
とあるビルの屋上に来ています。
「坂の街・ナガサキ」と言いますけれど、とにかく平地が少なく、
特に市内中心部の「公園」は驚くほど少ないのです。
ここから見ても、確かに、緑に見える所より白やグレーのコンクリートの部分が目立ちます。そこで、林立するビルの屋上に緑のスペースを…と頑張っているのが、地元のベンチャー系企業「マサキ・エンヴェック」です。一口に屋上に緑を…といっても、そう簡単なことではありません。
特に「土」。ちゃんと植物が根付くだけの強度、養分と水分を蓄えるだけの浸透率、しかも、屋上に設置するだけに、同時に「軽さ」も求められます。そんな数々の難条件をクリアして、97年商品化に成功しました。今では、南は沖縄から、北は北海道まで、300ヶ所以上の施設に採用されています。屋上の緑化は、近年問題になっている「ヒートアイランド現象」の緩和に役立つと言われています。
この会社の代表・眞崎健次さんは、屋上緑化は単に環境対策だけでなく、将来的には低農薬の野菜を、地元の高齢者の方々に生きがいとして育ててもらい、できた新鮮な作物を、まさに産地直送で安く提供できれば、一石五鳥以上にはなるとおっしゃっていました。皆さんも、身近なところから、緑を増やしてみてはいかがでしょうか。

