
楷の木…といっても、聞き覚えのある身近な木ではありませんよね。もともとは中国産の、ウルシ科の落葉樹です。日本にやって来たのは今から90年程前、中国を訪れた日本の研究者が、孔子の墓のそばに植えられていた楷の木の種を日本に持ち帰り、孔子ゆかりの地へ配りました。「学問の木」と呼ばれる楷の木を広めることで、孔子や儒教思想の普及を願うともに、中国との友好の思いも込められていたようです。
この日本最初の楷の木は戦災などで焼失し、現在では、東京乃木神社や栃木県足利学校、そしてここ閑谷学校など、わずかな存在になっています。
この櫂の木、11月14日まで(夜6時〜8時)ライトアップされています。幽玄な楷の木のもと、多くの人々の学問に対する情熱を感じることができそうです。

