
今、私は山口県美祢郡秋芳町と美東町をまたがる秋吉台に来ています。やっと空も明るくなってきました。もう少しで比の出です。秋吉台は、はるか昔サンゴ礁として誕生しておよそ3億年という歴史の中で、石灰岩の台地=カルスト台地へと変化して行きました。そんな秋吉台にはおよそ1120種類もの植物や動物が生息していて、四季折々の景色が楽しめるのでドライブやハイキングコースとしてもお馴染みです。またカルスト台地に広がる草原の草は家畜の飼料や有機肥料などに使用され、秋黄金色に輝くススキは屋根の材料としても大切にされて来ました。そんな私たちの生活と深く結びついている秋吉台の草原の環境を守る為に、[山焼き]が毎年行われています。この[山焼き」、600年もの歴史があり、良質の牧草を収穫する事と山火事を防止する為に受け継がれて来ました。この[山焼き]をする前には、まず、他の森林に火が入らないう"火道"と呼ばれる防火帯を地域の人々の草刈りによって作るんですが、多くの人でいることもあって、最近では火を放牧して、牛が草を食べる事によって防火帯が出来上がるようにもなっています。今年の[山焼き]は来月2月20日日曜日、およそ千人もの人が秋吉台を囲んで一斉に火を入れる事になっています。