
「鳥海山にブナを植える会」は、秋田県沿岸南部、山形県と接する象潟町を拠点に活動していてます。活動のフィールドは秋田・山形両県にまたがる標高2,236mの鳥海山です。
鳥海山は別名『出羽富士』とも呼ばれ、東北第2の高峰として知られていますが、昭和30年代、木材需要への国策として、大半の国有林で広葉樹林が伐採され、杉が植えられました。ところが、700m〜800mの高さまで植えられた杉は、うまく育たず、売り物にならないまま、山が荒廃。
「鳥海山にブナを植える会」は、そんな荒れ果てた山を少しずつでも再生させたいと、10年前から植樹を始めました。
自前の苗畑で種から数千本のブナの苗木を育て、植樹をし、下草刈りをし、これまでに山麓の象潟町や矢島町で1,000本のブナを植樹しました。
今では幼木が3mまで成長して成果が少し見えてきたところです。会では100年後の森を夢見て活動を続けていく予定です。現在会員は700人で、地元の企業や県内の学校、そして全国各地へと会員の輪が広がっています。象潟町で農業を営む会長の須田 和夫さんは、「地球温暖化を防ぐには木の力が必要。我々は鳥海山の植樹ですが、皆さんそれぞれ木を植えるという一つの行動から環境を見つめ直して下さい」と呼びかけていました。

