:嬉しいなぁ(笑)。
茂木:これから、どういうことをしていきたいですか?
兼近:これからは、お笑いをやりながら、今も応援してくれている人たちもいっぱいいるので、面白いものを届けられるように。あとは、全世代プラス全環境の人が、面白いと思うような物語を作りたいです。
茂木:物語と言うと、ひょっとしてまた小説も…?
兼近:小説でもいいですし、脚本でもいいですし、漫才でもコントでもいいんですけど、全ての人が理解できるような。
茂木:小さな子から、おじいちゃん、おばあちゃんまで。男の人、女の人も。
兼近:はい。やっぱり子供の好きなものを、大人は馬鹿にするじゃないですか。で、お笑いにおいては、なぜか女の人が笑うものを、男性はちょっと馬鹿にするんですよ。男性が好きなものも、女性はちょっと馬鹿にして「男って…」とすぐに言うじゃないですか。
僕の体感ではその風潮が結構あるので、そういうものを全部取っ払った、面白いやつを作りたいです。
茂木:かっこいいですね。
兼近:そのためには、多分脳科学が必要です(笑)。よろしくお願いします!
茂木:これからも、僕もいろいろ勉強をさせてください。
──兼近大樹さんの『夢・挑戦』
茂木:兼近さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんです。今教えていただいた『夢・挑戦』も素晴らしいと思うんですけども、これが究極の夢だ、挑戦だ、というようなことがもしありましたら、教えてください。
兼近:勉強です。一生勉強。それは学問の方じゃなく、人間的にも、道徳的にも、いろんなことで“自分の大好きなものに対して夢中になる”ということが勉強だと思います。
茂木:本当に兼近さんのお話を伺って、僕も勉強になりました。人間を知ること、共感できること、これが勉強なんだということに、本当に感動しました。ありがとうございます。
兼近:とんでもないです。

●EXIT単独ライブ 「はつたんどく」
・4月19日(日)、東京・有楽町よみうりホール
・6月21日(日)、大阪・なんばグランド花月
チケットは、3/21(土)10:00〜一般発売されます。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。
●FANYチケット
↑EXITの単独ライブ「はつたんどく」のチケットは、こちらのサイトでもご確認ください!
●EXIT OFFICIAL アカウント (@EXIT__OFFICIAL) / 公式 X
●EXIT 兼近大樹 (@kanechikadaiki) / 公式Instagram
●EXIT OFFICIALファンクラブ「entrance」
●吉本工業株式会社・EXIT プロフィール
毎週土曜日にお届けしてきた『Dream HEART』ですが、残念ながら、今月で最終回となります。
長い間、この番組を聴いてくださったリスナーのみなさん、本当にありがとうございます。
ぜひ最後までお付き合いください。











