“幻の怪物”にしないために・蔵王の樹氷
山形
エフエム山形・福田雅

「蔵王」の冬の名物「樹氷」は、空気中の水滴が凍り付いて、樹木に付着することでできる「自然の芸術品」です。その姿から「スノーモンスター」と呼ばれることがありますが・・・将来的にその存在が「幻の怪物」になってしまう可能性があります。
樹氷のベースとなる「アオモリトドマツ」は、虫による食害被害にさらされており、大きくその数を減らしています。
一度枯れてしまえば、生前のような美しい樹氷を形成することはできません。
現在、複数の団体によって対策や研究が進められています。
私たち山形県民をはじめ、多くの人にこの「アオモリトドマツ」の状況を知ってもらうことが、問題解決の第一歩だと言えるでしょう。
※写真提供:蔵王温泉観光協会