
「大草谷津田(おおくさ・やつだ)いきものの里」という公園をご紹介します。
まずその特徴は、大きいこと。東京ドームおよそ6つ分の広さがあります。
そして、都心に近い場所にありながら、
自然を思いっきり感じられる工夫がたくさん施されているんです。
具体的には、田んぼや雑木林、湧き水や湿地を復元・整備した「自然再生ゾーン」。
そして、四季折々の自然や生き物を学ぶことが出来る、
長さ1.5キロの「自然観察路」などに、公園の中が分かれています。
長年にわたって地域の方々に維持されてきた畑や林、水田。
その環境を利用して、ここには、たくさんの珍しい生き物が生息していまして、
なかには、「ヘイケボタル」や「アカガエル」もいるんですよ。
以前は、手入れをせずに荒れた場所もあったんですが、
5年前から、地域のグループや学生のボランティアによって少しずつ整備されて、
このたび、自然公園として生まれ変わることになりました。
運営の目標は、「ホタルやメダカと共に暮らす里作り」。
自然を身近に感じることによって、
その自然を未来に残していきたいと思える土壌が、ここにはある気がします。

