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イシマササユリ移植

レポーター:FM徳島 黒田忠良

レポーター:黒田忠良

四国の東の端、徳島県阿南市の沖6kmに伊島という島があります。
空の上から見れば島の形が、平仮名の「い」に似ていることから伊島と名付けられたとか。
この島の周囲は9.5km、住んでいる人は200人で連絡船が1日3便、30分で結んでいます。
南は太平洋、北は紀伊水道に面した自然あふれる島です。

この島だけに自生するユリの花「イシマササユリ」
この季節、5月〜6月ころに淡いピンク色の花を咲かせ、茎の高さは50cm〜1メートル位になる。

野性のイシマササユリは、ヤセた土地に育ち日照を好みますが、乾燥に弱い特徴があります。
ところが群生地に雑木が茂り、日当たりが悪くなったことなどにより、絶滅が危惧されていました。
そこで、1980年代初めに伊島中学校が保護運動を始めた。
これを知った新野高校では授業で手掛けているバイオテクノロジーで球根を増やす手助けを申し入れて活動が始まり、今年で19回に至っている。

5月30日には新野高校の生徒らが、伊島を訪れ、生息調査と移植作業が行なわれ、2033株の生息を確認。
また、培養した球根約100個を地元の伊島中学生と一緒に移植した。
生徒らは、培養実験室で1−3年かけて約3センチの大きさに育てた球根を、島の南側の太平洋に面した斜面にスコップで穴を掘り、丁寧に植えていった。
また、日当たりを確保するため、カヤなどの下草を刈り取った。
球根から薄いピンクの花を咲かせるまで育つのに、約3年かかるという。
こうした取り組みで、今では、約3000本のササユリが花を咲かせ、絶滅に歯止めがかけられた。
花が咲くと、一面に漂う香りは独特で魅力的である。

〜FM徳島の黒田忠良でした。

放送局:FM徳島

レポーター:黒田忠良

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