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カブトムシ特区

レポーター:FM福岡 西川さとり

レポーター:西川さとり

こんにちは、エフエム福岡、西川さとりです。
みなさんは「カブトムシ特区」というのをご存知でしょうか。
これは福岡県久留米市で、酪農業の傍ら、27年間にわたって、無償でカブトムシの幼虫を全国の子供たちに贈ってきた男性、内田龍司さんが認定された特別行政特区です。
今では年間1万5千匹の幼虫を全国の子供たちに配っているんですが、この幼虫達が育つのは、野ざらしにした牛のフンの中。いわゆる堆肥です。養殖しているのではなく、カブトムシが好んで卵を生むそうです。
この堆肥には、近所の農家からもらったワラも含まれています。フンは幼虫によって程よく分解され、その後、農家に散布されます。見事な循環型農業がなりたっているんですね。
でも、困ったことが1つありました。それは堆肥をのざらしにすることで、環境汚染物質が土壌や河川に流出するということです。しかし、特区の申請時に行った検査では、土壌や河川の汚染は想像以上に進んでいなかったんです。
その原因を、内田さんは「微生物による分解」を挙げます。カブトムシと同様に、微生物も、その土地で育ったワラを含む堆肥を好んで食べるのではないか、ということです。
子ども達の笑顔が見たい、という思いで続けてきた内田さんの活動は、子供たちに、命の大切さを教えるだけでなく、私たちが目指す、循環型社会をも実現しているんです。
内田さんから幼虫を受け取った子ども達にメッセージがありますので、お聴きください。

皆さんこんにちは、内田龍司です。幼虫は元気ですか?
今ごろはさなぎになる準備を始めていると思いますが、ポイントは「そっとしておく事」です。
そして、見事成虫になったときは、最後まで面倒を見てくださいね。
みんながカッコイイカブトムシに会えることを祈っています。

放送局:FM福岡

レポーター:西川さとり

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