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生きている化石・カブトガニの住む干潟

レポーター:FM岡山 石田芳恵

レポーター:石田芳恵

おはようございます。岡山県笹岡市の神島水道にきています。春の雨の中、静かに波打つ瀬戸内が点灯に見えるここ神島水道は、生き物のゆりかごと言われる千潟が広がっていて、多くの命を育んでいるんですね。中でも数少ないカブトガニの繁殖地として神島水道は国の特別天然記念物に指定されています。海成長すると全長60センチになるカブトガニ。その名の通りかぶとをかぶったような形で、刀のような鋭い尾を持っています。そのユーモラスな姿は2億年前から変わっていません。彼らはもともと自然環境の変化に強い、非常に生命力のある生き物で、餌なしでも2年は生き続けると言われ、2億年の環境変化に適応してきました。しかし、自然の変化に強くても、私たち人間による水質汚染に対してはとても弱いのです。40年ほど前の高度経済成長期に、たった数年でカブトガニは激減し、限りなくゼロに近い生息数になってしまいました。今から10年前、笹岡市は「カブトガニの住める水質に戻そう」と釘打って下水道整備を進め、地元の人達も定期的に海岸の清掃活動を行うなどカブトガニの保護活動の輪が広がっています。最近では、自然繁殖で生まれた赤ちゃんが確認されるなど、少しずつ、瀬戸内海がカブトガニの住みやすい環境に戻ってきているようです。間もなくカブトガニの産卵の季節を迎えます。カブトガニが安心して卵の産める場所を守っていきたいですね。

放送局:FM岡山

レポーター:石田芳恵

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