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三連水車が運ぶ実り

レポーター:FM福岡 中島 愛

レポーター:中島 愛

おはようございます。エフエム福岡、中島愛です。
                                            
福岡県のほぼ中央部に位置する朝倉市。筑後川の北岸にあるのどかな田園地帯です。
これからのシーズンは、梨、柿、りんごとフルーツ狩りが楽しめるスポットとしても知られています。
そんな景観のシンボルの1つが三連水車です。
直径5mから4mの水車が3つ連なっていて、合計132個の柄杓で毎分6100リットルの水をくみ上げます。この三連水車のほか、二連水車も2基あり、合計35ヘクタールもの田畑に水を供給しています。
この水車が完成したのが、今から210年前。実際に動く水車としては日本最古といわれています。

昔、筑後川は日本三大暴れ川とよばれるほど洪水を頻繁に起こしており、たびたび飢饉が発生し、人々を苦しめていました。
さらに、ここ朝倉地区一帯は丘陵になっており、十分な水を川から供給するのが難しかったのです。
そこで人々は堀川を作り、岩盤をくりぬき、水車を設置しました。
実際には、堀川を設けて、水車が出来るまでには、130年以上の年月がかかったそうです。

豊かな実りある水田にしたい。洪水と旱魃を繰り返す筑後川の脅威と恵みの中で、共存する道を模索し完成した三連水車。それは人々の夢と希望の象徴でした。

秋の実りが田園地帯に広がるこの季節。悠々と回る三連水車から、自然と共存した先人たちの知恵と努力を感じます。

放送局:FM福岡

レポーター:中島 愛

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